[一般動詞 過去形 不規則動詞]英文法

不規則動詞は声に出しながら覚えよう_

英単語の暗記にはいろんな方法がありまが、英語は言葉ですので、正しい発音を聞いて、声を出して覚えるのが一番です。最初は「go → went」と単語だけを繰り返し発音するのもいいですが、英文を通して単語を覚えるのも重要です。人前では恥ずかしくても、自宅なら恥ずかしくないですし、案外覚えやすいなって気づきがあるはずです。
声に出してある程度覚えてきたら、次はスペルをノートに書きましょう。この時に発音しながら書くということを忘れないでください。このように人間にある5感をフル活用すれば記憶力は高まります。

前のページで説明したのが、<規則動詞>で過去形にする場合は「動詞の原形+ed(d)」にすると説明しました。今回説明するは、それぞれの動詞で全く異なる変化をする動詞で、これの事を不規則変化動詞と言います。

不規則動詞の使用例

不規則動詞の過去形は、それぞれの動詞によって変化の形が違います。

不規則動詞の過去形の一例_

日本語現在形過去形
行くgo/goeswent
描くdrawdrew
運転するdrivedrove
食べるeatate

[現在形]
I go to USJ.
私はUSJに行きます。

[過去形]
I went to USJ.
私はUSJに行きました。


[現在形]
He buys the pen.
彼はそのペンを買います。
質問:三単現の場合は不規則変化動詞の過去形はどうなるのかな?

[過去形]
He bought the pen.
彼はそのペンを買いました。
答え:三単現であるなしに関わらず過去形はその単語の変化に収まる。

不規則変化動詞はどれぐらいある?

不規則変化動詞は数百個ありすべてを各英単語ごとに暗記しないといけません。ただし、パターンは大きく分けて4つに分類されますので、まずはこの4パターンを覚えて各不規則変化動詞の暗記に取り組みましょう。

原形 – 過去形 – 過去分詞形_

A – B – C 型
A – B – B 型
A – B – A 型
A – A – A 型
※上記「型」は左から「原形 – 過去形 – 過去分詞形」の順で並んでいます。

A – B – C 型

「原形 – 過去形 – 過去分詞形」が全て異なる形の動詞です。以下に例を挙げます。be動詞もここの位置する不規則変化動詞の一部です。

日本語原形
A
過去形
B
過去分詞
C
~であるamwasbeen
~であるarewerebeen
~であるiswasbeen
するdo/doesdiddone
行くgo/goeswentgone
描くdrawdrewdrawn
運転するdrivedrovedriven
食べるeatateeaten
落ちるfallfellfallen
飛ぶflyflewflown
与えるgivegavegiven
成長するgrowgrewgrown
知るknowknewknown
見るseesawseen
取るtaketooktaken
投げるthrowthrewthrown
書くwritewrotewritten
壊すbreakbrokebroken
話すspeakspokespoken
始めるbeginbeganbegun
飲むdrinkdrankdrunk
歌うsingsangsung
泳ぐswimswamswum

A – B – B 型

「原形 – 過去形 – 過去分詞形」のうち過去形と過去分詞形が同じ変化の動詞です。以下に例を挙げます。

日本語原形
A
過去形
B
過去分詞
B
持ってくるbringbroughtbrought
建てるbuildbuiltbuilt
買うbuyboughtbought
つかまえるcatchcaughtcaught
感じるfeelfeltfelt
見つけるfindfoundfound
忘れるforgetforgotforgot/forgotten
得る・~になるgetgotgot
持つhave/hashadhad
聞くhearheardheard
抱くholdheldheld
保つ・飼うkeepkeptkept
離れる・去るleaveleftleft
貸すlendlentlent
失うloselostlost
作るmakemademade
会うmeetmetmet
払うpaypaidpaid
言うsaysaidsaid
売るsellsoldsold
送るsendsentsent
座るsitsatsat
眠るsleepsleptslept
過ごす・費やすspendspentspent
立つstandstoodstood
教えるteachtaughttaught
話す・教えるtelltoldtold
思う・考えるthinkthoughtthought
理解するunderstandunderstoodunderstood
勝つwinwonwon

A – B – A 型

「原形 – 過去形 – 過去分詞形」のうち現在形と過去分詞形が同じ変化の動詞です。以下に例を挙げます。

日本語原形
A
過去形
B
過去分詞
A
来るcomecamecome
走るrunranrun
~になるbecomebecamebecome

A – A – A 型

「原形 – 過去形 – 過去分詞形」が変化しない動詞です。以下に例を挙げます。

日本語原形
A
過去形
A
過去分詞
A
切るcutcutcut
打つhithithit
傷つけるhurthurthurt
置くputputput
読むreadreadread
据えるsetsetset

こういうのは覚えるのが簡単だなと思う生徒もいるでしょうが、実は“read – read – read”は発音が異なります。英単語を覚える時には必ず発音もチェックして一緒に覚えるように心がけて下さい。
以下は“read – read – read”の発音です。

不規則動詞の英作文

「不規則動詞の英作文で最も難しいのは動詞の変化を暗記すること」

不規則動詞を使った英作文の方法は、規則動詞の時と全く同じで、動詞を過去形にすれば大丈夫です。ここで最も大切なのは数百ある不規則変化動詞の各活用を全て暗記できるかにかかっています。

肯定文

彼は昨日一匹のイルカを見た。

⇒ 文章を単語に分解しましょう。
 彼は / 昨日 / 一匹のイルカ / 見た。
  He / yesterday / a dolphin / saw.

⇒「主語+述語 ~.」に並び替えます。

⇒ He saw a dolphin yesterday.
  彼は昨日一匹のイルカを見た。

私は昨日、本を一冊読みました。

⇒ 文章を単語に分解しましょう。
  私は / 昨日 / 本を一冊 / 読みました。
  I / yesterday / a book / read.

⇒ 「主語+述語 ~.」に並び替えます。

⇒ I read a book yesterday.
  私は昨日、本を一冊読みました。

※ yesterday があるので過去形だと分かりますね。では yesterday が無ければ現在形か?というとそうではありません。前後の文章から判断する必要があります。

否定文

否定文は「〜でない」と表現し、「主語+did not+述語(動詞の原形)~.」でそれぞれ配置します。また、did not を didn’t に短縮してもOKです。 注意点は did not の直後の動詞は原形になることです。<規則変化動詞の否定文>と全く同じですのでここまで読み進めた生徒であれば問題ありませんね。
ここでよくある混乱が、過去の否定文において「Be動詞を使った文」と「一般動詞を使った文」を混同してしまうことです。ここで振り返りますので改めて違いを確認して下さい。

be動詞の過去 否定形_

主語+述語(be動詞)+not ~.

She wasn’t at home.
彼女は家にいなかった。

一般動詞の過去 否定形_

主語+did not ( didn’t )+述語(動詞の原形)~.

Her friends didn’t come.
彼女の友達は来ませんでした。

主語+didn’t+述語(動詞の原形)~.

私は彼に会わなかったです。

⇒ まずは単語に
  私は / 彼に / 会わ / なかった。
  I / him / see / didn’t.

⇒「主語+didn’t+述語(動詞の原形)~.」に並び替え

⇒ I didn’t see him.
  私は彼に会わなかったです。

疑問文

疑問文は「(以前)〜しましたか。」を表現できる文で、Did を文頭に配置し、文末に「?」を置きます。また、現在形の疑問文同様に動詞を原形にすることも忘れないで下さい。
※ did not の短縮形は、didn’t です。

Did+主語+述語(動詞の原形)~?

あなたは去年、両親に会いましたか?

⇒ まずは単語に
  あなたは / 去年 / 両親に / 会い / ましたか?
  you / last year / your parents / meet / did?
 ※疑問文の動詞は原形なので“met”ではなく、原形の“meet”を用います。

⇒「Did+主語+述語(動詞の原形)~?」に並び替え

⇒ Did you meet your parents last year?
  あなたは去年、両親に会いましたか?

「Yes」の場合の答え方

「Yes, 主語+did.」の形で答えましょう。訳は「はい、~はしました。」です。

Did you meet your parents last year?
あなたは去年、両親に会いましたか?

⇒ Yes, I did.
  はい、私は見ました。
※あなたは?と聞かれているので、私は…と答えましょう。

「No」の場合の答え方

「No, 主語+did not(didn’t).」の形で答えましょう。訳は「いいえ、~はしませんでした。」です。

Did she swim in the sea in the summer?
彼女は夏に海で泳ぎましたか?

⇒ No, she didn’t.
  いいえ、彼女は泳ぎませんでした。
※彼女は?と聞かれているので、彼女は…と答えましょう。

これで規則動詞と不規則動詞の過去形を学び終えました。この両単元は今後の英語の基礎となり、2つの単元をあやふやで進めると英語が苦手科目になる可能性が高いです。不安のある生徒はこの機会に規則動詞、不規則動詞、be動詞の文を復習するようにしましょう。また、不規則動詞の変化形の暗記は怠らないようにして下さい。

シチュエーションごとに一般動詞の過去形を使いこなそう

「一般動詞の過去形で表現できるパターンを増やそう」

このページでは、一般動詞の過去形を使った「肯定文・否定文・疑問文」の勉強をしてきました。
勉強した英文法から、実際にどのように会話の中で使えるのかをシチュエーションごとに勉強して下さい。

今日はどうだった?と聞かれた場合

日常会話では、会話のきっかけに次のような質問がよく使われます。今までに学習した内容を使いこなせば、答えやすいシンプルな質問で、答え方の定型文を知っておくと便利です。

How was your day?
今日はどうだった?

[ It was good. ]+[ I went fishing. ]
 よかったよ。 釣りに行ってきたんだ。

上記返答の仕方のように以下の「1~3」の順で答えると迷わずに楽に返答できます。

[1.最初の返事として]
Pretty good. (まぁまぁ良いですよ)
It was ok. (まぁokだったかな)
It was fun. (楽しかったですよ)
It was boring. (退屈でした)

[2.具体的に何をしたか]
I had a massage. (マッサージを受けたよ)
I went to the party. (パーティーに行ってきたよ)
I went drinking. (飲みに行ってきたよ)
I watched movies. (映画を見た)
※映画館で見る場合はseeを使います。

[3.会話を続けさせるために]
自分の話が終わったら、下のようなフレーズを使って見て下さい。
And yours? (あなたの1日は?)
How was yours? (あなたの1日はどうでしたか?)

週末はどうだった?と聞かれた場合

日常英会話では、会話のきっかけに「週末はどうった?」という質問が良く使われます。
一般動詞の過去を応用すれば返事が出来ます。

How was your weekend?
週末はどうった?

上記返答の仕方のように以下の「1~3」の順で答えると迷わずに楽に返答できます。

[1.最初の返事として]
Pretty good. (まぁまぁ良いですよ)
It was ok. (まぁokだったかな)
It was fun. (楽しかったですよ)
It was boring. (退屈でした)

[2.具体的に何をしたか]
I stayed home. (家にいたよ。)
I had a nice trip. (よい旅行に行ってきました)
I went shopping. (買い物に行ってきました)
I saw my friend. (友達と会いました)
We went swimming. (泳ぎにいきました)
Nothing special. (特に何もしていないです)

[3.会話を続けさせるために]
自分の話が終わったら、下のようなフレーズを使って見て下さい。
And yours? (あなたの週末は?)
How was yours? (あなたの週末はどうでしたか?)

時間の要素を足したい場合

過去形と一緒によく使う ago と last の使い方を紹介します。

[主語+自動詞(過去形)+時間の要素]
I ran yesterday.
私は昨日走った。

[主語+他動詞(過去形)+前置詞+名詞+時間の要素]
I went to Okinawa 1 month ago.
私は1か月前に沖縄に行った。

~ ago(~前)
three years ago3年前
three days ago3日前
an hour ago1時間前
last ~ (前の~)
last year昨年
last summer去年の夏/今年の終わった夏
last month先月
last week先週
last night昨晩
last Sundayこの前の日曜日

シンプルな文章に時間の情報を付け加えて会話の返事をしてみる勉強法も有効です。
また練習問題なので質問が自分にあてはまらなくても回答を作成してみてください。

When did you buy your car? (いつ車買ったの?)
When did you meet him? (いつ彼に会ったの?)
When did you go shopping? (いつ買い物に行ったの?)

I bought it 2 years ago. (2年前に買いました)
I met him last Sunday. (日曜日に彼に会いました)
I went shopping yesterday. (昨日買い物に行きました)

誰かと一緒に何かをした場合

前置詞の with を使って「誰と~をした」と表現できます。

[主語+自動詞 with ~.]
I ran with my friend.
私は友達と走った。

[主語+自動詞+前置詞+名詞 with ~.]
I went to this restaurant with my family.
家族とこのレストランに行ったよ。

[主語+他動詞+目的語 with ~.]
He had lunch with his colleague.
彼は同僚とランチをとった。

尚、代名詞はその使われ方により形を変化させます。
今回は my friend(私の友達)his colleague(彼の同僚)のように「だれだれの~」という形で使われていますので、下の代名詞の表の「所有格」の形に変わります。
「だれだれと~」を表す場合は目的格を使います。
「彼と一緒に」「彼女と一緒に」「私と一緒に」と言いたい場合は、目的格のところに並んでいる単語を使うので注意してく ださい。英語にすると、with him, with her, with me とな ります。

主格所有格目的格所有代名詞
主格所有格目的格所有代名詞
Imymemine
youyouryouyours
hehishimhis
sheherherhers
ititsit
weourusours
theytheirthemtheirs

シンプルな文章に時間の情報を付け加えて会話の返事をしてみる勉強法も有効です。
また練習問題なので質問が自分にあてはまらなくても回答を作成してみてください。

Who did you go to school with? (誰と行ったの?)
Who did you come here with? (誰とここにきたの?)

I went to school with my friend. (ともだちと学校に行きました)
I came here with my colleague. (同僚と来ました)

様々な移動手段を表現する場合

動詞の時制と移動手段の前に着く前置詞に注目して読み進めて下さい。

I go to work by car.
車で会社に行く。

My friend goes to school by train.
友達は電車で学校に行く。

by は交通手段・通信手段に使うことができます。
手段を表しており、具体的な電車やバスをイメージして話をしていないため、冠詞の a, an がついていません。
また「徒歩で」の場合は on foot ですが、I walk to school. を使う方が自然です。

by busバスで
by taxiタクシーで
by bicycle自転車で

次はシンプルな文章に頻度の情報を付け加えた会話の返事例です。

How do you go to work/school?
∟ I go to work by train.
あなたはどのように仕事/学校へ行っていますか?
∟ 電車で仕事に行っています

How did you go to the station?
∟ I went to the station on foot. / l walked to the station.
あなたはどのように駅へ行きましたか?
∟ 歩いて駅に行きました。

How does your friend go to work?
∟ She goes to work by car.
あなたの友達はどのように仕事へ行っていますか?
∟ 車で行きます。

一般動詞に関するよくある質問&解答

「一般動詞」の単元で不明点があればこちらから

PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、一般動詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。

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