書いて覚えるだけではダメ
英単語を覚えるためには、「目で見る」「耳で聞く」「手で書く」「口で発音する」という4つの動作を行うことによって、より効率的に覚えることができるとされています。要は、人間が本来備えている感覚器官をなるべくフルで使って、様々な器官から脳にインプットすることが最短の近道なのです。
たくさん書いて覚えるというのは、もちろん間違いというわけではありませんが、100点な暗記方法でもありません。
いろんな学生さんのノートをこれまでに見てきましたが、英単語をぎっしり書き写している学生さんであっても満点というのはなかなかとれません。
リスニング動画を活用して、耳で聞きながら勉強してみたり、口ずさみながら暗記を行うと、書いて覚えるよりも早く脳にインプットできて、なおかつ覚えた英単語を長時間忘れずに記憶でき、英単語の暗記において、より効率性を重視すると「英単語のリスニング」というのは必須になってきます。
では、英単語の暗記で書いて覚えるだけではダメというのは、具体的になぜなのか?を3つご紹介します。
写しているだけ
漢字を覚えるためには、何度も書き写して形を覚えるというのは、確かに効率的なのですが、英単語というのはアルファベットの順番を「発音」とともに覚えないといけません。
日本人の多くは、まずは漢字を覚えるために「書き写し」をして覚えているがゆえに、英語でもこの方法をとってしまうのでしょう。
しかし、漢字と同様に形を覚えるのであれば、それはアルファベットに適応されるべきことで、英単語のスペルは「順番や順序を覚える」のが重要ですので、「書き写し」で何回も書くのは、効果が薄い、と理解してください。
もちろん、まったくの無意味とは言いませんが、他により効率的な暗記方法があればそれを活用すべきですよね。
発音がわからないままになってしまう
この暗記方法では、目と手だけで覚えようとしてしまうため、音と繋がっていません。
一文字づつ確認しながら書いているため、どうしても和製英語の発音やアクセントになりがちです。
「書き写し」を行っているときは、数多く書き写せば覚えれるはずと頑張って続けていても、覚える量が増えるとケアレスミスが増えていき対応できなくなっていってしまいます。
近年の英語の授業では、特にリスニングや発音問題などが重要視されており、英会話も小学校や中学校で取り入れられるようになってきています。
そのため、正確な発音を全て覚えるのは容易ではありませんが、自己流ではなく、ネイティブの発音を聞きつつ英単語や英文を覚えるようにしていきましょう。
英単語と使うべきシチュエーションが結びつかない
英単語をノートいっぱいに書く練習をしたとしても、「書き写している」だけですと、例えば「give」=「与える」という練習になり、誰が、どこで、何を、どうするの?というのが分かりずらくなってしまいます。
「give」という中学1年生で習う英単語だからこそ、そんなのわかるよという方もいらっしゃるかもしれないですが、「give = 与える / My uncle gave me a watch for my birthday. = おじは誕生日の祝いに私に時計をくれた 」というように例文を付けると、よりシチュエーションをイメージした状況で単語を覚えることができて、英語の上達速度が上がります。
最後に
実際にテストに出てくるのは、「give」を日本語にするか、「与える」を英語にするかです。ここの結びつきが強ければ強いほど、一度覚えた英単語は忘れずらくなるものです。
そのため、是非私どもで用意させて頂いている、リスニング英語動画を活用してみてください。
リスニング英語動画を活用した暗記方法になると、より効率的なのは火を見るよりも明らかですね。
洋楽は英語力向上に効果があるのか?!!
アメリカをはじめ英語圏の音楽に関心のある人は多いと思います。お気に入りのアーティストでは無くてもドラマやCMにネットの広告で耳にしてメロディーが耳に残っているなんて経験は誰にでもあると思います。日曜に根付いている洋楽を英語力向上に活用出来たらいいと思いませんか。実は意外と洋楽で英語力を上げている人は多いそうです。洋楽を聞くと英語でのリスニング力を鍛える効果があると言われています。そもそもリスニングのプロセスは音声知覚と理解の2つです。英語を耳で聞いて英単語として認識し、意味を理解する流れです。日本の英語学習の殆どが文字を使った学習が中心になるので、英語を音声で聞く時には頭の中で処理できない事が多く起こります。また、英語特有の発音も文字を見て分かりませんよね。ですが、音声で聞くと発音やアクセントにイントネーションの勉強にもなるのです。そのため自然とリスニング力を鍛えてくれるわけです。英語学習の中でも特にリスニング力に不安を感じている人は今日から洋楽を聞いてリスニング力を鍛えてみてはいかがでしょうか。
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