例えば1年の留学を考えていてカナダ留学に憧れていたら1年丸々カナダにいきたいですよね。アメリカ留学に行きたかったらアメリカに1年丸々行きたいですね。
これは多くの方がそう思うでしょう。
ただし、この場合に起こり得る弊害というのがあります。
この弊害というのは語学留学の時とワーホリの時でちょっとパターンが違っていて、語学留学でいきなり欧米に行くと、英語を話せる環境が少なくなるという弊害が起きます。
いきなり欧米圏に語学留学した場合によく起こる弊害
欧米の語学学校は10人前後のグループ授業が一般的で、そのグループは最初にレベル分けテストを行って、その点数でだいたい同じようなレベル分けがなされます。
つまり英語が苦手だなという方がその語学力で留学してしまうと、日本人が集まったクラスで勉強しないといけなくなります。
欧米の語学学校は1日3時間とか4時間ぐらいしか授業がなく、もちろん先生から英語を教えてもらえるのですが、残りの自由時間は同じクラスメイト、つまり日本人同士とつるんでしまって結局何しに海外まで行ったの?ということになりがちです。
これが1か国目から欧米圏に語学留学をしてしまった時によく起こる弊害です。
いきなり欧米圏にワーホリした場合によく起こる弊害
日本人は他の国の方と比べると、特にスピーキングを中心にそこまで英語が出来るグループには入りません。
このままワーホリに行ってしまうと仕事場がかなり限定されてしまい、その限定された職場というのはジャパレス、つまり日本食レストランとかが多くなりがちです。
この日本食レストランで仕事をする環境が語学留学の場合と似ているのですが、オーナーは日本人だし、働いている人も日本人です。
つまり働く時は日本語ばっかりよく使うことになり、英語を話す環境がほとんどなく、単なる出稼ぎみたいになって英語力が身に着くことなく帰国してしまうという方が非常に多いです。
これらの状況を打開するためには?
これらの状況を打開するためには英語力が上がった状態で留学するの一言に尽きます。
語学留学の場合は高い語学力の生徒が集まるクラスに入れることになりますし、ワーホリの場合には日本食レストランではなくローカルレストランで働けたりします。
その一つの基準としてはTOEIC700-900を目指してください。
こうなると語学学校でのクラス分けテスト後のクラスにはヨーロッパ圏の人が多くなりますし、ワーホリでの職業選択の幅も広がり、結果的に英語環境に常に身を置くことができ、英語力が伸びやすくなります。
そのためにこのページで紹介したいのが2か国留学を考えようということになります。
フィリピン留学の特徴
「とにかく英語漬けの日々を送るのがフィリピン留学」
2か国留学がなぜ留学において最適なのかというと、ポイントは1か国目のフィリピン留学というところにあり、以下でフィリピン留学が英語を伸ばす環境としてどれぐらい優れているのかを説明していきます。
フィリピン留学と欧米留学の違い
フィリピンの語学学校は欧米の語学学校と全く違うスタイルをとっており、それらを以下で3点紹介します。
授業時間
欧米 3-4時間
フィリピン 欧米の2-3倍
クラス
欧米 グループレッスン
フィリピン マンツーマンがメイン
費用
欧米 数百万円
フィリピン 欧米の6割程度
授業時間
欧米は先ほど紹介した通り1日3時間とか4時間とかですが、フィリピンでは1日12時間という語学学校もあり、授業時間が圧倒的に長く英語漬けにさせられます。
マンツーマンレッスン
フィリピンの授業の半分くらいはマンツーマンレッスンとなっており、残りはグループレッスンなのですが、そのグループレッスンも4-5人程度とかなり小数です。
そのため欧米と比べると半分くらいの人数での授業になり、自分が英語を話す時間も長くなり、授業時間も圧倒的に長いので、英語を一気に伸ばすことが可能な環境になっています。
費用
授業時間は長くてマンツーマン授業も多いので高そうに見えるのですが、欧米留学に比べて大体6割程度の費用になります。
フィリピン留学のよくある不安点
欧米留学を考えていた方がフィリピン留学と聞くと、だいたいものすごく嫌な顔とか眼中にないみたいな反応をされる方が多いです。
そうでなくても大体の方が以下3点において不安だと口にされます。
不安点①
治安
不安点②
食事や衛生面
不安点③
フィリピン英語訛り
フィリピンの治安
フィリピンの治安は確かにそこまでよくはないですが、留学生としてはそこまで心配する必要はありません。
なぜなら留学期間中に滞在する場所は語学学校の敷地の中の寮だからです。
ですので朝起きて、敷地内で校舎に入って、朝から晩まで勉強して、ご飯はもちろん寮で済ますという形になります。
ですのでほとんど外出する暇もありません。
欧米の場合はほとんどの場合で学校と滞在先が離れていますので、実は欧米留学の方が危険に合う可能性は高いと言えます。
実際にフィリピン留学の中にはジュニア留学や親子留学というのもあり、最近ではこれらの留学スタイルも人気になりつつあります。
フィリピンの衛生や食事
フィリピンってご飯美味しいの?って思われる方がいますが、語学学校の中に食堂があり留学生向けに食事を作っていますので衛生や食事面ともにそれほど心配する必要はありません。
むしろ食堂ではたまに日本食もでるくらいです。
フィリピン英語訛り
確かにフィリピン人の英語って結構訛りがあり、酷い語学学校を選んでしまうとその発音のまま教わることになってしまいます。
ですので、学校の選び方が需要で、評価の高い学校を選ぶと海外の学校を卒業した先生とかが働いていることが多く、アメリカ英語できれいな発音の講師がほとんどです。
2か国留学の目安となる期間
「あくまでも目安だとお考え下さい」
2か国留学をする際にフィリピンにどれぐらい行けば満足のいく欧米留学をしやすくなるかと言う機関の目安を紹介します。
例えば英文法もちょっとわからないぐらいの方がフィリピン留学い3か月行った場合には大体の方が日常会話レベルにまで上がっています。
また半年間留学した場合には欧米のカレッジ留学に進学できるぐらいまでの英語は身につきます。
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
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