留学は就職活動に有利?不利?
「留学に何をしに行ったの?」や「留学で何をしたの?」が重要
まずは留学って就活に有利なのかを解説していきます。
大学やプログラムの内容によっては、2回生や4回生でも留学したりしている方もいますが、基本的には3回生から留学をするというのが多いです。
その他には自分で休学して留学する方もいます。
結論から言うと、大学3年生またはそれ以降での留学は「スケジュールの観点では就職活動に不利」で、ただ単に留学したという事実だけでは不利な点は挽回しずらいです。
就職活動に不利な点①
就活の時期に日本にいない
就職活動に不利な点②
インターンへの参加も不可能
かと言って、留学した全員が就職活動に失敗するわけでもなく、留学の経験があったからこそ自分のやりたいことを見つけることができ、希望する企業に行けたという方もいます。
かつ今はほとんどの企業が採用基準にTOEICの点数を利用したりしていますので、英語力がある事は就職活動に有利に働くことが多いですし、留学で得られる経験というのは、自分の価値観や、これから将来どうしていきたいかなど就職活動に対する考え方にも対しても良い意味で影響します。
つまり面接などでは、留学で自分がやったこと経験したことをしっかり話してアピールできれば「留学が有利」にもなり得ます。
ですので、一般的に有利か不利かというよりは「自分次第」なのです。
間違っても就職に不利だから留学はやめとこうなんて感じにはなる必要はなく、自分で何をしたいのか「意志」「目的」をハッキリさせておけば基本的には留学が不利になるということは考えにくいです。
昔は留学していること自体が稀で、単に留学に行くだけですごい人だと思われていました。
しかし現在は「単に留学しました」「英語できます」「すごいでしょ」というのが通用しずらくなってきており、企業側が知りたいのは「留学に何をしに行ったの?」や「留学で何をしたの?」なのです。
つまり留学でした経験をお話しできるかが重要です。
ボスキャリについて
「ボストンキャリアフォーラムという留学生専用就職活動イベント」
ボスキャリとはボストンキャリアフォーラムの略で、ここでは留学生に向けたイベントを行っており、そこで内定をもらって帰国してから働き始める人が多くいます。
留学生の中にはボスキャリに参加せずに日本に帰国してから就職活動を始める方もいますし、帰国する前からオンラインで応募を始めて帰ってきてから面接するという方も多くいます。
どういう人がボスキャリに向いているかと言うと、留学はしたけど日本での就職を考えていて、さらに仕事で英語を使いたいと思っている人です。
開催期間は毎年10月~11月のうちたった3日間で、一般的な数か月にわたる就職活動とは違って、すぐに合否がでるのが特徴です。
ボスキャリに参加する企業からは、一般的に日英バイリンガルの人材が求められているのですが、英語を完璧に話せる必要はない場合もあります。
また、コロナ期間の2021年と2022年はオンラインで開催され、約200社以上の外資系企業や日系企業の大手、さらには海外展開を進めている中小企業からベンチャーまで幅はかなり広いです。
ちなみに、参加企業は異なるのですがロンキャリ(ロンドンキャリアフォーラム)というのもあり、こちらはヨーロッパに留学している人向けです。
ボスキャリにはウォークインという当日の飛込参加もあるにはあるのですが、一般的には事前にオンラインで応募して選考を進めておくほうが内定の確率は高いでしょう。
ちなみにコロナ前はリクルートスーツでの参加が一般的でしたので、スーツやカバン、靴にベルトなど必要なものは日本から持って行く方がいいです。
納得のいく就職活動をするために
「ボスキャリで内定をもらっておくとその後は楽」
ボスキャリが開催される期間はたいてい大学の試験やその他さまざまな事が重なりかなり忙しくなります。
それこそ寝る時間以外は勉強かボスキャリについて調べているかという具合です。
そのため準備が遅れたり、なんとなくボスキャリに参加するという方は、失敗しないためにも事前準備を行い大学の勉強と両立できるように時間と心に余裕をもって行動して下さい。
みなさんが想像している何十倍もタイトだと考えると丁度いいかもしれません。
もちろんボスキャリは見送ると決めて、大学の勉強に集中するのもアリです。
要は「留学に何をしに行ったの?」を見失わないことが大切です。
- 大某大学のダイバーシティチームで働く555先生
- 米国大卒で日本に帰国後、都内特許法律事務所の海外事務や外資系企業のサポートを行っていた555先生。現在は再度渡米し子育てを中心に、現地小学校などでボランティアをする傍ら、英語ブラッシュアップのため、カレッジで学び直し再度日本に帰国後。その後は、子供たちの英語維持と向上、英検1級取得伴走や、中学受験伴走などを行いつつ、某大学のダイバーシティーチームに所属されています。
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