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自分に合った覚え方を探そう
前世代と比べて、覚えなければならない英単語数が1.5倍になるので小学生~高校生は英単語を覚えるのに苦労しそうですね。今までのように授業の時間だけでカバーするのは難しいとさえ言われていますそこで自分に合った勉強法を探し、毎日英語を勉強する習慣を身に付けていく必要があります。
生徒によっては、書いて覚えるのが一番合っている方もいるでしょうし、携帯アプリを使うのがいいと言う意見もあると思います。ですので「どの方法がいいのか?」では無く、「どの方法が自分にとって一番覚えやすいのか?」を重視して下さい。毎日英語を勉強する習慣が大事なのであってその手段は何でもいいのです。
おすすめの勉強法の5つを厳選!
単語では無く英文で覚える
英単語を丸暗記するのでは無く、英文で覚えた方が効率がいいです。覚えようとする英単語とその名詞、動詞も一緒に覚えた方が英語力を向上させてくれたり、英文には文脈があるので覚えた英単語も忘れにくくなります。
何度も読み返す・聞き直す
英文をある程度理解したのであれば英文の内容にも興味や関心を持って何度も読み返したり、聞きなおしたりしましょう。もちろん、声に出して音読するのもいいですし、静かな場所で勉強しているのであれば黙読でも構いません。英文を覚えるでは無く、英文の内容に興味をもちながら繰り返すことによって、そこに出てきている英単語が記憶に残りやすくなります。
余裕のある生徒は、英文に使われている英単語を入れ替えながら、別の英文に変化させてみたり、関連している英文に派生させてみるのも効果的です。楽しみながら勉強する事で、丸暗記では気づけなかったことに気づいたり、より英文を深く理解できるようになり、結果としてより多くの英単語の定着に繋がります。
同義の英文をより多く読む
ネットを活用すれば同じ意味の英文を探すのは難しくありません。勉強した内容の英文と同義の英文をより多く読むと、さらに英単語の定着に繋がります。学校の授業では文部科学省が定める英単語の水準を満たすために、次々と新しい英単語を活用した英文を学びます。
ですが、各英単語が、ちゃんと記憶に定着する前に授業が進んでしまい、結果として身に付いていないと言う現象が起こりえます。これは、定められた時間の中で授業を消化していかないとならないので、学校の授業での限界だと言えます。それを補うために予習復習があり、さらに英語力を鍛えるためには、自分で勉強をする時間を確保して、同義の英文をより多く読むようにすればいいのです。
何度も頻繁に頻出する英単語に触れることで自然と脳に定着され滅多なことで忘れないようになります。ある程度英語の学力が付いてきたら、同じジャンルの洋書を多読するのも一つの手段ですね。
辞書で調べた時には解説まで読みこむ
分からない英文や英単語があれば、辞書で調べるのはとても大事なことですが、すぐに辞書を引いて調べるのではなく、まず文脈から推理してみたり、前後にある分かる英単語から推測してから辞書で調べましょう。そして辞書で調べる際には解説までしっかり読みこんで下さい。 語義や使用方法などが記述されている辞書を使うのがおすすめです。
推理や推測をしてから辞書で調べることにより正確な知識や再現性が高まり、さらには調べた英単語の前後の英単語も一緒に調べることによって、複数の英単語を関連づけて暗記できるようになります。そうする事で一度で調べる際の増強に繋がります。
恥は恥ではない!
人は失敗から学び失敗を繰り返さないために努力できる生物ですので、どんどんアウトプットしてたくさん恥じをかいて下さい。その失敗した体験があれば同じ失敗を繰り返さないためにその英文や英単語をより深く知ろうと調べますし、トラウマになった英文や英単語であれば同じ意味を持つ英単語や同義の英文を調べるようになるでしょう。「何がダメだったのか?」「どうして失敗したのか?」など、このような体験こそが英語上達に必要なスパイスになります。
また、苦い経験ほど記憶に強くインプットされ、簡単には忘れないものです。苦い体験と一緒に英語の知識が強く記憶に定着されるため、怖がらずに大いに恥をかきましょう。
他には毎日の終わりに英語で日記をつけるのもいい経験となります。特に最低でも3桁以上の英文で日記を書くと、継続しやすく脳にもいい刺激が与えられて、相当な英語力の向上が見込めるとされています。ぜひ、自分で継続できる勉強法を見つけて欲しいと思います。これなら他の誰かに見られることも無いので、恥ずかしくはないですよね。
ともあれ、英語を間違えたところで、他人はあなたの事を恥ずかしい人なんて思うはずもないので、自分のペースで間違いと、修正を繰り返せばいいのです。
難解大学の入学を目指すなら対策は必須
難関大学の入試では、「英文読解問題・和文英訳問題・自由英作文問題・リスニング問題」が必ずといって良いほど出題されます。大学入試共通テストで必要な語彙量は、文部科学省が定める学習指導要領を基に作成されるため、教科書に基づいた約4000~5000語だと言われています。しかし、難関大学の入試で使用される英単語は約7000語が必要だとも言われており、ゆとり教育時であろうが、今回の学生指導要領の変更であろうが昔から変わらないとされています。要は難関大学は難関大学のままなのです。難関大学を目指す生徒にとって、学校で勉強する英単語だけでは、難関大学が求める語彙量には全然届かないというのが実情なのです。その為、難関大学の入学を目指しているのであれば、よりレベルの高い英文の読み込みが必須になります。
また、英文読解問題では配点比率が高く、その分出題される問題数も多くなります。難解な英文の読解力を試される入試試験の時もあれば、難解では無く多彩な形式を数多く処理しなければならない入試試験もあります。各ジャンルに適した対策も必要になりますが、特によく出題される異文化理解、環境問題に関して日本語でも深く関心を持つことも、英単語力や読解力の向上に繋がるので疎かにせずしっかり学んでいきましょう。
- 大某大学のダイバーシティチームで働く555先生
- 米国大卒で日本に帰国後、都内特許法律事務所の海外事務や外資系企業のサポートを行っていた555先生。現在は再度渡米し子育てを中心に、現地小学校などでボランティアをする傍ら、英語ブラッシュアップのため、カレッジで学び直し再度日本に帰国後。その後は、子供たちの英語維持と向上、英検1級取得伴走や、中学受験伴走などを行いつつ、某大学のダイバーシティーチームに所属されています。
書いて書いて書きまくる!!
昨今の勉強法は聞いて覚えると言う方法が流行っています。ですが、聞いているだけでは不安だと言う方もいると思います。そんな方におすすめしたいのが1分間書きまくる勉強法です。勉強した内容をただひたすらに記憶を頼りに書きまくるだけ。ただし、1分間と言う時間が重要。人はタイムリミットがある方が危機感を感じます。その危機感こそが記憶力を上げる手助けをしてくれるのです。また、直前まで勉強した内容を1分間で書きまくるので視覚化して分からないことがハッキリします。つまり、勉強した気になっているだけだったと目で見て一発で分かるのです。手を使って書くので触覚が刺激されて、タイムリミットにより危機感を感じ、目で見て現状がハッキリする。触覚、視覚、感情と2つの五感と感情を同時に作用させて覚える勉強法です。注意して欲しいポイントがあります。それはあまりに多くの情報でしても効果が薄いと言うこと。英語であれば20種類の英単語または、10種類の英文ぐらいの量でするのがいいでしょう。単純にそれ以上になると分かっていても1分間で書き出すことがそもそも不可能になります。自分が1分間で書き出せる限界の1.5倍ぐらいまでにしましょう。復習も同時に行える勉強法なので英語だけでは無く、資格試験の勉強にも有効です。コスパもいいのでぜひ実践してみて下さい。
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