Rather のイメージは「比べる、比較する」で、これはあまり知られていない事なのですが、アメリカ英語としてはちょっとフォーマルなニュアンスのある言葉で、イギリス英語では一般的によく使われます。
ですので、アメリカ英語では、ビジネスの場はもちろん学校の先生などが使う頻度は高いです。
意味は大きく分けると「程度」「比較」「比較」の3つになります。
程度
この用法は広く使われていて、「すごく」「とても」という意味で使われることもあれば、「わりと」「これよりはとても」のような使われ方をします。
ですので、ニュアンスとしては程度を比べるになります。
He sings rather well.
彼は結構上手に歌うよ
ここでの注意点は rather をすごく大げさに言うと「彼はすっごい上手に歌うよ」になり、伝え手がどのように表現するかによって程度の度合いが大きくなったり小さくなったりはします。
また、この用法に置いてはアメリカ英語というよりもイギリス英語で使われる方がより一般的です。
The movie was rather boring. Even Jiro fell asleep.
この映画だいぶんつまらなかったよ。ジロウでさえ寝てたもん
比較
この用法は比較的多くの方が知っています。よく rather than(~よりむしろ)というフレーズのまま覚えておきましょう。
I look better with long hair rather than short hair.
私は短い髪より長い髪の方がよく似合う
譲歩
この用法では「それどころか」と言う意味で rather を使い、一般的には文頭に置きます。
また、ネイティブでもあまり使わない用法ですので、何かを強調したい時とかおしゃれに言いたい時なんかに使うといいでしょう。
Of course, I want kids! Rather I want 5!
もちろん子供は欲しいよ!それどころか5人欲しい
I wanna marry. Rather next year.
結婚したいよ。それどころか来年したい
I don’t need you to come with me. Rather I wanna go by myself.
あなたについてきてほしくない。それどころか私一人で行きたい
Rather を使ったフレーズ
最後に Rather を使ったよく聞くフレーズがあるので一緒に覚えて置いて下さい。
そのフレーズは、I’d rather not. で、「遠慮しとく / それはむしろやりたくない / やめとくよ」のような冷たいニュアンスになります。
例えばデートに誘われた場合などで使うと次のようになります。
I’d rather not.
遠慮しとくね
- アメリカ在住 QQQ先生による執筆
- 米国大学に4年間留学し、現在は研究職に就いているQQQ先生の執筆記事です。大学では航空工学専攻して理系全般のことをすべて英語で学んだ経験から、学術英語などに造詣の深い方です。趣味は筋トレで「大学時代に筋トレを始めて5年以上継続中。週に5日は最低行きます。」という筋トレ好きでもあります。
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