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第3文型:S+V+O とは?
「目的語(O)を必要とする他動詞が使われる」
「第3文型:S+V+O」は、主語+動詞+目的語(O)の形になります。
第3文型の大きな特徴の一つとして、目的語を必要とする他動詞が用いられ、目的語には「名詞・代名詞」などが置かれます。
訳は「SはOをVする」で「S≠O」の関係になります。
第2文型の「S=C」と混同されがちですが、関係ありませんので注意して下さい。
第3文型の特徴_
S+V+O(主語+動詞+目的語)
訳 :SはOをVする
特徴:S≠O」の関係となる
:O=名詞・代名詞・不定詞の名詞的用法・動名詞・that の名詞節など
:動詞(V)には他動詞が用いられる
目的語とは?
ここまでで、第3文型とはどんな文型かというのが理解できたと思います。次に目的語について解説します。まずは目的語の説明で使う英文を紹介します。
I study English every day.
私は毎日英語の勉強をします。
英語の目的語(O)は、「英語を勉強する」にある「英語」のように、動詞(V)の対象となる要素のことを指します。
第3文型の目的語
第3文型の目的語(O)には、次のような語句が来ます。つまり、「名詞の役割をする語」と覚えるといいでしょう。
名詞・代名詞・不定詞の名詞的用法・動名詞・that の名詞節など
他動詞とは?
第3文型で使われる動詞は「他動詞」です。第1文型のページでも説明しましたが、動詞には「自動詞」と「他動詞」があり、それぞれの特徴は以下の通りになります。
他動詞と自動詞_
自動詞:目的語がいらない動詞
∟ 主語以外の人や物に影響を与えない動詞
他動詞:目的語がいる動詞
∟ 主語以外の人や物に影響を与える動詞
先ほど紹介した英文の主語以外の「人や物」にあたるのは English で、study → English のように動詞がの主語以外の「人や物」に影響を与えているのが分かります。
このように、目的語(O)と動詞(V)の関係は、「動詞(V)→ 目的語(O)」のように影響を与える関係になります。
第3文型の英作文
「S+V+Oの語順になるように英作文しましょう」
ここまで説明したを基に、第3文型の英作文の練習をしていきましょう。
目的語が「名詞・代名詞」
「名詞」や「代名詞」は目的語として頻繁に使われます。
I watched TV yesterday.
私は昨日テレビを見ました(watched → TV)
Where is my stuffed animal?
– I saw it in your room.
私のぬいぐるみはどこ?
– あなたの部屋でそれを見たよ(saw → it)
目的語が「不定詞の名詞的用法」
不定詞とは、「to+動詞の原形」のことで、以下の3つ用法があり、目的語になれるのは「名詞的用法」のみです。
それぞれの用法に対して不安のある方は、<不定詞>のページで詳しく解説しているので復習して下さい。
目的語になれる不定詞_
〇 名詞的用法:~すること
✖ 形容詞的用法:~するための
✖ 副詞的用法:~するために
V+O | 意味 | V+O | 意味 |
---|---|---|---|
afford to do | doする余裕がある | incline to do | doしがちである |
agree to do | doに同意する | intend to do | doのつもりである |
appear to do | doのように見える | learn to do | doを学ぶ |
care to do | doしたいと思う | long to do | doを熱望する |
choose to do | doを選択する | manage to do | どうにかしてdoする |
claim to do | doを主張する | mean to do | doのつもりである |
consent to do | doに同意する | offer to do | doを申し出る |
decide to do | doを決心する | plan to do | doのつもりである |
demand to do | doを要求する | prepare to do | doを準備する |
deserve to do | doする価値がある | pretend to do | doのふりをする |
desire to do | doを望む | promise to do | doを約束する |
determine to do | doを決意する | refuse to do | doを拒む |
endeavor to do | doを努力する | resolve to do | doを決意する |
expect to do | doを期待する | seek to do | doしようと努める |
fail to do | doしそこなう | tend to do | doの傾向がある |
guarantee to do | doを請け合う | threaten to do | doのおそれがある |
help to do | doを手伝う | want to do | doしたいと思う |
hesitate to do | doを躊躇する | wish to do | doしたいと願う |
hope to do | doを期待する |
I like to eat.
私は食べることが好きです(like → to eat)
I want to be a teacher.
私は先生になりたいです(want → to be)
目的語が「動名詞」
動名詞とは、動詞の末尾を「-ing」の形に変えて「~すること」という名詞として扱う用法です。詳しくは<動名詞>の解説ページを見ましょう。
以下表は第3文型で使う「V+O」の一覧です。
V+O | 意味 | V+O | 意味 |
---|---|---|---|
acknowledge doing | doすることを認める | involve doing | doするのを伴う |
admit doing | doすることを認める | keep doing | ずっとdoし続ける |
anticipate doing | doすることを予想する | mention doing | doしたことをすこし話す |
avoid doing | doするのを避ける | mind doing | doするのを気にする |
confess doing | doしたことを自白する | miss doing | doしそこなう |
consider doing | doすることを熟考する | omit doing | doするのを怠る |
delay doing | doするのを先送りにする | postpone doing | doするのを延期する |
deny doing | doするのを否定する | practice doing | doする練習をする |
detest doing | doするのをひどく嫌う | put off doing | doするのを延期する |
dislike doing | doするのを嫌がる | quit doing | doするのをやめる |
enjoy doing | doすることを楽しむ | recall doing | doしたことを思い出す |
escape being done | doされるのを免れる | recommend doing | doするのを勧める |
excuse doing | doするのを許す | report doing | doしたことを伝える |
fancy doing | doすることを想像する | resume doing | またdoしはじめる |
finish doing | doし終える | risk doing | あえてdoする |
give up doing | doすることを諦める | stop doing | doすることをやめる |
imagine doing | doするのを想像する | suggest doing | doすることを提案する |
He likes playing tennis.
私はテニスをすることが好きです(likes → playing)
I enjoy studying English.
私は英語を勉強することを楽しんでいる(enjoy → studying)
目的語が「接続詞 that の名詞節」
「that」の後ろに「主語+動詞」を続けると、「~こと」という名詞節を作ることができ、これを目的語にすることができます。また、that の名詞節を目的語(O)にとる場合、以下のような17個の動詞(V)をとる場合が多いので覚えておきましょう。
V+O | 意味 | V+O | 意味 |
---|---|---|---|
know that | ~だと知っている | report that | ~を報告する |
think that | ~だと思う | regret that | ~を後悔する |
feel that | ~だと思う | expect that | ~を期待する |
believe that | ~と信じている | predict that | ~を予言する |
deny that | ~を否定する | explain that | ~を説明する |
claim that | ~を主張する | conclude that | ~を結論づける |
admit that | ~を認める | announce that | ~を発表する |
state that | ~を述べる | understand that | ~を理解する |
guess that | ~を推測する |
I know that she is rich.
私は、彼女がお金持なことを知っている(feel → that以下)
I feel that this room is cold.
私は、この部屋が寒いと感じます(feel → that以下)
目的語が「その他」
「疑問詞 + to不定詞」も動詞の目的語として使われます。
V+O | 意味 | V+O | 意味 |
---|---|---|---|
when to do | いつdoするべきか | what to do | 何をdoするべきか |
how to do | どのようにdoするべきか | which to do | どちらをdoするべきか |
where to do | どこにdoするべきか |
He knows what to do next.
彼は次に何をすべきか知っています(know → what以下)
I know how to solve this problem.
この問題をどうやって解決するか知っています(know → how以下)
順番に読んでいけば、思ったより理解が早いはずです。ただし、実際の試験問題になると得点できるかどうかは別問題になってきますので、しっかり何度も繰り返して第3文型を理解しましょう。
5文型に関するよくある質問&解答
「5文型」の単元で不明点があればこちらから
PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、5文型に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。
英語の語順を理解しろ!!
英語は日本語と違い語順に大きな意味を持ちます。 日本語には「は」、「に」、「と」、「で」などの助詞が多々あるため語順に大きな意味を持つことがありません。 英語の語順の学習をする前に、S (主語)、V(述語)、O(目的語)、 C(補語)を覚えたと思います。 1つ1つの語句や節に役割を持たせて分ける事で英語の語順をルール化しようと言うのがこの概念の目的です。 第1文型:SV・第2文型:SVC・第3文型:SVO・第4文型:SVOO・第5文型:SVOC このように基本5文型がすべてSVで始まっています。 これは英語の文章を作る際のルールの1つなので絶対に覚えましょう。 英語の語順は1番主要な言葉から決まったルールで形成されている言葉です。 日本語と違ってどんな言葉であっても主語と述語が必要になるのです。 例えば出身地を聞かれた場合日本語であれば、地名だけを答えても会話として成立します。 ですが、英語の場合ですとI am from Tokyo.となるのです。 間違ってもTokyo.だけを話すことはありません。 語順で難しいのが主語と述語が1音だと限らない点です。 I and my sister were fine. (私と妹は元気でした。) この場合の主語と述語は I and my siste までが主語になり主語は1音では無く、4音あるのが分かります。 このような変則的な英文はよく並び替え問題などでテストに登場します。 しっかりと語順を理解していないと間違えて配点をもらえないので注意しましょう。 英語の語順に慣れるためにどうすればいいのか。 最初は短く簡単なフレーズをたくさん覚えましょう。 疑問文や強調文など変則的な英文も存在しますが基本的に上記で説明した第5文型が変化したものにすぎません。 とにかく語順の感覚を身に付けて島言えば長くなった英文でも変化した語順であっても自然と分かるようになります。 英語の語順が感覚的に理解できるようになれるまで学習をして下さい。