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There is 構文
「There is 構文では、(~がいる / ある)という意味になる」
There is 構文は「〜がある」という意味をもち、人や物の存在を表します。There is 構文は、聞き手にとって新しい情報を伝える際に使われます。
There is 構文の基礎例文
ここでは、以下のようなThere is 構文を活用した基礎例文を理解できるようになります。
肯定文:
There is a glass on the table.
テーブルの上にグラスが1つある
否定文:
There aren’t any students in the classroom.
教室には生徒は誰もいない
疑問文:
Are there any good cafes?
どこか良いカフェはありますか?
There is 構文の使い方
肯定文・疑問文・否定文の3項目を覚えよう
There is 構文を使いこなすために必要なのが「肯定文・疑問文・否定文」の使い方です。この3つを抑えることにより、得点率もぐっとあがるので必ず3項目とも押さえましょう。また例外的なルールも紹介します。There is 構文の基礎を抑えた方は、細かいルールにも目を通してください。
There is 構文の肯定文
There is 構文の肯定文における基本的な形は、次のようになります。There is 構文の土台となる部分ですので必ず暗記して下さい。
There is 構文:肯定文の基礎形_
There is/are +主語
~(人や物)がいる(ある)
[肯定文]
There is a book on the table.
テーブルの上に本が1冊ある。
[肯定文]
There is a cup on the table.
テーブルの上にカップが1つある。
[肯定文]
There are three people in this room.
この部屋には3人いる。
[肯定文]
There were a few raccoon dogs in the attic.
屋根裏に狸が数匹いた。
There is 構文を用いることで、「本が1冊ある」ことや「数匹のたぬきがいる」ことが強調されます。また上記の例文のように、There is構文は、on the table(テーブルの上)in the attic(屋根裏で)のような場所を表す語句とともによく使われます。
また、There には「そこ」という意味がありますが、There is構文の There には「そこ」という意味はありません。There is構文では「そこに~がある」と訳さないように注意しましょう。
There is 構文の疑問文
There is 構文を疑問文にする際はbe動詞を文頭に置き、文末に「?」をつけます。
There is 構文:疑問文の基礎形_
Is/Are + there +主語 ~?
~はありますか? ~はいますか?
Yes / No, there+is / are.
– はい、あります(います)。
– いいえ、ありません(いません)。
There is 構文では、疑問文の場合は There(形式的な主語) と「is」が入れ替わります。そして、その後に「何があるか」を示す本当の主語の a book や any questions がきます。主語とbe動詞が入れ替わることは、通常の疑問文を作る場合と同じなので簡単です。
[疑問文]
Is there a book on the desk?
机の上に本がありますか?
[疑問文]
Are there any questions?
何か質問はありますか?
There is 構文の否定文
There is構文を否定文にするときは、次のようにbe動詞の後に not を置きます。また、名詞の前には any をつけることが一般的です。
There is 構文:否定文の基礎形_
There is/are not 主語 ~.
以下の例文の場合、主語が単数なので、be動詞は「is」の否定形「isn’t」を用います。
[否定文]
There isn’t any water in the pool.
プールの中に水がない。
[否定文]
There isn’t a doctor near here.
この近くには医者はいません。
There is 構文の注意点
「There is 構文の細かいルールを学びましょう」
There is 構文を用いる際は、いくつか注意点があります。特に「固有名詞」や「the+名詞」と一緒に浸かっている生徒が多いので気を付けて下さい。
There構文と動詞の一致
There構文の述語動詞は、その後に続く名詞との間で一致します。
①の a bookstore は可算名詞の単数形なので is、②の several hotels は可算名詞の複数形なので are を使用します。
[直後の名詞と一致を確認①]
There is a bookstore at the airport.
空港に本屋がある。
[直後の名詞と一致を確認②]
There are several hotels nearby.
近くのいくつかのホテルがある
冠詞 the や固有名詞とは一緒に使えない
There is 構文では、特定のものを表す冠詞の「the」や固有名詞とはあまり一緒に使いません。つまり、聞き手と話し手の間で共通認識があるものには使えないのです。
There is 構文には「新情報を導入する合図」の役割があるため、すでに話題に上がったことにある情報は使用できないと覚えましょう。
There is 構文では、my book, the meeting のような特定の物を表す表現は使えないので注意が必要です。
[冠詞 the を間違って使っている例]
There is the book on the table. ×
There is the meeting tomorrow. ×
しかし、以下のように強調を表したい場合は使ってもOKです。
[強調したい場合]
There is the book you are looking for.
あ!探してた本あるよ!
[強調したい場合]
There’s Yuki with her boyfriend.
みてみて!ユキが彼氏といるよ!
There is 構文に関するよくある質問&解答
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自分にとって英語は何で必要なのかを考えよう!!
効果的な英語の学習法を知ることも大切ですが、そもそも自分がどんな場面でどんな英語を必要としているかを明確にした上で主体的に学習に取り組まないと、どんなに英語を勉強しても、実用性の低い単語や文法の知識ばかりが身につき、会話が上達せず、やる気を失います。