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Must と Have to のイメージの違い
「Must は感情がこもり、have to は客観的」
まずは Must と Have to に対してネイティブがもっているイメージの違いを紹介します。
Must のイメージ
まず Must のイメージは、何かをグゥっと押し付けているイメージで、さらに話し手の強い感情が入っています。
義務
「~しなければならない」
相手もしくは自分に何かやらなければならないことを感情をこめて押し付けているイメージ
強いおススメ
「絶対に~したほうがいい」
感情をこめて相手に何かをお勧めしたいことを押し付けているイメージ
強い確信
「~に違いない」
選択肢があり「感情をこめてAという選択肢に違いない」と、Aに視点を集中しているイメージ
You must give me a birthday present.
私に誕生日プレゼントを上げないといけない義務がある
You must read Harry Potter.
絶対にハリーポッターは読んだ方が良い
It must be snowing in Hokkaido right now.
今北海道では雪が降ってるに違いない
Have to のイメージ
Have to のイメージは、何かタスクを持っているという感覚です。
have は「持つ」という意味ですが、後ろには「すること」という to do が続きます。
これは「何かすることを持つ」というイメージになり、最初に説明した「何かタスクを持っている」という感覚へと繋がります。
さらに、must は話し手の感情が入った表現なのに対して、Have to には感情は入っておらず客観的に物事を表現します。
I must と I have to の違い
「感情の有無から理解しよう」
must には感情がこもっているので、感情的に彼に会いたいニュアンスが含まれます。
I must see him.
彼に会わなければいけない
こちらの表現はあくまでもタスクなので、例えば予算をつけてもらうために部長の決済が必要だ。だから部長に会うなければならないのようなシーンで使えます。
I have to see him.
彼に会わなければいけない
You must と You have to の違い
「感情の有無からニュアンスの理解を」
怒っている時に使われることが多くて、例えばいつも締め切りを守らない担当に感情をこめて使われます。
You must meet to deadline.
締め切りを守らなきゃいけない
have to はタスクとしての表現なので、例えば朝礼で部長がみんなに向かって客観的に述べるようなシーンで使われます。
You have to meet to deadline.
締め切りを守らなきゃいけない
You must not と You don’t have to の違い
「ちょっとややこしいので理解しながら読もう」
must not は感情的に押し付けているイメージなので、「近づくな」ということを相手に押し付けているイメージです。なので、怒ってるようなシーンが目に浮かびます。
You must not come closer to me.
私の近くに来ないで
don’t have to はタスクがないというニュアンスになるので「~してはいけない」と言う意味ではなく、「そのするタスクがない⇒する必要がない⇒しなくてもいい」という意味になります。
You don’t have to come closer to me.
私の近くに来なくてもいいんだよ
ちなみに must に過去形がないのには理由があります。
must は現在の感情を表す単語なので、過去を表せないというのが理由です。
- TOEFL-iBT90点 現役予備校英語講師 Step先生による執筆
- 都内某有名大学国際教養学部を卒業後、某大手予備校講師として教鞭をとられているStep先生による執筆です。カナダで1年間、イギリスでは半年月の留学経験があり TOEFL-iBT 90点。予備校講師としては英語学習の指導を行っており、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、東京大学などへ、英語科目の指導を通じて複数名合格させているとのことです。
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