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[中学英語]過去形と過去進行形の基礎
「まずは一般動詞の文なのか、be動詞の文なのかに気をつけましょう」
過去形とはその名の通り過去の事や昔の事を表しますので、会話の中でも非常によく使います。過去形自体はそれほど難しくはないのですが、文法の勉強を進めていくと過去分詞形という過去形にそっくりな形のものが出てきてごっちゃになる方もいらっしゃいます。
次の英文がその代表例です。
We sent the mail ~
過去形
The mail sent to us was ~
過去分詞
The mail was sent ~
受動態
このようにそれぞれの文は「過去形」「過去分詞」「受動態」として用いられており、違いがいまいち分からないという方もいらっしゃるでしょうが、ここでは過去形についてをしっかり説明していきますので、今後「過去分詞」や「受動態」が出てきたときに違いがはっきり分かるように準備していきましょう。
be動詞を使った過去形の作り方
ではまず以下英文からご覧ください。
I play soccer
私はサッカーをする
これは現在形という一番基本的な形の文ですね。
ではこの文を過去のことにしてみます。
I played soccer
私はサッカーをした
日本語でも「する→した」のように動詞の部分を変えていますので、英語でも同様に「play→played」と動詞を過去形に変えます。
be動詞を使った疑問文・否定文の作り方
ではまず以下英文からご覧ください。
You opened the window
あなたが窓を開けた
現在形である open が opened になっているので過去形の文と分かりますね。
ではこの英文を疑問文にしてみましょう。
疑問文にする時にまず大切なのはbe動詞なのか一般動詞なのかで、これによって疑問文の作り方が変わります。
open は一般動詞なので、Do を文頭に持ってくるのですが、過去形の疑問文のため「Do→Did」となり、動詞は原形の形をとり「opened→open」となります。
Did you open the window?
あなたが窓を開けたの?
このように一般動詞は疑問文や否定文では動詞は原形になると覚えておきましょう。
では否定文の作り方もみていきます。
You do not open the window. は現在形の文ですが、過去形にすると do を did にし、動詞は原形のままです。
You did not open the window.
あなたは窓を開けなかった。
ここまでは「play→played」や「open→opened」のように -ed を動詞につければ過去形になる規則変化動詞を使ってきましたが、「go→went」や「keep→kept」のように -ed がつくのではない不規則変化動詞というものもあり、これはいくつか代表的な例を以下で紹介しますが、他にもたくさんありますので単語帳などでしっかり覚えて下さい。
現在 | 過去 | 過去分詞 | 意味 |
---|---|---|---|
become | became | become | ~になる |
make | made | made | 作る |
begin | began | begun | 始める |
meet | met | met | 会う |
break | broke | broken | 壊す |
pay | paid | paid | 支払う |
bring | brought | brought | 持ってくる |
put | put | put | 置く |
build | built | built | 建てる |
read | read | read | 読む |
ride | rode | ridden | 乗る |
buy | bought | bought | 買う |
catch | caught | caught | つかむ |
rise | rose | risen | 上がる |
choose | chose | chosen | 選ぶ |
run | ran | run | 走る |
come | came | come | 来る |
一般動詞を使った過去形の作り方
まずは以下英文をご覧ください。
She is a teacher
彼女は先生です。
この文を過去形にするには is の形を変えるのですが、be動詞は以下のように不規則に変化します。
現在 | 過去 |
---|---|
is, am | was |
are | were |
つまり以下のようにすれば過去形の文の完成です。
She was a teacher
彼女は先生でした。
一般動詞を使った過去形の疑問文・否定文の作り方
では She was a teacher を疑問文と否定文にしていきましょう。
疑問文の場合は be動詞がそのまま文頭に出ればできます。
Was she a teacher?
彼女は先生だったの?
否定文も簡単でbe動詞の後ろに not を付けるだけでできます。
She was not a teacher
彼女は先生ではありませんでした。
すごく簡単ですね。
ではここまでのまとめを簡単にしておきます。
be動詞
疑問文 : Was/Were 主語 ~?
否定文 : 主語 was/were not ~.
中級
疑問文 : Did 主語 動詞 ~?
否定文 : 主語 did not 動詞 ~?
過去進行形について
過去進行形は現在進行形から考えると分かりやすいです。
ですのでまずは以下英文をご覧ください。
She is playing soccer
彼女はサッカーをしている
is playing となっている部分が現在進行形の基本で、「(ちょうど今)~をしている」という表現になります。
この文を過去進行形にするにはbe動詞の部分を過去形にして -ing の方は変えないと覚えて下さい。
意味は「(過去のある時点でちょうど)~をしていた」となります。
She was playing soccer
彼女はサッカーをしていた
過去進行形を使った疑問文・否定文の作り方
では次に過去進行形の疑問文の作り方を見ていきましょう。
be動詞を前に出すだけで完成します。
Was she playing soccer
彼女はサッカーをしていた
否定文も同様にbe動詞の後ろに not をつけるだけです。
She was not playing soccer
彼女はサッカーをしていなかった
ここで注意点なのですが、過去進行形は上記のように単独で使われることはほとんどありません。
例えば「私が帰って来た時、弟はTVを見ていた」のように過去のどの時点なのかをハッキリ表す言葉と一緒に使われることが多いのです。
ここでは「「私が帰って来た時」ですね。
「その時ちょうど~していた」というのが過去進行形ですので、その時っていつの事?をハッキリ表さないといけないのです。
ですので、会話の前後からその時がいつなのかを明確に分かっている時以外は、どんな時なのかを明確に表現する必要があると覚えておいてください。
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
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