[一般動詞 過去形 規則動詞]英文法

規則動詞と不規則動詞_

一般動詞の過去形には、動詞の原形の語尾に「-d」または「-ed」をつける規則動詞と,それ以外の不規則動詞に分かれます。これらの変化を覚えるのを苦手としている生徒が多いですが、暗記する以外にベストな勉強法はありませんので、必ず覚えるようにしましょう。このページでは、規則動詞の過去形について解説していきます。

like や play のような一般動詞を使って過去を表現するには、動詞を過去形にする必要があります。過去形は動詞によってさまざまありますが、その中でも規則動詞とよばれる動詞は「動詞の原形+ed(d)」の形で過去形を表現します。

規則動詞の使用例

規則動詞の過去形_

動詞の原形+-ed(-d)で表現される

[現在形]
I watch a movie.
私は映画を見ます。

[過去形]
I watched a movie.
私は映画を見ました。


[現在形]
He plays soccer.
私はサッカーをします。
質問:三単現の場合の過去形はどうなるのかな?

[過去形]
He played soccer.
私はサッカーをしました。
答え:三単現であるなしに関わらず過去形は「動詞の原形+ed(d)」

過去形の作り方

次に規則動詞の過去形の作り方を見ていきましょう。方法は4つありますので、全て使いこなせるようにしてください。

規則動詞の過去形の作り方_

規則動詞の形変化
ほとんどの規則動詞動詞の原形+“-ed”
“e”で終わる動詞の原形+“-d”
「子音字+y」で終わる最後の“y”を“i”に変えて“ed”
「短母音+子音字」で終わる最後の子音字を重ねて“-ed”

「母音、短母音、子音字」という言葉が出てきますが、「母音:a, i, u, e, o」「短母音:アクセントのある a, i, u, e, o」「子音字:上記以外」となるので覚えて下さい。
では一つづつ以下で紹介していきます。

ほとんどの規則動詞

動詞の原形+“-ed”_

play ⇒ played
help ⇒ helped
watch ⇒ watched
cook ⇒ cooked

“e”で終わる規則動詞

動詞の原形+“-d”_

like ⇒ liked
dance ⇒ danced
use ⇒ used

「子音字+y」で終わる規則動詞

最後の“y”を“i”に変えて“ed”_

study ⇒ studied
cry ⇒ cried
carry ⇒ carried

「短母音+子音字」で終わる動詞

最後の子音字を重ねて“-ed”_

stop ⇒ stopped
skip ⇒ skipped
drop ⇒ dropped

発音をチェックしよう

「-ed, -d の発音は大きく分けて3つある」

2020年の学習指導要領変更後、リスニングや発音問題が定期テストでよく出題されるようになっています。過去形の作り方を覚えると同時にしっかり発音とも紐づけて暗記して下さい。以下の発音は「現在形 ⇒ 過去形」の順番でゆっくり読み上げられます。

「ed」を /d/ と発音する場合

一般動詞の最後の音が「有声音」で終わる場合、“ed”は /d ドゥ/ と発音されます。 有声音の代表例として、子音の /b/ /v/ /g/ /z/ /dʒ/ などがあり、母音も全て有声音となります。
有声音とは喉の振動を利用した発音で、喉に手を当てて振動しているかどうかで確認できます。

study ⇒ studied
※最後の“y”を“i”に変えて“ed”

「ed」を /t/ と発音する場合

一般動詞の最後の音が「無声音」で終わる場合、“ed”は /t トゥ/ と発音されます。無声音の代表的な例は、/p/ /k/ /f/ /s/ /θ/ などが挙げられます。 例えば /p/ を発音してみると、唇周辺だけで出している発音ということがわかります。
無声音とは喉の振動を利用せずに発音され、口から出す息を利用して出す音に近いです。

stop ⇒ stopped
※最後の子音字を重ねて“ed”

「ed」を /ɪd/ と発音する場合

一般動詞の最後の音が /d/ もしくは /t/ である場合、「ed」は /ɪd ィッド/ と発音されます。発音の /d/ と /t/ は綴りで「d」と「t」に対応しています。そのため、“attend”や“start”のように動詞が「d」もしくは「t」で終わっていれば、「ed」は /ɪd ィッド/ と発音されると考えていいです。本来、上述した通り /d/ は有声音で、/t/ は無声音ですが、例外的に「ed」を /d ドゥ/ や /t トゥ/ と発音せずに、/ɪd ィッド/ と発音します。

play ⇒ played
動詞の原形+“-ed”

一般動詞 過去形の英作文

「過去形の英作文は現在形の時のルールと同じ」

ここでは規則動詞の過去形を使った「肯定文」「否定文」「疑問文」の英作文を勉強していきます。

肯定文

一般動詞 過去形の英作文にける基本の形は「主語+述語(動詞)」です。過去を表現したいので、まずは現在形で文章を作り、過去形に直せばOKです。

主語+述語(一般動詞過去形)~.

まずは、現在形の肯定文をつくり、そのあとで動詞を過去形にしましょう。

私は昨日、野球をしました。

⇒ 文章を単語に分解しましょう。
 私は / 昨日 / 野球を / しました。
 I / yesterday / baseball / played

⇒「主語+述語〜.」に並び替えます。

I played baseball yesterday.
私は昨日、野球をしました。

このように、<一般動詞の現在形>の時に勉強した通りの語順、かつ動詞を過去形にするだけで英作文が完了します。次にはもう少し気を付けないといけない「現在形 ⇒ 過去形」の例題です。

「私は今日iPhoneを使います。」を「私は昨日iPhoneを使いました。」に

⇒ I use iPhone today.[現在形]

⇒ ここから過去形に変化させます。
  use → used / today → yesterday
※よく today → yesterday にし忘れる生徒が多いので気をつけましょう。

I used iPhone yesterday.[過去形]
私は昨日iPhoneを使いました。

このように、過去形にする場合に「動詞だけ過去形に」と覚えてしまうと誤答する場合もありますので、英語に慣れるまでは、各単語を分解して1単語づつ考えていくと誤答が減ります。

否定文

現在形の否定文と違う点は、do not / does not が did not に変わったところです。注意点は、主語が3人称でも、動詞は原形にして did not の直後に配置するようにして下さい。尚、did not の短縮形は、didn’t です。

主語+didn’t+述語(動詞の原形)~.

彼はYouTubeを見なかった。

⇒ まずは単語に
 彼は / YouTubeを / 見 / なかった。
  He / YouTube / watch / did not.
※過去形の文なので“watches”ではなく、原形である“watch”にしましょう。

⇒「主語+didn’t+述語(動詞の原形)~.」に並び替え

He did not watch YouTube.
彼はYouTubeを見なかった。

過去形の文章の配置を覚えていたら並び替えるだけですので簡単ですね。ただ、did not の後ろには動詞の原形、三単現の“s”を外すなど細かいルールで間違える生徒が多いので要注意です。次に例文を出しますので現在形と見比べてみて下さい。

[現在形]
She plays with her friends today.
彼女は今日友達と遊びます。

[過去形]
She didn’t play with her friends today.
彼女は昨日友達と遊びませんでした。

[現在形]
My mother cooks every day.
母は毎日を料理します。

[過去形]
My mother didn’t cook yesterday.
母は昨日を料理しませんでした。

疑問文

疑問文は「(以前)〜しましたか?」を表現できる文で、Did を文頭に配置し、文末に「?」を置きます。また、現在形の疑問文同様に動詞を原形にすることも忘れないで下さい。尚、did not の短縮形は、didn’t です。

Did+主語+述語(動詞の原形)~?

あなたは昨日叔父の家を訪問しましたか?

⇒ まずは単語に
 あなたは / 昨日 / 叔父の家を / 訪問し / ましたか?
  you / yesterday / uncle’s house / visit / did?
※疑問文の動詞は原形なので“visited”ではなく、原形の“visit”を用います。

⇒「Did+主語+述語(動詞の原形)~?」に並び替え

Did you visit Uncle’s house yesterday?
あなたは昨日叔父の家を訪問しましたか?

「Yes」の場合の答え方

「Yes, 主語+did.」の形で答えましょう。訳は「はい、~はしました。」です。

Did you visit Uncle’s house yesterday?
あなたは昨日叔父の家を訪問しましたか?

⇒ Yes, I did.
  はい、私は見ました。
※あなたは?と聞かれているので、私は…と答えましょう。

「No」の場合の答え方

「No, 主語+didn’t.」の形で答えましょう。訳は「いいえ、~はしませんでした。」です。

Did he watch the movie last week?
彼は先週に映画を見ましたか?

⇒ No, he didn’t.
  いいえ、彼はみませんでした。
※彼は?と聞かれているので、彼は…と答えましょう。

一般動詞に関するよくある質問&解答

「一般動詞」の単元で不明点があればこちらから

PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、一般動詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。

勉強しやすい環境づくりは大切!!

英語の勉強に限らず、何かの勉強を継続するためには「勉強しやすい環境」を整えることがとても大切です。例えば「デスクまわりをきれいにする」「参考書を取り出しやすい場所に置く」という2つのことを実施するだけでも、勉強することへのハードルが下がり、学習に取り組みやすくなります。

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