中学生・高校生向け!英単語の勉強法・暗記方法・語彙力の伸ばし方!!

英単語の勉強法・暗記方法・語彙力の伸ばし方

英語力の基礎である語彙力を伸ばすために!!

英語力を上げていくためには、語彙力の強化、すなわち知っていたり使える英単語の数を増やせるのかが大きな鍵を握っています。しかし、英単語の学習は地道に単語を覚える作業となるため、暗記は苦手で抵抗感を持つ人の方が多いのではないでしょうか。実は一般的には英語の得意不得意の差に各自の記憶力はあまり関係なく、覚え方を工夫すれば英単語が楽に頭に入るようになり、英語力の底上げに役立つのです。そこで、英単語を暗記するときに簡単に実践ができる覚え方のコツを紹介していきます。

まず単語学習を始めるにあたって、完璧主義に陥らないということが非常に重要となります。
短時間で、一回見たら単語を一個一個確実に覚えないといけない、と思えば予定通りに学習が進まずに単語学習が苦行に感じ、挫折してしまう可能性が高くなります。

英単語の勉強では「前提として完璧主義にならない」ことが重要

英単語の暗記には100%を求めない

英単語の学習をする上で、「1,000語覚える」「この単語帳を1冊を仕上げる」といった目標を立てることは大事です。
しかし、目標としている範囲の単語を全て完璧にしないといけない、と考えると学習に大きく遅れがでてしまうことがあります。
そこで、まずは5割を目指し、7割、良くても8割くらい出来れば合格としましょう。
英単語1つひとつ、全て和訳・英訳・例文まで完璧に100%初めから覚えるのは困難で時間が掛かりすぎてしまいます。
例えば英検2級、準1級といった単語帳は7~8割仕上げることができれば、出題される単語はある程度網羅でき、試験内容をカバーしていることになります。
完璧主義にこだわりすぎて、英語に苦手意識を持つ要因を作らないようにしましょう。

「英語が得意=記憶力が良い」ではない

英単語の暗記は学習方法により差が付く

「英語が得意な人」と聞くと、難しい単語を多く知っていて記憶力も格段に良いというイメージを持つのではないでしょうか。
英語のレベルの段階ごとに語彙力のレベルは●●語(何千語)というように表されていることが多く、英語力を測るときの目安にもなります。
例えば大学受験の入試で大学のレベルごとであったり、英検2級には●●語レベルの語彙力が必要、TOEIC600点は●●語レベルに相当する、といったように一般的に目安が示されています。
2000語レベルと言うと、中学校の基本の英語の教科書から出てくる簡単な単語も含めて2000語の英単語の意味を理解し、身についているということになります。

中学卒業レベルで日常会話に出てくる単語や教科書に載っている単語を基に勘案すると、政府からの学習指導要領によると約2,400語の語彙レベルとされています。

英語のレベルが上がるごとにそれに相応しい語彙力も求められていくことになりますが、実は英語が得意な人はほとんど記憶力が特別に優れているわけではなく、英語学習で効率的な学習を取り入れ、暗記も効率的で確立されている方法で少し工夫をしているのです。
むしろ頭の良し悪しではなく、学習方法によって語彙力に差がついていくと言えます。

「英語が得意=記憶力が良い」ではない

英単語暗記のコツ6選

6つの勉強のコツを取り入れより多くの英単語をマスターしましょう

では、実際に英単語を暗記するためのテクニックを挙げていきます。勉強方法を工夫しようと思ったり少し意識をすれば、誰でもできる内容となっています。

英単語暗記のコツ6選

コツ①反復すること

単語学習で最も効果が出やすいのは、毎日継続をすることです。
勉強なら毎日やればある程度成果が出るのは当たり前だ、と思われるかもしれませんが、単語学習は1日10分の短時間でも構わないです。
1日に10時間も徹夜で一気に単語学習をするよりも、一カ月毎日短時間でも継続する方が成果が出やすい傾向にあります。

特に単語の暗記は地道な作業で未知の単語に数多く出会うことになるので、ひたすら暗記をするのは時間がかかるもので容易ではないのです。
一度見て即覚えるということは難しいので、10回20回でも同じ単語を何度も繰り返し見たり聞いたりしながら覚えれば良いのです。

昨日初めて見た単語であれば、翌日になるとすぐに忘れてしまうことが大半だと思います。
しかし、毎日出会う単語であればどうでしょう。
人の名前を覚えるように、毎日出会う人の顔と名前であれば記憶に定着していきます。
一日に確認する単語の数を決めて、一定の期間で何回も確認し、ある程度覚えてくれば次のステップに進むのが良いでしょう。

例えば1日に10個単語をチェックすると決めて、1週間毎日その10個の単語を見て記憶させます。そして、その単語をある程度覚えることができれば、次の単語に進んでいくというやり方です。

コツ②場所を選ばない

英単語を学習するとき、座学でやらなければいけないと思うのも飽きる要因となります。
継続して学習するには習慣づけることが大事で、あまり抵抗感なくできるようにするべきです。
特にスキマ時間、通勤・通学時間・休憩中など短い時間を活用するのがおすすめです。
電車で参考書を読んだり、スマートフォンで音を聞いたり、メモ機能なども活用しながら立ちながらでも効果的な単語学習は可能です。

最近は単語帳の学習書と同じ内容で連携したアプリも登場するようになりました。
書面で学習するよりも取り掛かりやすく、ゲーム感覚で始められるものもあります。
ストレスなく継続できる方法、時間の使い方を確立しましょう。
毎日のタスクというように、一日短時間でストレスなく習慣化させてしまうのがおすすめです。

コツ③音と一緒に覚える

単語学習で一定の効果が出ている方法として、目だけでなく耳も使って覚える方法があります。
CDやスマートフォンで音源を聞き発音を確認しながら、口ずさんで覚えると紙だけで覚えようとするよりも圧倒的に記憶に残りやすくなります。
シャドーイングで英語の音声が流れた後に追いかけるように口で発音をする方法はリスニングでも成果が出やすい勉強法となっています。
単語の発音や例文は音とセットで学習をしましょう。

さらに前述したように、音を聞きながら反復をすれば頭に入りやすくなる上、正しい発音も覚えることができます。
特にスペルが難しい単語、見慣れない単語は音から覚えてしまうのもおすすめです。

コツ④類似語・対義語・別の品詞での表現もチェック

1つの単語を学習するとき、単語帳で例文と合わせて類義語・対義語・関連語などが記載されていることがあります。
このような関連する語と合わせてなるべくセットで覚えていくと、効率的に語彙を広げていくことができます。
TOEICの試験では、名詞・動詞・形容詞など文中の単語の品詞を見分ける問題が実際に出題されます。
4択で英単語の名詞形・形容詞の形・動詞の形などが並んでいて、文中にどの品詞の形が入るかを選ぶといった内容です。
例えば、careful=注意深く(形容詞)、carefully=(注意深く)、carefullness(注意深さ)というように、品詞によって形が変化する内容が問われます。
動詞に分類される単語を学習したら、その単語の他の品詞の形もチェックすると一石二鳥で試験対策にもなります。
参考書などに関連語が書いてあればなるべくセットで確認をするようにしましょう。

コツ⑤就寝前、起床前の時間活用がおすすめ

さらに、学習するタイミングは記憶に定着されるために就寝前や起床後に習慣化するのがおすすめです。
寝る前に音声などで聞いて学習をし、起床後に前日に見た単語を短時間でも大雑把に見直すと、頭に入りやすくなります。

コツ⑥1日ごとではなく期間ごとに目標を立てる

まずは一夜漬けなど1日で単語を一気に詰め込もうとすると失敗する可能性が高いです。
一日に10個、20個単語を覚えよう、という目標を立てるよりもまとまった期間ごとに目標を設定するのがおすすめです。
反復が前提となりますが、決まった範囲の英単語の学習を繰り返し、一日で完璧に覚えられなくても繰り返しながら記憶に定着をさせる方法が良いでしょう。
例えば1週間で50語・100語覚える、単語帳のこのページまで覚える、1カ月で300語覚える、とまとまった目標を立てましょう。

そこから逆算し、3日間や一週間など一定の短期間で学習する範囲をある程度決め、1日ごとにその期間まで決めた範囲を反復していくことです。

英語の語彙力は試験で活用ができる

語彙量は資格試験や定期テストの点数に直結する効果がある

英語の語彙力のレベルは、自分の英語力を測る上でも指標となります。
英検2級レベル、1級レベル、といった段階ごとにそのレベルに該当するような単語はある程度決まっているので、知っている単語を増やすことは必然的に上のレベルの英語力へ上がっていくこととなります。

英語の語彙力は試験で活用ができる

求められる語彙力

中学卒業レベルで日常会話に出てくる単語や教科書に載っている単語を基に勘案すると、政府からの学習指導要領によると約1,200語の語彙レベルとされています。(2021年より改定により2,400語に増加)
高校は最低でも約1,800語以上とされ、高校卒業レベルとされている英検2級では様々な学術話題や各分野の文章などが出題され、約5,000語の語彙レベルと言われます。

それに対し、例えば英検1級では約10,000語以上が必要とされ、上のレベルを目指す上で語彙力は必須であると言えます。
TOEICのテストで言うと、TOEIC600点で約5,000語・700点で約7,000語・800点で8,000語以上・900点で10,000語以上です。
レベルに相応しいより難易度の高い表現に使う単語もマスターする必要があります。

試験のジャンルごとに、出題される単語の分野も異なる

英語の試験には、TOEIC・英検・IELTS・TOEFLなどの資格試験、大学受験の分野があります。
各試験により、出題される分野に合わせて求められる語彙の学習範囲も異なります。
TOEICは日常生活・ビジネス分野から出題されますが、それに対して英検はアカデミックな分野、英字新聞にも出るような社会的な用語も頻出となっています。

単語学習をするときは、試験対策としてはその分野に応じた学習が必要です。
試験対策として、その分野に特化したテスト専門の単語帳やアプリを活用していきましょう。

PM English schoolで提供している英単語暗記用動画

YouTubeで勉強して語彙力を伸ばしましょう

PM English school では、様々なYouTube動画を配信している中で、中高生に向けた英単語や熟語の暗記動画を配信しています。様々な学習ツールがある中で一つのツールとしてお役立て下さい。

教育系Youtuber

まとめ

英語の基礎力である語彙量を養いましょう

英単語を学習し語彙力を伸ばしていくと、受験や資格、さらに英会話などでも幅広く活用をすることができます。
暗記作業とは思わずに、覚え方を少し工夫していくことで、英語力を大いに伸ばしていくことができます。
むしろ長文を読むことが苦手、リスニングが苦手、といったときも語彙の知識がそれをカバーしてくれることもあるでしょう。
語彙力をつけていくことはお得になるかもしれないのです。

る~ちゃんはUSAGI先生による執筆
現在23歳で完全在宅ワークで英語のライティング・翻訳のお仕事をされている方です。経歴は、2015~2017年に、某外国語2年制専門学校の通訳翻訳コースに通い、約10か月の試験勉強でTOEIC450から900まで達成されています。またイギリスへの留学し、某大手ホテルチェーンで約2年ほど勤めて、一転してオーストラリアへのワーホリに行くが結局コロナで即帰国を余儀なくされた海外大好きっ子です。
る~ちゃんはUSAGI先生

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