英検準2級合格への道のり3ステップ

英検準2級合格への道のり3ステップ

英検準2級を最短合格するために!!

英検準2級は、英検の中でも3級(中学卒業程度のレベル)と2級(高校卒業レベル)の間に位置する級で、高校中級レベルの英語が求められる試験となっています。
中学生以下で取得ができれば周りと差がつくレベルであり、高校生以上でも合格すれば立派な英語力の証明ともなる試験です。
中学からさらに難しくなる高校英語を使った語彙・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングまで総合力が求められる試験ですが、ここでは準2級突破のための道のりを解説します。

英検準2級は高校1年生・2年生で習うような語彙や文法から出題されていますが、教科書よりも日常生活に近い形の表現で出題されたり、よりアカデミックで専門分野の英語が出題されています。
初めて問題を見ると学校の英語とは違い戸惑うこともあるかもしれません。

英検(実用英語技能検定)の公式情報によると、準2級では例えば、以下のようなジャンルから英語が出題されています。

・学校生活
・家庭生活
・旅行、買い物
・道案内
・アナウンス

さらに、日常生活の場面からは難易度が上がり次のような専門分野で具体的な内容を論理的に説明した英文が出題されます。

・学校生活
・家庭生活
・旅行、買い物
・道案内
・アナウンス

例えば、2022年実施の試験では、アメリカのある聞きなれない都市について説明し、そこでの独特な文化や成り立ちについて紹介している長文が出題されました。

英検準2級のレベル

さらに英検準2級では、高校で習う文法の知識が直接問われる問題も見られます。
動名詞・不定詞・知覚動詞・関係代名詞・助動詞などが多岐選択式の問題で出題されています。
短い英文や会話文の中で、空欄に当てはまる動詞の形を選択肢から選ぶ、といったような問題です。

英検準2級は3級から求められるレベルも上がりますが、高校英語の基礎を身につけ、初めて読む長文やリスニングを解く訓練をしていくことができれば短期間で合格も可能です。
英作文や英会話で英語を使って表現する力も求められますが、英検は学校の試験対策としても有効です。
英作文や英会話で、高校で習うような文法・構文・表現を使って書いたり話すことができれば、高校英語はしっかり身についていると言えるでしょう。
そうした意味でも、力試しともなるのです。

高校受験や大学受験でも英検準2級は入試の点数が加算されたり、学校によっては英語の試験が免除される優遇措置もあります。
中学生、高校生にとって取得を目指したいおすすめの資格でもあります。

英検準2級の試験内容

英検準2級の試験の具体的な内容を知ってから試験に挑戦しましょう

英検準2級は一次試験の筆記試験でリーディング・ライティング・リスニングがテストされ、一次試験の合格者のみ後日二次試験としてスピーキングの1対1での面接を受けることになります。
1次試験は年に3回のチャンスがあります。
ちなみに一次試験は自由英作文で記述形式のライティング以外は、リーディングとライティングでいくつかの選択肢から解答を選ぶ形式となります。

英検準2級の試験内容

英検準2級の実施要項

英検準1級まではほぼ毎週全国のテストセンターでコンピューターで受験が可能なS-CBTと呼ばれる形式があり、一層受験ができるチャンスが増えました。
ここでは従来の会場でペーパー試験形式での受験について説明します。

会場により日程は多少前後していますが、英検は年度ごとに6月・10月・1月に試験が開催されます。
試験日はいずれも日曜日で、現住所から近い会場が指定され、一次試験を受けることになります。
級ごとに試験時間が決まっていて、準2級は午前中の10:20~12:05で筆記試験を受験します。
個人受験の場合、準2級の検定料は7,900円です。(2022年現在)

英検全体として、すべての級は年齢制限なく、特に受験資格もありません。
3級に合格していないと準2級に挑戦できないということではなく、受験する級を自分の実力に合わせて自由に選択し申し込みが可能です。
一次試験の合格者のみ、後日指定された日程の日曜日に二次試験を受験することになります。
一次試験から約1か月後に二次試験が行われています。

英検準2級実施要項

試験日(2022年度)
本会場※個人受験の場合 第1回検定:6月5日(日) 
第2回検定:10月9日(日)
第3回検定:1月22日(日)
試験時間 10:20~12:05
検定料 7,900円

英検準2級の試験内容

英検準2級の一次試験は、語彙・文法・読解問題が出題されるリーディング・英作文で解答するライティング・リスニングで構成されています。
リーディング・ライティングで75分間、リスニングは約24分です。
試験問題の構成は以下の通りです。

リーディング・ライティングの試験構成

まずはリーディングとライティングの試験構成について説明します。

大問1_20問

単語・熟語・文法知識を問う多岐選択式

純粋に語彙の意味を分かっているか、単語や熟語の知識を問う問題と、動詞の形など文法の知識の有無を問う問題が出題されます。
1つの問題に対して、1つの短い文章から出題されますがその分問題数は多くなっています。

大問2_5問

会話文形式で会話の流れから適切な応答を選択

文法や単語の知識が問われ、流れから適切な選択肢を選ぶ。
会話文の中で空所に当てはまる英文を選択する問題ですが、会話の中での応答や決まり文句が出題されることもあります。
前後の英文の内容を素早く読み取ることも必要となります。

大問3_5問

いくつかのパッセージの長文の中で空所に当てはまる文や句を選択したり、文章の流れから要旨を捉えて選択する問題

英文を読み、前後の流れから当てはまる語句を判断する必要があります。
英文は登場人物が複数いるストーリー調のものから、一般的な学術分野の研究内容を短い文章で書いてあるパッセージも出題されています。
1つのパッセージにつき2~3問の問題で、いくつかの空所が用意されています。

大問4_7問

英語のEメールの文章や長文から内容について問われ、内容に合致する選択肢を選ぶ

大問3より長い長文で、選択肢も内容を問う文章が出題されます。
本文の読解に加え、選択肢の英文の内容も正しく読み取る必要があります。

大問5_1問

自由英作文の問題(ある1つのテーマについて、自分の意見から賛否を問われる問題)

50~60語程度との指定があり、その中で自分の賛否(賛成か反対か)、理由を挙げて述べる必要があります。
英語で意見やその背景を述べていく力が求められます。

リスニングの試験構成

続いてリスニングでは、以下の問題構成となります。

第1部_10問

日常生活での学校や家庭、友達との会話で流れてきた質問に対して適切な回答を選択。(問題、選択肢は全て放送)

第2部_10問

会話やアナウンスを聞いてその内容に関しての質問に答える。
選択肢は全て問題用紙に書かれているものを選択。
会話の中での登場人物の行動などが問われます。

第3部_10問

ある人物の日常、生活の中でのアナウンス、環境・歴史等の専門的な内容を聞き適切な選択肢を選ぶ。
解答は問題用紙に書かれているものから選択。
登場人物の行動、全体の要旨が問われる問題が出題されています。

二次試験の試験構成

続いて二次試験は1対1で1対1の面接が行われます。
試験官は日本人ですが、入室から全て英語でやり取りがあり、時間は約6分間です。
英検の公式ページによると、題材はホームシアター、ボランティアガイド、電子辞書、食品フェア、映画祭、プリペイドカードなどのある日常生活の一場面からの出題となっています。

問題数は計6問ですが、渡されたカードのパッセージを音読したり質問に答えていく形式です。
問題のカードを渡される⇒パッセージ・イラストの内容についての質問に解答⇒自分自身に関してのトピックや質問に対して解答、という流れです。

英検準2級の合格点

英検準2級の合格点を知り、英語学習を計画的に

英検に合格するためには、一定以上の点数を取る必要があります。
CEFRと呼ばれる国際的な語学力基準で示され、準2級はA2~A1レベル・1800点満点中1322点以上で合格とされます。

英検準2級の合格点

英検準2級の合格点

前述したCEFRのスコアは計算方法が複雑なため、目標点を意識するには試験の点数で考えると良いでしょう。
実際に問題数と配点からした計算では、準2級の1次試験は83点満点となります。
合格点は、65%以上の点数で、83点中の54点とされています。

一次試験の配点

一次試験の配点は以下の通りです。

・大問1 語彙・文法 20問 (20点)
・大問2~4 リーディング 17問(17点)
・大問5 ライティング 1問(16点)
・リスニング 第1部~第3部 30問(30点)

大問1~4のリーディングパートとリスニングは多岐選択式の問題ですが、1問につき1点の配点となっています。
他方で、ライティングは1つの問題に対して50~60文字で時間を使って解答をすることになりますが、この英作文は1問で16点の配点となっています。
ライティングは解答全体の内容から、①文法 ②構成 ③内容 ④語彙の4つの観点から各0~4点で採点されることとなります。

二次試験の配点

続いて二次試験の面接は、合計5つの質問に解答をしますが、1つの質問に対しての受け答えで5点ずつ配点されています。
加えて、面接カードの音読の項目で5点満点で採点、面接の態度全体を3点満点で評価し、合計33点満点の中で得点がつけられます。

・Q1~Q5⇒5点×5
・音読⇒5点
・態度(アティテュード)⇒3点

英検準2級の対策

英検準2級合格のための試験対策を紹介します

英検準2級の合格率は、一次試験のみで言うと35%ほどとなります。
一方、一次試験通過者の中で二次試験の合格率は80%ほどです。
一次試験はしっかり対策をしないと合格率が高くないと言え、一次試験を通過できれば二次試験は高い確率で合格している傾向があります。

英検準2級の対策

単語、文法を強化する

準2級の基礎として、大問1の単語問題や文法問題は20問あるため、安定して6~7割以上はできるようにしておきたいところです。
しかし、準2級の単語は選択肢に難しい語彙も並んでいることがあります。
さらに、リーディングでも難しい言い回しが出題されていたり、例えば環境の分野に関する語ではplanet(惑星), disaster(災害)などの単語が頻出となっています。

語彙は高校の基礎レベルから発展して、大学入試対策レベルや英検準2級対策用の単語を別に学習していくと語彙の問題で得点を取りやすくなります。
文法問題は高校で習うような動名詞、不定詞、助動詞など文法の基本事項を押さえて確実に得点をできると良いでしょう。

長文を読んで聞く練習をする

あまり長文の読解に慣れていなかったり、リスニングに慣れていないと英検の長時間の試験が苦痛になることがあります。
特に大問4などの長文は、本文の長さに加えて選択肢から答えを適切に読む必要があり、より精密な読解力が求められます。
リーディングは、まずは学校の教科書をきちんと読めること、さらに音読や音声を流すなどでスラスラ内容が頭に入るように練習をしましょう。
さらにレベルアップして、初めて読む文章でも辞書を引かずに要点が頭の中に入るように、問題演習をしていきましょう。

アウトプットの訓練をする

ライティングとスピーキングはあまり自信がないと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、ライティングとスピーキングは、基本的な内容を書いたり話したりできれば一定以上の得点を取りやすいので、対策した上で本番に臨むことをおすすめします。
ライティングは1問あり、そこで自分で構成を組み立て、英作文で解答をしていきます。
十分に時間を使い、20分程度の時間配分が目安とされます。
例えば、過去に出題されたテーマは以下の通りです。

・インターネットで料理の仕方を学ぶことに賛成か(2022年度第1回試験より)
・テレビでよりスポーツ番組が放送されると良いと思うか(2021年度第3回試験より)
・図書館で本を借りるか書店で買うかどちらが良いと思うか(2021年度第2回試験より)

このように、日常生活に関する身近なトピックが出題され、その中から賛成か反対か、加えて2つ理由を示すことができれば良いのです。
採点は16点満点で文法・構成・内容・語彙の観点から採点されるため、テーマで聞かれた内容に沿って順序立てて正しい英語を使いながら表現する必要があります。
文法やスペルミスは減点となりますが、文章が短すぎても評価がされにくくなります。
結論(賛成か反対か)+理由(2つほど)+結論、という構成を押さえて中学・高校で習うような文法を使いながら表現できるように、英作文の練習をしていきましょう。
高校英語の基本的な例文を1文ずつまずは暗唱してみたり、英訳していく練習でも構いません。

スピーキングでは、流暢に話すと言うよりは積極的に英語で解答していくことが重要となります。
一回解答を間違えたり途中つかえてしまっても、言い直しをしてでもきちんと最後まで質問に答えるようにしましょう。
また、YesかNoだけではなく、質問に対しては背景となる根拠やなぜそう思うのか理由、具体例を挙げて2~3文程度で答えていくと好印象です。
先生や家族友達と練習、授業などを活用してなるべく自分の言葉で英語を表現できるように何回も練習をしましょう。

音読はカードに書かれている短いパッセージを見ながらそのまま読むように指示されますが、正しい発音を意識しながら接続詞は強調して読むなどメリハリをつけて読むようにしましょう。
速く読む必要はありませんが、スムーズに読めるとなお良いです。

リスニング対策として

リスニングは英語学習をするときに教材の音声を聞きながら、音読をしていくことが対策になっていきます。
リスニングは問題の解き方も重要となっていきますが、過去問などでテンポを掴みながら解く練習をしていきましょう。
本番の音声は速く、1問ごとの解答時間も限られた中で放送が進んでいきます。
問題の選択肢が問題用紙に英文で書かれているものに関しては、次の問題が始める前になるべく先読みをしながらどんな内容の英語が流れるか予測をしていくと良いでしょう。

YouTubeで英検準2級の対策を!

PM English School が提供するYouTubeチャンネルをご活用下さい。

PM English School では英検準2級の対策として、英検準2級必修単語の暗記動画や必修単語に関連した例文のリスニング動画などを配信しています。以下のボタンより自分にあった動画を探して英語学習を進めて下さい。

聞き流しで英単語や英語に慣れる練習ができるリスニング英単語

まとめ

中学3年生に取得できるように頑張りましょう

英検準2級は苦手分野があっても全体で65%以上の得点ができれば合格が可能です。
高校、大学入試に活用ができる資格でもあるので、中学生・高校生にもチャレンジをおすすめしたいです。

Shizu-treat 先生による執筆
現在貿易業務に携わりつつ、英語関連の執筆業務を行っている「Shizu-treat 先生」です。アジアや欧米の国々向けの産業用機器や原材料の輸出をメインに取り扱っている会社で英語を使用した実務を行っています。英語の資格としては、TOEIC 870点・英検準1級・貿易実務検定を取得し、留学経験はないものの、独学で300点代からスコアアップされた経験を活かした仕事をしています。また、現在も英語の勉強は趣味と豪語されており、TOEIC900点以上と英検1級取得を目標に、英会話のレベルアップにも励んでいます。
英語の先生

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