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大学受験における英語の重要性
上から順に運営がおススメする参考書です。
英語は多くの大学受験生にとって避けては通れない科目です。共通第一次学力試験までか、はたまた、国公立二次試験や私立の一般入試を受けるかによっても必要かどうかは変わりますが、大半の方にとって英語は必要と考えておいた方がよいでしょう。
また「英語は文系であれば重要だけど・・・」と考えられる方もいるかもしれませんが、理系の方にとっても非常に重要です。理系の学部を志望している場合は配点が少し低い場合もありますが、元々英語は配点比率の高い科目として採用されていることが多いといわれています。大学受験に向かって英語のスコアアップを目指す必要があるということをお分かりいただけたと思います。
ここからは偏差値別のおススメ英語参考書を紹介していきます。
おススメ 英語 参考書【偏差値40以下の受験生向け】
中学生レベルの基本的な文法や単語の復習から!
ここでは偏差値が40程度の学生におススメの英語の参考書をご紹介します。この時期に参考書選びを失敗してしまうと、お金も時間も無駄。逆に余計にやる気がなくなりマイナスな影響すら出てきてしまいます。英語の基礎学習を行えるような参考書を選んで下さい。
ポイント ➡
偏差値が40に届いていていない段階は、まず英語の基礎から勉強していくことが大事です。中学生で学ぶ内容に関してもあいまいなところが多いと思われるため、基本的な文法や単語を覚えるところから始めていきましょう。また、英語の音にも慣れていない場合が多いため、比較的ゆっくりでシンプルな音声でリスニングを鍛えることも重要です。
改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
こちらの本では、中学校で学ぶ英語の内容を学びなおすことができます。偏差値が40に届いていない方は、中学生の英語でつまずいている可能性があるため、重要な基礎部分をわかりやすく解説しているこの一冊がおすすめです。一冊を終わらすのに長時間はかからないと思いますが、何度も繰り返すことで、わからない部分がなくなるように努めましょう。
高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 四訂版
高校入試に向けた中学生のための英単語帳となりますが、こちらの英単語帳を活用して中学レベルの英単語を先に覚えていきましょう。重要な単語から順番に覚えていくことができ、解説などもわかりやすく記載されているため基礎英単語力を効率的に上げられるでしょう。1800単語収録されていますが、毎日取り組むことによって7割程度は記憶に定着させられるように努めてください。無料音声も収録されているため、音声も利用して英語の音に慣れることも重要です。
おススメ 英語 参考書【偏差値40~50の受験生向け】
英単語量を増やす勉強と文法の理解度を上げることに注力!
ここでは偏差値40~50の基礎ができつつあるけど、もっと基礎固めをしてほしい方に向けた英語の参考賞をご紹介します。ここで基礎を固めず次のレベルに行こうとしても、英語が楽しくなくなる可能性があるので、基礎固めに注力して下さい。
ポイント ➡
偏差値40以下の方には基礎から学んでいくことをおススメしましたが、この段階でも文法や単語量がまだ足りていないと言えるでしょう。そのため、英単語量を増やす勉強と文法の理解度を上げることに注力することをおススメします。高校で覚えるべきといわれている2500単語の7割程度、1800単語程度を覚えられるようにするとよいでしょう。この英単語と英文法を学ぶことに時間を使うことによって、その後の英語学習をより効率的に進めることができます。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法
一億人の英文法は「話すための英文法」というコンセプトで多くの英語学習者から愛用されています。幅広いレベルの英語学習が取り組めるように構成されており、大学受験で必要な英文法の知識も網羅されています。通常の文法書と比べて読みやすさやレイアウトも考えられているため、初めての文法書として使うには最適でしょう。
システム英単語<改訂新版>
偏差値40以下の方へおススメしたターゲットの大学受験用バージョンでもよいですが、今回はシステム英単語という単語帳をおススメしたいと思います。こちらの本では、過去の入試問題から分析して最も出やすいといわれる2021語が収録されています。英単語が出やすい順に掲載されており、例文や関連語も載せられているため、効率的に入試までに覚えるべき英単語を覚えられます。この一冊を繰り返し取り組むことによって、入試で出てくる単語の大部分が理解できるようになるでしょう。
おススメ英語参考書【偏差値50~60の受験生向け】
英単語量を増やす勉強と文法の理解度を上げることに注力!
ここでは偏差値が50~60の基礎ができてきた学生たちに手に取って欲しい参考書を紹介します。基礎を勉強しつつ、応用問題もこなせるような参考書をチョイスしています。
ポイント ➡
これから紹介する参考書に加えて、偏差値40~50の方におススメした英単語帳で覚えた7割と残りの単語を覚えることに努めましょう。また、この段階では文法の理解を深めるとともに、長文読解の練習も必要になります。これまでに学んだ単語や文法を頭の中で整理しながら、長文の意味や作りを理解できるように努めましょう。こちらで紹介した本で文法や長文読解力を上げると点数の大幅アップが見込めます。
総合英語 Evergreen
英文法を網羅的に覚えるのに欠かせない一冊です。英文法の解説がわかりやすく、イラストや概念図なども載せられているので、単に暗記するだけでなく使えるように英文法を学ぶことができます。文法書の王道といえる本書ですが、こちらの本で文法を学んだり、他の参考書でわからない文法が出た際の辞書代わりにしたりしましょう。
Next Stage 英文法・語法問題
こちらの一冊を使うことによって、「文法」「語法」「イディオム」「会話表現」「単語・語い」「アクセント・発音」といった大学受験に必要な項目を学ぶことができます。満遍なく大学入試のための学習ができますが、分からない部分などがある場合には、先に紹介した「総合英語 Evergreen」などと併用するとより効果的に学習できるでしょう。また、音声CDもついているため、リスニング力を鍛えることもできます。
基礎英語長文問題精講 3訂版
大学受験に必要な英語の長文読解力を磨くことができる一冊です。英語長文を解きながら、様々なテーマや英文法、単語に触れることができます。また、入試の傾向にあわせて内容が練られているので、より大学受験に特化した英語の長文読解本になっています。長文問題を解いた後は、細かい解説を元に、間違えた部分やあいまいなところの理解を深めていきましょう。
おススメ英語参考書【偏差値60以上の受験生向け】
英単語量を増やす勉強と文法の理解度を上げることに注力!
ここでは偏差値60以上の難関大学を狙っていくような学生たちに手に取って欲しい参考書を紹介します。レベル的には英検2級はもちろん準1級も狙って行けるような参考書です。
ポイント ➡
このレベルまで来ると、これまで学んだ知識をより定着させることやより難しい単語を覚えること、その他試験本番に向けたトレーニングをしていきます。こちらで紹介した本の他にも、過去問を解いて試験問題に慣れたり、自分の苦手な分野を改めて認識したりすることも大事になります。目標の点数に向けてより難易度の高いものにどんどん取り組んでいきましょう。
DUO(デュオ)3.0
こちらの本では、例文を使いながら1600語の単語と1000語の熟語を学ぶことができます。より実践的な形で重要な単語や熟語を覚えられるため、入試に必要な知識を身につけるのにも非常に役立ちます。また、先に紹介した「システム英単語」などで学んだ後に、このような別のレイアウトである単語帳を使うことによって、さらに英単語の記憶や使い方を脳に定着させることができます。収録されている英文を暗記できるくらい使い込んでみましょう。
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
問題と解説を通して、体系的に必要な英文法と語法を身につけられる一冊です。入試で出題された問題が使用されており、また、その問題に対する解説も非常に詳しく書かれています。大学受験により特化した内容で、その内容が濃い分、難易度の高い大学の試験でも戦える英語力を身につけることができます。先に紹介した「総合英語 Evergreen」と併用して学習すると、より効果的に英文法についても理解を深められるでしょう。
英語長文ハイパートレーニングレベル3 難関編
名前のとおり、より難しいレベルの英語長文を解く練習ができる一冊です。12編の英文に絞って記載されており、長文読解力をつける中で総合的な英語力も養うことができます。また、付属されている音声CDを音読やシャドーイングに活用することで、リスニング力を高める効果も期待できます。収録されている長文は比較的難しい大学の試験に合わせられているので、より高いスコアや大学を希望する方には、ぜひ取り組んでほしい一冊となります。
最後に
英単語量を増やす勉強と文法の理解度を上げることに注力!
こちらの記事では、偏差値別のおススメ英語参考書を紹介しました。現在の英語力が低いとしても、自分に合った教材を利用してコツコツ勉強していくことによって、英語を大学受験の強みにすることができます。今回紹介した教材などを利用して、目標の大学に必要なスコアを取れるように準備をしていきましょう。
- TOEFL-iBT90点 現役予備校英語講師 Step先生による執筆
- 都内某有名大学国際教養学部を卒業後、某大手予備校講師として教鞭をとられているStep先生による執筆です。カナダで1年間、イギリスでは半年月の留学経験があり TOEFL-iBT 90点。予備校講師としては英語学習の指導を行っており、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、東京大学などへ、英語科目の指導を通じて複数名合格させているとのことです。
脳トレの最大のやり方は?_
人の記憶は頑張って「思い出す」という行為よって強化されるので、覚えた英語を復習する時は、いきなり単語帳を開くのではなくて、自分をテストする形で思い出すようにすると効果的です。
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