Q&A
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現在完了形ってなんですか?
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現在完了形は過去と現在を繋いでいる時間の幅を表現する英文法になります。現在完了形の文章の作り方は、
主語 + have + 動詞の過去分詞
で書きます。基本的な英文は以下を確認してください。
I have played baseball for five years.
バスケを5年間やっています現在形と現在完了形の違いは「過去とのつながりを強調する」点にあります。
I live in Japan.
私は日本に住んでいます。現在形は『事実』を述べています。1年前に移住してきたのか、はたまた生まれた時から住んでいるのかは、この文章からはわかりません。自己紹介などで、事実だけを言えばOKの場面だとしたら、こっちを使うことが多い気がします。
I have lived in Japan.
私は日本に(ずっと)住んでいます。現在完了形は『過去とのつながり』です。そのため、この文章からは前から日本に住んでいるんだなぁというニュアンスが含まれます。ずっと住んでるんだよね、みたいに少し強調している印象です。特にこの表現はfor 10 years (10年間)など期間と一緒に言うことが多いです。
注意点は「日本語訳にだまされないようにしよう」という部分です。「財布を無くした」を英訳すると以下2つのようになります。I lost my wallet.
財布無くした過去形の場合、無くしたことが『過去』になるので、財布は見つかっている可能性があります。
I have lost my wallet.
財布無くした現在完了形は『つながり』 つまり、財布は今も見つかっていないことを表しています。
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現在完了形が苦手です。
どうやって覚えればいいですか? -
現在完了は、done のような過去分詞(何かを終えた状態)が用いられます。
つまり「何かを終えた状態」を have することによって、過去に終えた状態と現在と結びつけて表現する時制表現です。
また、何かを終えた状態を持っているということから、次のような用法へと派生します。完了:今ではすでに~してしまった
経験:今までに~したことがある
継続:以前から今まで~しているこの3つの用法のうちどの意味でつい買われているかは、その英文内にある副詞などから理解ができます。
I have just cleaned the room.
ちょうど部屋を掃除したところです。
※ 副詞の just(ちょうど)が使われているため「完了」を表すI have seen the movie four times.
その映画を4回見たことがあります。
※ 副詞節の four times(4回)が使われているため「経験」を表すI have studied here since 6:00.
6時から今まで勉強しています 。
※ 接続詞 since(~以来)以降が、副詞節の働きを持ち「継続」を表す
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現在完了形に「継続」「結果」とかありますが、いまいちわかりません。
それぞれどういう時に使いますか? -
現在完了形は以下の3つの用法を覚えて下さい。それぞれの例文も一緒にご覧いただくと分かりやすいと思います。
継続:ずっと~している
完了・結果:ちょうど~したところだ
経験:~したことがあるI have lived in Tokyo for three years.
私は3年間ずっと東京に住んでいる
(継続:3年前から今までずっと)I have just done my homework.
私はちょうど宿題を終えたところです
(完了・結果:ある時点から宿題を開始し、今までやって、丁度終わった)I have been to Tokyo three times.
私は3回東京に行ったことがある
(経験:これまでに、1回目、2回目、3回目と東京に行った経験がある)
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How long has the healthcare law been in effect ?
これを現在完了形にしたいです。
答えに a few months を入れます。 -
How long has the healthcare law been in effect?
その衛生法(保険法)はどれくらい(の期間)施行されていますか?
(その衛生法は施行されてどれぐらいになりますか?)を現在完了にしたいとのことですが、これはすでに現在完了になっています。
How longを使った、現在完了の語順は以下のようになります。
「How long +現在完了の疑問文?」 つまり
– How long + has the healthcare law been in effect?
となります。
解答としては、以下のように答えると通じます。It has been in force for a few months.
数か月間施行されています。It has been in force a few months ago.
数か月前から施行されています。Only a few months.
ほんの数か月だけだよちなみに、
– in force
– in effect
は関連語句になります。
in force
– 有効である・効力を有する・大挙して
in effect
– 有効である・効力を有する・事実上・実際には
つまりこの文では両方とも、「施行されて、実施されて、実施中で」という意味になります。
要は置き換えが可です。両方とも法律とかニュース関係の英文でよく出てくるので一緒に覚えておくといいですよ。
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「I’m sorry to have kept you waiting.(お待たせしてすいませんでした)」で合っていますか?
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文法的には間違えではないですが、ショップの店員はそのように言わないです。
ショップの店員は、I’m sorry to keep you waiting.
お待たせしてすいませんでしたと言います。
文法的に忠実に言いたい場合は、記載して頂いた内容になるのですが、この場合は慣用的に、上記で紹介した言い方になると覚えておいてください。
また、その他の伝え方としては、I’m sorry I kept you waiting.
お待たせしてすいませんでしたというのがあり、kept のように遠い形にします。また、
I’m sorry I’m late.
お待たせしてすいませんでしたでも問題ありません。
このように現在完了形だと思っても慣用的に、現在完了を使わないケースはたびたび存在します。
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以下2つの英文で説明します。
I have been to Canada.
カナダに行ったことがあります。have been to は、行ったことがあるけれど、今そこに自分はいない場合に使います。この場合「彼はカナダに行ったことがあるけど今は帰国しています」みないな状況です。
※ 「~に行ったことがある」という経験を表す現在完了形I have gone to Canada.
私はカナダへ行った。have gone to は、ある場所に行って帰ってきていない場合に使います。この場合、「彼女はカナダに行って帰ってきていない」というニュアンスです。
※ 「~に行ったままである」という結果を表す現在完了形
近年のアメリカ英語では have gone to を「経験」の意味で使われているのがちらほら見かけられます。ただ、前後の関係から明らかに「結果」ではないとわかる場合が多く、上記説明を守った上で文法を理解するのが重要だと言えます。
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「彼は決めてない」と伝えたい時に
He doesn’t decide
He didn’t decide
He hasn’t decided
どれが正解になりますか? -
この場合、過去のある時点から現在まで決めていないニュアンスですので、現在完了で表現します。
– He doesn’t decide.
(いつも決めないようなニュアンス)
– He didn’t decide.
(過去に決めなかった)
– He hasn’t decided.
(彼は決めてない)
また、現在完了で表現したい場合に「yet」や「still」を良く用いますので、以下で確認してください。He hasn’t decided yet.
彼はまだ決めていない。He still hasn’t decided
彼はまだ決めていない。
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「〇〇が最後に〜した時から、しばらく時間が経過してる」は次のように言えます。
尚、It’s been は It has been の省略形です。
・It’s been a while since+S(主語)+last+動詞の過去形
また、「しばらく→3年」のように具体的な期間で言いたい場合は次のようになります。
・It’s been three year(s since+S+last+動詞の過去形It’s been a while since I last ate sushi.
最後に寿司を食べてから、しばらく経ってるIt’s been three years since we last ate sushi.
最後に寿司を食べてから、3年経ってる