理解できた時の「やっぱり」
「I knew it. / That’s what I thought.」
この場合はだいたい何かの見当はついてたけど、確信度100%まで行かなかったときに、最後のパズルのピースが埋まって「やっぱりね~」って時に使います。
I knew it.
私はそれを知ってた → やっぱりね
この表現は確信度がすごく高い時に使われ、例えば最近なんかさらに女っぽくなったけど彼氏できた?と聞いて、できたよって教えて貰った時などに使います。
同じようなニュアンスの「やっぱり」に使えるフレーズはもう一つあります。
例えば、好きな服の色を聞いて、青かなって返答があった時の言い方です。
That’s what I thought. You always wear blue.
やっぱりね(それは私が思ったことだ) いつも青着てるもん
That’s what I thought. は I knew it. に比べて確信度が低い時に使えます。
動詞の違いを見るとより分かりやすくて thought は「考えてた・思ってた」となり、knew は「知ってた」です。
このように動詞の特徴が出ていると考えて下さい。
ですので日本語訳として厳密に使い分けたい場合は I knew it.(やっぱりね)、That’s what I thought.(そうだよね~)とするとより分かりやすいのかなと思います。
尚、I knew it. は主張の度合いがやや強いのでビジネスシーンではあまり好まれないですが、That’s what I thought. はビジネスでも日常会話でもどちらでも使えます。
意見を変える時の「やっぱり」
「Actually」
例えば、マクドナルドに行ってドリンクを選ぶときに「ジンジャエールで」ってお願いをしたけど「あ!やっぱりコーラで」のように使われる「やっぱり」です。
Actually
やっぱり(実は)
その他には質問でも使えて、ショッピングに行くのに彼女と歩こうかということになっていたけど、実際に歩き出すと彼女がタクシーでやっぱり行きたいというシーンを想像して下さい。
Actually, do you wanna take a taxi?
やっぱり、タクシーで行かない?
ちなみに Actually は日常会話でもビジネスシーンでもどちらでも使えます。
やっぱり断る時の「やっぱりいいや」
「Never mind」
この場合は Never mind がよく使われます。日本人が Never mind と聞くと「気にしないで」という訳を思い出しがちですが、実は「やっぱりいいです」の意味で使われる頻度の方が多いです。
例えば、何かを友達に言おうとして、よくよく考えたらあまりにしょうもないことだし「あ、やっぱいいや」と言いたい時に言います。
Never mind.
やっぱいいや
その他には例えばレストランで今日はこのワインがお勧めですと言われて、注文しかけたけど車で来ていたことを思い出したようなシーンでも使えます。
この表現は日常会話でもビジネスシーンでもどちらでも使えます。
結局のところの「やっぱり」
「After all」
このような表現をしたい場合は After all を用います。
日本語訳としては「結局のところ」「なんだかんだいって」「やっぱり」みたいなニュアンスになります。
文頭に置くのが一般的ですが、文によっては文末に置いても問題ありません。
After all, we get along pretty well.
なんだかんだ言って私たちってかなり仲良いいんだよね
ちなみに After all は日常会話でもビジネスシーンでもどちらでも使えます。
後悔の「やっぱり」
「I should have」
例えば、やっぱりあの時に好きって気持ちを伝えとけばよかったみたいな使われ方をする「やっぱり」です。
この場合は、I should have ~(~すべきだった)を用い、「やっぱり」という感情が入っているのを表すことができます。
I should have told I love her.
やっぱり彼女に愛してるって言っとけばよかった
その他に昨日パーティーがあって、すごくおもしろかったのに来なかった人に対して次のように言えます。
You should’ve come.
やっぱり来ればよかったのに
- 翻訳&コラムニストの肉球先生による執筆
- 海外のコラムやニュースを翻訳するコラムニストの肉球先生による執筆記事です。現在はフリーでイギリス人のご主人とお仕事をされており、海外の情報を翻訳してニュースサイトで出すお仕事をされています。その記事はYahooニュースに出た実績もお持ちとの事でした。
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