アメリカと日本の喧嘩の違い
「口論の解決までは大きな違いがある」
喧嘩のなだめ方として一番大きな違いは、日本の場合は「謝る」という行為をします。
日本の場合は誠意が需要で、謝罪会見などもこの文化からきていると言われています。
実は、アメリカではこのような謝罪会見が基本的にはありませんので、いろんな意味で独特というわけです。
そのため、「謝る」という行為により自分の非を認めて「ごめんね」と言うとお互い気持ちよく平和的に解決できるというのが一般的です。
一方でアメリカの場合は「解決策を求める」ことを行い、喧嘩を収めるようにします。
なぜこのようになるかと言うと、アメリカの人からすると言葉での誠意というのは優先度が低く、口では何とでも言えると思っており、具体的にどう直していくかを示して行動していくかが重要なのです。
これらをするからこそ、本当にごめんと思っていると考えるのです。
ですので、「申し訳ございませんでした」と言う言葉は言っても言わなくてもよくて、次同じことが起こらないようにどうするのかを示すことが謝罪となります。
日本の場合ですと、ビジネスシーンではこのような考え方が浸透しており、どう改善していくかが重要だと指導されていますが、アメリカではこれらの事が日常起こるような喧嘩でも求められます。
ですので、アメリカと日本の喧嘩の収め方の違いには、このような考え方の違いが根底にあるというのを知っておかないと収めれるものも収められなくなります。
アメリカ人と日本人の喧嘩の収め方のよくある失敗例
「こうならないためにも両国の違いを知っておこう」
例えば良くある話なのですが、アメリカ人と日本人が喧嘩をすると次のようになって日本人が良く困惑しているケースを聞きます。
どうすんの?
ごめん 本当に悪かった。
それは分かった。で、どうすんの?
え?ごめん 僕が本当にわるかった。
で?どうすんの?
もう何度も謝ったでしょ。許してよ…
???
謝る時の表情
「お互いの文化を知りミスマッチがないようにしましょう」
これまで説明したようにアメリカでは合理的に次どうするのかを求められるので、日本人が謝罪の時によくする申し訳なそうな表情というのは日本人ほど表に出ません。
ですので、日本人として謝られている時に「なんかこいつ謝ってるけどふてぶてしいな」と感じるケースも中にはあるかもしれませんが、表情よりも相手がどんな具体策を出しているかを吟味する方が重要になり、文化の違いがあると覚えておいてください。
もちろん、誠意を込めて申し訳なそうにしてくるアメリカ人もいますので、ケースバイケースではありますが、一般的には上記のような傾向がありますので、アメリカと日本の喧嘩をした後の違いというのは覚えておくと、より短い時間でかつ友好的に解決が可能となります。
- TOEICスコア960 hello先生による執筆
- 現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
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