現在分詞の形容詞用法の復習
「基本となる文を明確にして修飾部分を英作文してみましょう。」
ここでは簡単な復習だけを行っていきますので、不安な方は前のページも併せてご確認ください。
まず eat curry(カレーを食べる) というのは分かりますね。
これを eating curry にすると「カレーを食べている」となり、この形を以下のように the boy にくっつけることができます。
the boy eating curry
カレーを食べている少年
the boy は名詞で、名詞を修飾しているので eating curry は形容詞として働いています。
このように動詞に -ing を付けることによって形容詞のように働かせることができ、このことを現在分詞の形容詞用法と言いました。
ここでの注意点は、-ing は名詞の後ろにくっつく場合と、前にくっつく場合があるということでしたね。
そして、どちらにくっつくかは、現在分詞のカタマリが2語以上なら後ろ、現在分詞が単体なら前というのが基本でした。
※修飾語を名詞の前に置くか後ろに置くかには別の要素もありますが、今の段階ではこの考え方を覚えて下さい。
現在分詞の位置① 2語以上
名詞+-ing ~
現在分詞の位置② 1語
-ing+名詞
英作文の準備運動
それではこの原則を当てはめて英作文を行っていきましょう。
まずは「ピアノを弾いている女の子」です。
この文の中で中心となるのは「女の子(the girl)」という名詞で、それを「ピアノを弾いている(playing the piano)」という文が修飾しています。
尚、playing the piano は2語以上から成り立っていますので、名詞の後ろにおきます。
the girl playing the piano
ピアノを弾いている女の子
続いて「歌っている女の子」も練習してみましょう。
この文の中で中心となるのは「女の子(the girl)」という名詞で、それを「歌っている(singing)」という文が修飾しています。
尚、singing は1語で成り立っていますので、名詞の前におきます。
the singing girl
歌っている女の子
レベル1:英作文
まずは「私はメアリーに話しかけている少年を知らない」です。
英作文をするときは主語動詞から決めます。
ここでの主語は I(私は)で、動詞は don’t know(知らない)です。
そして、何を知らないかというと、「少年」を知らないので、まずこの文のメインは次のようになります。
I don’t know the boy
私はその少年を知らない
後は「メアリーに話しかけている(talking to Mary)」という the boy を修飾する部分をくっつけると完成します。
尚、現在分詞の部分は2語以上から成り立っていますので、the boy を後ろから修飾します。
I don’t know the boy talking to Mary
私はメアリーに話しかけている少年を知らない
次に「あなたはあの眠っている男性を知っていますか?」を英作文してみましょう。
この文は疑問文ですので、その点に注意してください。
まず主語は You(あなたは) で、動詞は know ですね。
そして何を知っているか聞いているのかというと that man(あの男性)についてですので、文のメインは次のようになります。
Do you know that man?
あなたはその男性を知っていますか?
後は「あの男性」を修飾している sleeping(眠っている)を名詞の前にくっつけると完成します。
Do you know that sleeping man?
あなたはあの眠っている男性を知っていますか?
レベル2:英作文
次は「外で待っている少年はトムです」を英作文してみましょう。
やはり主語動詞から決めますが、主語は The boy(少年は)で、動詞以降は is Tom がメインとなります。
The boy is Tom
その少年はトムです。
ここで「外で待っている」というのは「少年」を修飾していますので、waiting outside を名詞の後ろにくっつけます。
The boy waiting outside is Tom
外で待っている少年はトムです
このように主語に現在分詞がくっつくと、主語動詞の位置が離れてしまい、苦手とする方が多いので注意してください。
レベル3:英作文
最後は「2つの都市を結んでいるフライトは機械の故障のせいでキャンセルされた」です。
ここでのメインの文、つまり主語は The flight(フライトは)で、動詞は was canceled(キャンセルされた)です。
受け身の文になっている点に注意しましょう。
The flight was canceled
フライトはキャンセルされた
「connecting the two cities(2つの都市を結んでいる)」は主語である「フライト」を形容詞的に修飾していますので、名詞の後ろにくっつけます。
The flight connecting the two cities was canceled
2つの都市を結んでいるフライトはキャンセルされた
そして最後になぜキャンセルされたのかという部分を because of(~のせいで)を使って最後に置くと完成します。
The flight connecting the two cities was canceled because of a mechanical problem
2つの都市を結んでいるフライトは機械の故障のせいでキャンセルされた
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
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