Contents
日本資本の学校が増えすぎた
「日本人比率の低い学校に行くべき」
5年前までは韓国人がフィリピン留学をしているケースが最も多かったのですが、近年では日本人が一番多い留学生比率となり、2位は韓国人で、3位は台湾人になります。
それに伴い日本資本の学校が増え、これらの学校は日本人比率が50%を越えているのです。
そもそもフィリピン留学には欧米や中南米から留学に来ている人はほぼいなくて、どうしても国籍比率がばらばらになりにくいので、1つの学校に特定人種が集まりやすいという流れが生まれてしまいます。
しかし、全体の約5%で10校程度しかないのですが、多国籍校というのもあります。
多国籍校とは8-10か国以上の国籍の方がいて、1つの国籍が30%未満に抑えられているため、自然と学校の公用語が英語になりやすい学校を指します。
つまりフィリピン留学で選んで頂きたい学校はこれらの学校になるのです。
これがフィリピン留学で失敗しないための一番の方法になります。
週末は外国籍の友達と外出しよう
このような学校の選び方をすると週末の過ごし方も変わってきます。
例えば3か月の留学ですと休日は約30日あります。
フィリピン留学は欧米留学と比べても3倍の授業数がありますので、圧倒的なインプットを強制的にさせられます。
そんな中、週末に学校の国籍の異なる友達と実生活や実社会を通して英語をどんどん使っていくと、自然とアウトプットが伸びていき英語力の上昇が見込めます。
ですので週末は必ず外国の友達と外出するようにしましょう。
英語はあまり伸びなかったけど楽しかったはNG
フィリピン留学から帰国した方の中で英語は伸びなかったけど楽しかったしいろいろ勉強になったと言う方がいますが、それはただの観光です。
留学はあくまでも勉強するために行きますので、そうならないように上記内容をしっかり覚えた上で留学先を決めて下さい。
日本人が多くても結局は自分の努力次第?
確かに言ってることは正しいです。
このように案内するエージェントが多いのも知っています。
ただし、このようなエージェントに出会ってしまったら即お断りしましょう。
なぜならどれだけ意志が強かろうがどれだけ自主勉強をしようが、英語力を決定づけるものは英語環境です。
そもそも留学には英語や文化を学びにいっているのに、なぜ日本人の多い学校に行くのでしょうか?
日本人比率の高い学校に行ってしまえば、せっかく海外にいるのに日本語から遠ざかる無駄な努力をしなければなりません。
シンプルに日本人比率の低い英語環境の整っている学校に行きましょう。
エージェントが公正な目で提案をしていないケースがある
「しっかり自分にあった留学をサポートしてくれるエージェントを見つけよう」
日本人比率50%以上の学校を提案している留学エージェントがすごく多いのですが、日本人比率50%を超えると体感70%ぐらい日本人だと感じます。
なぜ英語を勉強しにいってるのにこのような学校を勧めるのでしょう。
ここでエージェントに言いくるめられると大半の方は留学本来の目的を達成することなく帰国することになります。
よく考えたら当たり前ですね。
どんなエージェントを選べばいいの?
まずここで書かれているような留学の真実を知って知識武装することが大切です。
その上でエージェントが「100校以上の学校と提携しているのか」「最低5校は提案してくれているのか」「日本人比率の低い学校も紹介してくれているのか」などをポイントとして確認しましょう。
仮に1-2校しか提案してこなかったら別のエージェントを探すのが良いかもしれません。
信頼できるエージェントの基準としては、年間1000人を超えるサポート実績があることを確認して下さい。
それでも不安な方はSNSで該当エージェントを利用した過去のユーザーに直接聞いてみましょう。
SNSで対象のエージェント名を検索すると必ず過去のユーザーが見つかります。
その時に聞いておきたい内容は「学校に関すること」「費用に関すること」「サポートに関すること」「総評」です。
TOEICコースを選んでしまう
「英語の世界基準はTOEFLとIELTS」
フィリピン留学ではTOEICコースは受講しない方が良いです。
日本よりも英語教育において進んでいる韓国では、TOEIC至上主義が国益を損ねているという社会問題に発展しており、韓国企業においても脱TOEIC進んでいます。
そのおかげなのか英語の世界ランキングで韓国36位で日本は80位と毎年差が広がっています。
また、TOEICは海外大学への留学や就職では全く使えません。
TOEICだけを勉強しているとスピーキング力やライティング力がそれほど身につかず、世界基準ではないということを覚えておいてください。
フィリピンのTOEICコースは、テクニック論とインプットが中心のコースとなっており日本でも勉強できる内容になっています。
フィリピン留学をする目的は、スピーキング力やライティング力を伸ばすためのアウトプットを目的にしましょう。
ではどのコースを選べばいいのかと言うと、TOEFLかIELTSのコースが良く、TOEFLかIELTSは世界基準として使え、もちろん海外の大学や就職にも使えます。
また、TOEFLやIELTSコースのフィリピン人講師はネイティブレベルの優秀な方がほとんどで英語力が伸びやすく、テストの中にスピーキングやライティングが必ず含まれていますので、構造的にこれらを学ぶことができます。
さらにTOEFLやIELTSのコースで英語を勉強しておけば、TOEICスコアも自動的に伸びます。
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
この記事へのコメントはありません。