ワーキングホリデービザは観光ビザと違って海外で働きながら長期滞在できるビザになります。
期間は一般的に1年なのですが、その間に語学学校に行って英語を勉強しながら現地で仕事をしたり、さらにはホリデーと名前が入っていますので休暇を楽しむこともできます。
オーストラリアの場合は基本は1年で延長すると2年、3年とすることができます。
また、この制度を設けている国はオーストラリアのみになります。
ビザを延長するメリット
2年、3年とワーホリを延長するメリットについてですが、大きく分けて4つあります。
メリット① 英語力が伸びる
英語力はオーストラリアに滞在すればするほど伸びます。たまに現地に行くだけでは伸びるわけじゃないみたいなことも聞きますが、実際に住んでみるとスーパーマーケットやレストランやカフェなどでは絶対に英語を使います。
このようにアウトプットの数が増えるだけ、その分スピーキング力も伸びます。
メリット② そのまま現地で就職できるチャンスがある
この期間の間に仕事ができたとして、長くても9-10か月程度となりカフェやレストランで仕事をして帰国するという流れになります。
でも延長して2年目なんかは絶対に英語力は伸びていますし、3年目はさらに伸びています。
つまり自分の努力ももちろん必要ですが、基本的にはワーホリビザでオーストラリアに長くいればいるほど出来る仕事の幅が広がります。
更には3年間の間に自分が働きたい職業を見つけて、高いパフォーマンスで仕事を続けていると現地の会社が就労ビザをおろしてくれることもあります。
ですのでそのまま現地に永住したい方だったり、海外で本当に就職したい方にはお勧めです。
メリット③ 帰国した場合も就職に役立つ
3年間のワーホリを終えて日本に帰国する場合でも、履歴書に書ける内容がぐっと増えますので、1年のワーホリよりも就職に役立ちます。
単純に考えて「1年間オーストラリアに住んでいた」と「3年間住んでいた」とでは印象が全然違いますし、もちろん高い英語力や良い意味で人としていろいろ影響を受けていると思いますのでコミュニケーション能力も身に着いており、修飾の時には貴重な人材として認められると思います。
メリット④ ファームジョブが良い経験になる
農業や漁業など普段ではできない職種について自身の知見を広げることができ、様々な友達もできる事でしょう。
セカンドワーキングホリデービザの申請条件
基本的な条件として1回目のワーキングホリデービザを取得出来ていれば通るのですが、1年目のうち3か月間もしくは88時間以上は指定業種に就く必要があります。
その指定された業種は大きく分けて6つのカテゴリに分類されます。
- 農作業の栽培または動物の飼育
- 樹木の栽培と伐採
- 漁業または真珠養殖
- 採鉱
- 建築
- オーストラリアの災害の復旧作業
ここに6項目挙げましたが、大体セカンドワーキングホリデービザを取得する方の80%以上は農作業で働いています。
例えばバナナ農園やアボカド農園などがあり、この農作業が結構大変でかなり体力がいるものだとは覚えておいてください。
またセカンドワーキングホリデービザで必要な書類関係は以下の通りです。
- パスポート
- 英文の残高証明書(最低でも5000ドル+帰りの飛行機代)
- 指定業種での就労証明書
- ビザの申請料金 485ドル
サードワーキングホリデービザの申請条件
基本的な条件は1回目と2回目のワーホリとほとんど同じなのですが、2年目の半分の期間である6か月間を上述した6つの指定業種で間働かなければなりません。
つまりワーホリビザ3年目までの9か月間は指定業種で働かないといけないわけで、これはかなり長く感じます。
ただ3年目以降はもともと延長もできませんので、これまでに考えてきた最後の1年間のオーストラリア生活を自分で自由に選択して満喫させることができます。
セカンドビザ
3か月間
指定業種で就労
サードビザ
6か月間
指定業種で就労
気を付けるべきポイント
3年間ワーホリビザで滞在しようと考えている方の大半はファームで働く方が多いので、ファームジョブをベースに体験談から話をするのですが、特に気を付けなければならない点について紹介します。
絶対注意 ①
悪徳ファーム
絶対注意 ②
時給制度のファームを選ぼう
悪徳ファーム
ウェブサイトで仕事を見つける場合に、いろんなファームが募集をかけていて口コミもすごく良い事ばかり書かれているケースもあります。
中にはこれらが全く嘘の口コミだったケースや、もっと最悪なパターンではオーストラリア政府に認められていないファームだったりします。
つまりセカンドワーキングホリデービザに必要な「指定業種での就労証明書」がファーム側からもらえず、ただ肉体労働でこき使われたって事実だけが残ることになってしまうのです。
これらのことを防ぐには現地でできた友達に紹介してもらうことが一番です。
ノルマ制度じゃなくて時給制度のファームを選ぼう
ファームの仕事は2種類あり、1つ目が時給制、2つ目が完全歩合制です。
ここで俺は体力があるから稼げるとかそういう問題ではなく、ピッキングでもなんでもその道のプロがいてそういう人であれば完全歩合制でも稼げるのですが、多少体力があるような若者がいきなり農作業を始めたぐらいでは確実に時給制よりも低い給料になってしまいます。
そもそもファームジョブでは留学生以外に現地の方も働いていますので、実際働き始めると長年そこで働いている現地の人との差を思い知ることになります。
ですので、出来る限る時給制を選ぶようにしてください。
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
この記事へのコメントはありません。