英語力をUPするの総合学習

受け身・受動態は中学2年で学習する単元で、中2の英語と言えば「過去進行形・助動詞・不定詞・動名詞・比較」のように非常に重要な文法を学びますが、最後に受け身・受動態を学び、皆さんが大嫌いな過去分詞が出てきます。中学で習う過去分詞の使い方は3通りの使い方が出てきて、その最初が受け身における使い方です。まずはこの一番基本の過去分詞の使い方をしっかり押さえて、この後に出てくる他の2つの使い方と区別がつくようにしましょう。

He uses this car
彼はこの車を使っている

これは受け身でもなんでもない普通の英文ですね。
彼からしたらこの車を使うという事になるのですが、立場を変えてこの車の視点に立ってみましょう。
つまり「この車は彼に使われる」となり「使われる」がポイントで動詞の形が変わります。

This car is used by him
この車は彼に使われる

このように「be動詞＋過去分詞」の形に置き換わり、よくbe動詞を忘れがちな方が多いのでその点に注意してください。

次に過去分詞の意味について整理してみたいのですが、分かりやすいように過去形から考えましょう。
過去形の used の意味は「使った」です。
一方で過去分詞も形としては同じ形、もしくは後で解説する不規則変化形も似た形をしています。
実際に use の過去分詞形は過去形と同じ used なのですが、性質や意味は全然違います。
今回の意味は「使う」でもなく「使った」でもなく、「使われる」のように「～される」という意味が含まれる受け身の意味になります。
普通の動詞は「頼む・蹴る・使う」のようにこちらから何かを仕掛けていく、アクションを起こす側の感じですが、受け身は「頼まれる・蹴られる・使われる」のようにアクションを受ける側の意味になります。

受け身の文にはbe動詞が入っていますので、be動詞の疑問文と同様の形で疑問文にすればいいでしょう。
This is a pen は Is this a pen? という具合にbe動詞を前に出すだけです。

Is this car used by him?
この車は彼に使われてるの？

否定文も同様で This is a pen は This is not a pen という具合にbe動詞の後ろに not を置くだけです。

This car is not used by him
この車は彼に使われていない

では次に以下英文を受け身の文に変えてみましょう。

Everyone loved the singers
みんなはその歌手たちが大好きだった

意味としては「その歌手たちはみんなに(よって)愛された」となります。

The singers were loved by everyone
その歌手たちはみんなに(よって)愛された

では次に「その手紙は彼女によって3年前に書かれた」という文を英作文してみましょう。
主語動詞をしっかり判別してから書くのがポイントで、時や場所を表す言葉は文の最後に来る場合がほとんどです。
また、write の過去分詞は written のように不規則に変化する動詞にも注意してください。

The letter was written by her three years ago
その手紙は彼女によって3年前に書かれた

次は「何が昨日盗まれたの？」を英作文してみましょう。
ここでの主語は「何が」ですので What で始めることがポイントです。

What was stolen yesterday?
何が昨日盗まれたの？

最後に不規則変化動詞の最低限これだけは覚えて欲しい一覧を表にまとめます。

buy（買う）	bought	bought
find（見つける）	found	found
feel（感じる）	felt	felt
have（持つ）	had	had
hear（聞く）	heard	heard
make（作る）	made	made
pay（支払う）	paid	paid
say（言う）	said	said
sell（売る）	sold	sold
sit（座る）	sat	sat
sleep（寝る）	slept	slept
stand（立つ）	stood	stood
teach（教える）	taught	taught
tell（伝える）	told	told
keep（維持する）	kept	kept
leave（離れる）	left	left
meet（会う）	met	met
cut（切る）	cut	cut
put（置く）	put	put
read（リード）	read	read