ネイティブが教える時制[現在形]

ネイティブが教える時制[現在形]

現在形が持つ4つの用法をマスターしよう!_

現在形と言えば英文法の中でも基礎中の基礎ですので、これから習う方はもちろんですが現在形を習い終えた方もネイティブイメージ含めて紹介していきますので、より現在形の理解を深めたい方に是非見て頂きたいページとなっています。

現在形と言うのは「Be動詞」と「一般動詞」によって変わってきます。

Be動詞

is / am / are

一般動詞

一般動詞

尚、一般動詞の場合は主語によって若干形が変わります。
例えば、Like を例にとると、主語が「I(一人称)」の場合は Like(原形)でいいのですが、Jiro(三人称単数)の場合は Likes となります。
いわゆる三単現の-sがつくという事です。
また、ネイティブも学校の授業で現在形を習い、現在形は Present tense と言います。
Present は「現在」で tense は「時制」という訳になり、英語圏の教科書でも「現在時制」として呼び方は同じなのですが、ネイティブが現在形に対して持っているイメージは日本人の現在形に対するイメージと少し異なります。
ネイティブは現在形に対して現在の事だけでなく、現在と未来がつながっているような、時間に制限がないイメージを持っています。
つまり、今から未来に掛けては1つのものというイメージで、この考え方が非常に重要です。
日本の英語学習者は現在形と聞くと現在のことしか表現できないと思いがちですが、むしろ未来に対する表現も非常に多いのです。
また、現在と未来がつながっているようなイメージから、ずっと変わらないイメージに繋がり、今やっていることがずっと繰り返し行われていくことも表現できます。
これらのイメージから現在形には大きく分けて4つの用法があり、以下で紹介していきます。

一般的な事実

「現在も未来も変わらないもの」

一般的なことと言えば「私たちは夜眠る」や「太陽は昇って沈む」「クジラは哺乳類です」などになります。
この事実は現在も未来も変わらないもの、つまり自然の法則や一般的に認知されていることに対して使われます。

Babies drink milk.
赤ちゃんはミルクを飲む

Kids watch cartoons.
子供はアニメを見るものだ

Teachers teach stuff.
教師は物事を教える人たちです。

Japanese eats Natto.
日本人は納豆を食べる

このように大体世間的には一般的なことだよねと認識されていることに対しても使えます。
また、より小さい範囲に絞った時にも使えます。

Mr. Suzuki teaches English.
鈴木先生は英語を教えています。

この内容を知っている人は世界の視点からみると少ないかもしれませんが、ある特定の範囲の人の間ではそれが当たり前のように認知されていることですので現在形が使えます。

習慣的にやる事

「今もこれからもずっと変わらずにやっていくこと」

例えば「毎日散歩をしています」や「毎週金曜日に水泳を習っています」など定期的じゃなくてもいいのですが、今もこれからもずっと変わらずにやっていくことや、やっていることを表現するときに現在形を用います。

I play the piano.
私はピアノを習慣的に弾いています。

このように毎週火曜日などの表現をいれなくても、習慣的にしていると言えます。

Jiro runs everyday.
ジロウは毎日に走っています。

この場合はどこかに走っていくというよりもランニングを毎日するようなイメージになるのですが、Jiro suns. でも習慣的にランニングをしていると表現できます。
ただし、頻度は分からないので、なんとなく定期的にランニングしているんだなっていうイメージになります。

状態を表す

「今もこれからも継続するであろう状態」

例えば「今北海道に住んでいます」のような表現になります。

I live in Hokkaido.
北海道に住んでいます

この英文は今北海道に住んでいる状態だし、これからも北海道に住む、つまり変わらないものだから現在形のイメージと繋がります。

Jiro likes Yuki.
ジロウはユキが好き。

We love sweets.
私たちは甘いものが好きです。

このように感情に対しても使えます。
また、状態を表すBe動詞も使えて以下のようになります。
この場合は学生であるという状態がしばらく続くようなニュアンスになります。

I am a student.
私は学生です。

確定した予定

「100%確定した未来の予定を表現するときに」

これは未来の表現なのですが、100%起こる出来事の事を言います。
例えば「出張先から本社に戻ります」という時に以下のようになります。

I leave tomorrow.
明日戻ります。

この場合は will も使えるのですが、will は「意志」を表すため以下のようなニュアンスの違いが生まれます。

I will leave tomorrow.
明日帰る予定です。

このように未来の事でも現在形で使うと「もうそういうことになっています」や「絶対に帰ります」みたいな100%の予定、つまり「事実」を告げるニュアンスになります。
これは未来の事を話しているのですが、今の自分にとっては「事実」だと解釈すると分かりやすく、最初に紹介した「一般的な事実」に近づくイメージを持ってください。
そのため、例えば林間学校のスケジュールなのでは、以下のように書かれます。

Eat at 12.
12時に食事

Go to the ABC park at 13.
13時にABC公園に行く

つまりこのレベルの決まっているような予定は現在形で表現するのです。

TOEICスコア960 hello先生による執筆
現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
TOEICスコア960 hello先生

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