中学英文法の基礎確認問題
「これまでに解説した中学英文法の総復習です」
それでは適語選択問題から開始していきます。
適語選択問題_1
What does he (1.has to 2.have to 3.had to 4.must) do next?
早速適語選択問題から行っていきます。
この文は What を使った疑問文で、does で始まっています。
does や did を使った疑問文や否定文では、その後ろに続く動詞は原形になります。
つまり、答えは have to となります。
What does he have to do next?
彼は次に何をしなければならないの?
この have to は must と一緒に学校で習うことが多いと思います。
must との意味の違いはここではおいておいて、must と have to の別の違いとしては must はいつでもこの形で使うので変化しないのに対し、have to は主語が変われば has to, 過去の文で使えば had to など形が変化します。
ですから、この have は普通に動詞扱いすると覚えておきましょう。
つまり、こういう does や did の疑問文では、原形の have to を使うという事になります。
並び替え問題_1
(1.hands 2.wash 3.dinner 4.your 5.before)
では次は並び替え問題です。
普通、英語というのは主語動詞で始まるので主語から考えてみます。
ですが、主語になりそうなのが見当たらないですね。
名詞には your hands や dinner がありますので一旦主語にするとすると、その後ろに続く動詞は wash になります。
ですが「your hands wash」や「dinner wash」となり、意味が通らなくなります。
また wash の後ろには、洗うモノを置くことがほとんどですので、wash your hands とするとうまくいきそうだなと気づくはずです。
そして befor dinner と続けてみると、これは命令文なんだなと正答を導けます。
Wash your hands before dinner.
夕食前に手を洗いなさい
並び替え問題_2
Mary is so (1.loved 2.that 3.is 4.she 5.kind) by everyone
この文の主語は Mary(メアリーは)で、動詞は is(です)となっています。
そして、so をみて選択肢の中に that があるなと見た瞬間、解けてしまう方もいるかと思います。
ここでは知らないと仮定して最初から順番に考えていきましょう。
so は very に似た単語ですので、一旦 very に置き換えて考えても良いと思います。
そうすると、very cute や very good のように、ここで近い単語を見ると very kind となります。
Mary is so kind
メアリーはとても親切だ
この時点できちんとした文が完成しており、そのあとにまた文が続きそうなので接続詞や関係詞になり得る that を続けて she is loved と文になるように続けると完成します。
Mary is so kind that she is loved by everyone
メアリーはとても親切なのでみんなから愛されている
ここにある so ~ that …(とても~なので…)という言い方ですので、不安な方は<こちら>※※※※※※※※vを読み返していただくと分かりやすいと思います。
並び替え問題_3
Tell me (1.time 2.are 3.you 4.what 5.going) to leave here
この文は tell で始まっていますので、命令文だと分かりますね。
tell は「tell 人 モノ(人にモノを伝える・言いつける)」のような使い方があります。
つまり、me の後ろには名詞か名詞化したものがきます。
選択肢を見ると What time や you are going のように疑問文になりそうなところがあります。
ここで思い出して頂きたいのは間接疑問文で疑問文を名詞化できる英文法です。
詳しくは<こちら>※※※※※※※※※で解説していますので読み返してみて下さい。
尚、間接疑問文では「疑問詞 主語 動詞」の順に置き、この疑問文は丸ごと名詞化して使え、「~なのか」という訳になります。
Tell me What time you are going to leave here
何時にここを出発するのか教えてください。
並び替え問題_4
(1.he 2.well 3.fit 4.bought 5.jacket 6.the 7.him 8.very 9.doesn’t)
主語になりそうなものは真っ先に He(彼は)が見つかります。
次に動詞は、bought(買った)に目が行き、何を買ったのかというと the jacket が続くのかなという気がします。
He bought the jacket
彼はそのジャケットを買った
ですが、この後に接続詞も関係代名詞もなく続けることが出来ずに困ってしまいます。
そのため、主語動詞から見直してみます。
主語は the jacket(そのジャケット)になり、動詞に bought を置くと変な意味になってしまいます。
そのため、fit(フィットする)に目を付けるのですが、the jacket は三人称単数ですので、fits とならなければおかしいです。
そのため、doesn’t fit(フィットしない)になるんだなと分かるはずで、何にフィットしないのかというと him(彼に)が合いますのでこの問題のメインの文は以下のようになります。
The jacket doesn’t fit him very well
そのジャケットは彼にあまりフィットしてない
残りの選択肢を見てみると、主語動詞になりそうなのが残っており、やはり接続詞や関係代名詞のように文と文をつなぐ語がありませんので、悩んでしまう方も多いでしょうが、ここでは関係代名詞の省略を疑いましょう。
関係代名詞とは名詞の後ろの文を繋ぐ接着剤の役割をするのですが、「名詞+関係代名詞+主語+動詞」の順に並んでいる場合に関係代名詞を省略することが可能になります。
詳しくは<こちら>をご覧ください。
つまり残っている he bought(彼が買った)は、The jacket を修飾すればうまくいきます。
The jacket he bought doesn’t fit him very well
彼が買ったジャケットは彼にあまりフィットしてない
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
この記事へのコメントはありません。