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I love you 多用に対する日本人の解釈と答え
「恋愛対象以外にも使える I love you」
日本人はアメリカ人が I love you をよく言うのに対して、ちゃんと言葉にしないと分からないとかそういうのを大切にしている文化なので、必然的に I love you と聞こえる回数が多いのかなという印象です。
これに対するネイティブの答えは、その考えもあるということです。
I love you に限らず「今日の服装はいいね」とか「かっこいい靴買ったね」とかポジティブな印象は自分の中で留めておく必要がないので、相手に伝えるという習慣があります。
ただし、I love you には日本人が考えているような「愛している」という意味以外でも使われており、恋愛対象じゃない人にもすごく使います。
I love you は恋愛対象外にもよく使う
「4つのパターンを理解しましょう」
I love you は恋人にはもちろん使いますが、それ以外にも家族や友達にも使います。
つまり I love you は「愛してる」以外の日本語訳が最適な場合があります。
では、ネイティブが使っている I love you を大きく4つに分けて紹介していきます。
恋愛での I love you
まず言葉の重みとして アメリカ人にとって I love you と言う中でも特に最初に言う I love you が最も重みのある言葉になります。
つまり、2人の間で最初に I love you を言った瞬間に関係がより深くなり、さらに I love you を言う頻度も上がります。
ですので、I love you はすごく重たい言葉で最初の1フレーズが二人の仲をより絆の強く深いものにする1線で、この1線を越えるということは「結婚を考えています」という合図と考えている人もいますし「あなたに対して真剣です」という意思表示と考えている人も多いのです。
そのため、ネイティブは「もうこの人しかいない」と心に決める瞬間まで I love you を使わないのと考えて下さい。
1年かかって言う人もいれば、半年ぐらいで言う人もいます。逆に2週間とか1週間とか短い期間で I love you と言う人は軽い人だなって思われることもありますので、その点は気を付けて下さい。
そして、最初の I love you を言えたら、その人にとって I love you を言える準備が整ったということになりますので、どんどん毎日のように I love you を言うようになります。
この点は、思っている事を相手に伝える習慣に紐づいていきます。
要は、最初の I love you がポイントです。
家族への I love you
家族への I love you は「愛してる」という意味には変わりはないのですが、シチュエーション次第では「おやすみ」「行ってきます」「行ってらっしゃい」っていう合図かもしれません。
例えば子供を子供部屋で寝かせる時に親が以下のように言います。
Good night, I love you.
おやすみ 大好きだよ
I love you too, Mum.
私も おやすみ ママ
その他に行ってきますと言いたい時にも使えて以下のようになります。
Bye, I love you.
行ってくるね
Love you, too.
行ってらっしゃい
英語には「いってきます」に該当する言葉がないので、しいて言えばこの表現が家族間の「行ってきます」「行ってらっしゃい」になり、その上で「あなたを大切に思っていますよ」という意思表示になります。
友達への I love you
I love you は友達にもよく使い、絶対に恋愛関係として捉えないだろうなって人に対して使います。
尚、基本的には女性同士の友達に対して使う事が圧倒的に多く、男性同士の友達ですとほぼ聞かないです。
この場合は「愛してる」というよりも「あなたを大切に思ってるよ」とか「私たちは親友だと思ってるよ」や「一生一緒だよ」という気持ちを込めて使います。
ただ、友達の場合はどんなに親友だとしても毎日言うのは違和感があるので、誕生日とか何かのタイミングで言うといいでしょう。
慰める時の I love you
この場合は「愛してるよ」という意味は無くて、「お悔やみ申し上げます」や「頼ってね」のようにあなたの事を大切に思っているよというニュアンスになります。
例えば、友達のお父さんが亡くなった場合に以下フレーズを言うと違和感がありません。
I’m here for you, I love you.
私はここにいるよ。頼ってね
物理的にも精神的にもここにいるから大丈夫だよ、あなたの事を大切に思っているよというニュアンスです。
まとめ
「相手を大切に思ってるというのがポイント」
このように日本語の「愛してる」と言えば、基本は恋愛を対象にした言葉なのですが、英語の「I love you」は恋愛だけでなく幅広いカテゴリで使え、相手を大切に思ってるよというのが根底にある意味になります。
つまり、Love と言えば「家族愛」「友達愛」「恋愛」や物に対しても使えて、好きという深さは日本語の「愛してる」と同じレベルだと考えて下さい。
だからこそアメリカ人は I love you をたくさん使ってるという印象になるのです。
- 幼児~小学生を対象とする英語塾教師Kufufu先生による執筆
- 某超大手金融機関に5年務め、英語教育に転身された英語塾教師Kufufu先生による執筆です。英語の発音や和製英語、英語のオノマトペについて深い知識があり、卒業論文では「日本人の英語発音」について8000語ほどの英語で論文を執筆されました。
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