Q&A
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代名詞ってなんですか?
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代名詞は名詞の代わりを表します。早速例文を見て下さい。
I bought a new laptop. It is so good!
新しいパソコン買ったんだ。これめっちゃいいよ。
(It = a new laptop)Yuki studies English everyday. I respect her!
ユキは英語を勉強してる。ユキを尊敬するよ
(her = Yuki)上記例文の、it や her が代名詞です。何か話をするたびに「a new laptop」「a new laptop」「a new laptop」と言うのは面倒くさいので、代名詞に置き換えて相手に素早く言いたいことを伝えることができます。代名詞はいくつかありますので以下で紹介します。全て丸暗記して下さい。
~は 〜の 〜を、〜に わたし I
(わたしは)my
(わたしの)me
(わたしを)あなた You
(あなたは)your
(あなたの)you
(あなたを)彼 He
(彼は)his
(彼の)him
(彼を)彼女 She
(彼女は)her
(彼女の)her
(彼女を)それ It
(それは)its
(それの)it
(それを)私たち We
(私たちは)our
(私たちの)us
(私たちを)あなたたち you
(あなたたちは)your
(あなたたちの)you
(あなたたちを)彼らたち They
(彼らたちは)their
(彼らたちの)them
(彼らたちを)
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明確に意味のある it と、意味のないような it がありますが、この違いはなんなのですか?
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英語の it には、it 自体に特に意味がなく、文法的な機能を果たす it があります。以下の例文はその代表例です。
What time is it?
何時ですかIt is time that we left.
もう出かける時間です上記例文では、it が何を意味しているのかかわかりづらいです。一方で it には、特にどれと決まっていないおおまかな状況を指す意味としてつかわれることもあります。
It is going to rain today.
今日は雨が降るでしょうWe finally made it to the summit.
やっと頂上にたどり着いたこれらの it が何を意味しているのか分かりづらいですね。次の例もみていきましょう。
I do not know if I can make a go of it.
うまくやれるかどうかわかりませんこの例文の it は、会話の前後の流れから具体的に、もしくはそれとなく表現されていると理解できます。
例えば、前後の話の流れ次第ですが、上の文では it が指すのはmy new job(私の新しい仕事)と受け取ることもできます。
このように it には次のような2つの役割を覚えておきましょう。it:特に何かを指すわけではない it
∟ 特に意味がなく文中で文法的な機能を果たす
it = 参照の度合いが弱いit
∟ 代名詞としての本来の役割を果たす
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中学生です。It は「時間」「天気」でよく使うと教えてもらいましたが、その他でよく使う用法はありますか?
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仮主語の It は「時間」「曜日・日付」「天気」「距離」の4つを覚えて下さい。
– What time is it?
(時間:何時?)
– What day is it?
(曜日・日付:何曜日?)
– Is it raining?
(天気:雨降ってる?)
– It is 2 kilometers from here to the mall.
(距離:ここからモールまで2キロだって)It’s 9pm.
9時だよIt is Sunday.
日曜日だよ。It’s sunny today.
今日は晴れだIt isn’t far.
遠くないね
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this, that, the, it の違いを教えて下さい。
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this(この)that(あの)the(その)it(これ)と感覚的に分かっているようで、使い分けを迷い間違えが多い場面も多いです。ここでは、形容詞的用法と名詞的用法をそれぞれ紹介します。
[形容詞的用法]
this と that は形容詞的用法において「指示詞」と呼ばれ、this と that が指している対象との心理的・距離的な距離感から使い分けがされます。
近いものに対して this(この)、遠いものにに対して that(あの)が使われます。
そのため here(ここ)にある対象は this を使い、その範囲外にある対象は that を使うと考えましょう。
一方、the は定冠詞と呼ばれ、対象の名詞が会話の中で前に述べられているか、話し手と聞き手の間に共通理解がある場合に使われ、距離感は関係しません。
[名詞的用法]
this, that, it は代名詞としての働きを持ち、this, that を指示代名詞と呼び、it は人称代名詞と呼びます。
この場合、this(これ)that(あれ)という意味を持ち、距離感は形容詞的用法と同様になります。
一方で、it は距離感に関わらず「1.前に述べた情報」「2.時間や天気のようにわざわざ言わなくても聞き手とだいたい共有できている情報」「3.これから述べる情報(形式主語)」で用います。Have you heard this story?
この話は聞いた?[this 形容詞的用法]Take this with you.
これ持っていって[this 指示代名詞]What is that noise?
あの物音は何?[that 形容詞的用法]Can you see that?
あれが見えますか?[that 指示代名詞]Turn the light off, please.
明かりを消して[the 定冠詞]I gave it food.
私はそれに食べ物を与えた[it 人称代名詞]
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she, he, you や人の名前などを並べる時の語順を教えて下さい。
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これは時と場合によります。
一般的なのは「2人称 →3人称 →1人称」のように並べます。
1人称を最後に置くのはへりくだる気持ちを示すためで、マナーだと思ってください。You, he, and I played chess.
あなたと彼と私でチェスをしました。但し、何か悪いことを告白する時は「1人称 →2人称 →3人称」の順にします。
自分以外を先頭に置くと、罪を擦り付けているように聞こえてしまいますので、自責の念を持って表現しているということです。I, you and he are sinners.
私やあなた、彼も罪人です。
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動物に対する代名詞は常に it ですか?
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一般的に名前がついていないような動物の単数に対する代名詞は it が使われ、名前がついていて性別の分かっている動物に対しては、he, she のように区別して使う事ができます。
尚、動物が複数の場合は、名前や性別に関係なく they が使われます。
日本でも、飼い犬や飼い猫などに対しては、人と同じように扱う場合もありますが、それと同じだと考えて良いでしょう。
また、この he, she は動物だけに当てはまるわけではありません。
例えば、男性のバイク愛好家が、一番大切にしている自分のバイクに対して she と使う事もあります。
要は、話し手が代名詞を扱う際の気持ちがどこにあるかと言うのを意識すると、より分かりやすくなるはずです。His name is Tama.
彼(雄猫)の名前はタマだよ