クイック・レスポンス法という英単語や熟語の覚え方がありそれを行うといいでしょう。イック・レスポンス法とは日本語と英語の音声を聞き英語と日本語をセットで覚える方法です。何度も繰り返して声に出して覚えるため短時間で大量の英単語を覚えることが可能です。1日に覚える目安は100単語を目標として行いましょう。
中学1年生の定期テストであれば、難しい文法問題や読解問題も出題されませんので、英単語やイディオムの暗記が定期テストを制す!という気持ちで暗記を行ってください。
英文法&英文の習得
意外なほどに効果的な勉強法が音読です!
テスト範囲をテストまでに最低30回音読する、そして最低20回は和訳しましょう。
目と耳の五感を使用する事で記憶力が上がり、英語が覚えやすくなります。また、スラスラと和訳が出来るようになると同時に素早い音読も出来るようになるのでリスニング問題の対策にもなりますし、英文法の勉強も並行してすることになります。
中学1年生の夏休みまでは、小学生で勉強した英語の復習です。ただし、夏以降は中学生から初めてならうような文法などが出てきますので、しっかり夏休みで英語の復習を行って、夏以降に習う新しい単元に対応できる準備をしてください。
音読がもっとも効果的な学習法
英語における音読の効果がかなり認知されてきました。ですが、中学生で音読を実践しているのはかなり少数派です。1度や2度の音読では効果は実感しずらいので最低でも20回は音読をするようにしましょう。英検1級やTOELCで高得点スコアと取得している人、通訳を目指している人は必ず音読を実践しています。音読は英文理解を向上させ、英文速読を可能にしてれるので音読こそが最も効果的な学習法なので、すぐにでも実践するようにして下さい。
音読法の5つのメソッド
以下に音読を上手にする方法を紹介します。
スラッシュ・リーディングで和訳がスラスラ出来るまで行う
1文ずつスラッシュ・リーディングを使って詰まることなく和訳が出来るようになる。スラッシュ・リーディングとは英語を英語の語順で読んでいく方法のこと。教科書ガイドや一部の教科書でも解説が載っているので参考にして下さい。
スラッシュ・リーディングが出来るようになると英文法の理解に役立ち、さらにリスニング問題なども頭の中でスラッシュを入れながら和訳を行えるようになるので効果的です。必ずスラッシュ・リーディングは習得できるようにしましょう。
音読する
1文1文を理解しながら5回以上音読をする。理解しながら音読をするために、英語の音読をしている最中に、頭の中でスラッシュ・リーディングを用いて和訳を行う。
3歩進んで2歩下がる
前日に行った音読を同じく繰り返して詰まることなく、間違える事無く理解しながら音読が出来たのを確認してから次に進む。前日に覚えたことの復習になるしより深く記憶に定着できるようになるので必ず前日、前々日の内容を音読で確認してから先に進むようにしましょう。
1週間を区切りとする
1週間音読の学習をしたら確認のために1回で全てスラスラと音読が出来るか通してみましょう。。通してみて90%以上理解出来ているのであれば、その箇所の復習を継続させながら次の箇所の音読を開始しましょう。復習は3日に1回程度で大丈夫です。
音読は数回に分けて行う
テスト範囲の音読をする場合、最初の定期テストだと範囲が狭いです。音読する回数が少ないからと言って1日で全てを行うのは辞めましょう。少ない回数で終わるのであればその回数を7日に分けて行って下さい。分散させることで繰り返し学習を行い、それによって記憶に深く定着します。1日で覚えたことは2.3日で忘れてしまうのでテスト本番ではなかなか思い出せないことが多いです。なので、少しでも深く記憶に定着させるために範囲が狭いからと言って1日で全てを詰め込むことは辞めましょう。
英語の例文を覚える方法
ルーティーン化して英語学習の癖を身につけよう!
テストでは教科書で紹介されている文法の例文が出題されるケースが非常に多いです。
テスト範囲内で登場する文法例文は全て覚えて自分英作文を自由に変化させながら応用にも対応できるようにしましょう。以上の3つの事がテスト学習の基本になります。
これをテストの1週間~10日前には終わらせて問題演習や別の科目の勉強に時間を使えるように工夫しましょう。
英語の例文を覚える3つの対策
中学生の英語の教科書にはレッスン毎に必ず英語例文(重要文)が紹介されています。これはほとんど必ずと言っていいほど定期テストに出題されます。英語例文の暗記が苦手だと言う方も多いと思いますが、実は英語例文の暗記法が存在します。その方法とは、以下3つの方法になります。
① スラッシュ・リーディングを使って和訳を行い、10回前後音読をします。
② 暗唱を行い、日本語訳を見て英文を即答できるようになれば次の英語の例文に移つります。
② 30例文を1日で1周行い、10日で10周以上行うとスラスラと即答できるようになります。
テスト本番で忘れてしまっては意味がありません。そこでテスト本番まで忘れないように1週間に2回以上は上記の方法で復習を行いましょう。もし忘れてしまったり、詰まってしまったのであれば上記の方法でまた1から覚え直しましょう。
リスニング学習法
毎日数十分からでいいので英語の耳を育てましょう
リスニング問題の出題数は年々増加しています。リスニング問題を捨てるのは非常に勿体ないです。ですが、リスニングは一朝一夕では身に付きません。日ごろから5分でも10分でもいいので継続的に英語音声を聞く習慣を身に付けましょう。
リスニング練習は毎日の継続が大事
中学1年の英語の定期テストにおいて、リスニングは学習優先度が高くありませんが、高校入試や大学入試では必ず出題されます。
リスニング学習は何をしたらいいか分からないと言った方も大勢いますが、上記で行った学習法を学んだ皆さんであれば簡単です。
スラッシュ・リーディングを使って和訳を行い、10回前後音読をした英文を10回~20回聞くだけ!
リスニング力の基礎を音読で築いているので難しく考えなくても理解出来るようになっているはずです。より確実にリスニング力を向上させたいのであれば、シャドーイング法がおすすめです。シャドーイング法を用いる事でより高度な発音やリスニング力を養うことが可能です。
問題集を使った学習法
問題集はやるだけではなく、回答のフィードバックもしっかり読み込みましょう
学校で貰ったプリントや小テストは捨てずに最低5周は繰り返して下さい。市販で売られている問題集であれば最低10周は繰り返し即答で答えられるようにしましょう。
問題集を繰り返せ
教科書を30回以上音読し完璧に覚えたのであればインプット学習は終了です。次はアウトプット学習に力を入れましょう。アウトプット学習をするために市販の問題集を準備します。問題集を最低5~10周は繰り返し解くようにしましょう。問題を全て即答できるように繰り返し学習しましょう。
また、間違えた問題の英文は全て覚えましょう。
ただ解き直すだけではなく、間違えた英文を全て覚える事で習慣的に感覚的に正しい英文を言えるようになるので英語の基礎力が格段に向上します。
最後に
間違えた個所は必ずやり直しましょう
定期テストが終わった後は、間違いの原因を特定して対策を行いましょう。間違えの特定が出来たらノートにまとめておくのがおすすめです。
他の教科に比べ英語は地道に勉強し時間をかけて実力伸ばしていくしかありません。テストである程度の点数が取れたと満足しているとすぐに躓いて分からなくなります。
高校入試や大学入試でも必ず英語は登場します。これからも満足することなく地道に努力し、英語の実力を伸ばして下さい。
- 元高校英語教師のYumi先生
- 語学の勉強が大好きな元高校英語教師のYumi先生による執筆です。英検やTOEICだけでなく、DELEスペイン語検定C1など様々な語学試験を取得されています。現在は育児と仕事を両立するために、地元の個別指導塾の英語の先生をやられています。
小学校での英語教育のメリット・デメリット!!
新学習指導要領の導入に伴い小学校3年生から英語教育が始まりました。小学校から英語教育を行うメリットとデメリットをまとめてみました。一般的に9歳~10歳頃は脳の発達がもっとも盛んな時期だと言われています。脳の発達に伴って記憶力も高く、新しいことをどんどん吸収できます。そのため、その時期に合わせて英語教育を開始する事でより高いレベルの英語を習得できるようになります。また、小学校の時期に英語を学ぶことですんなりと海外の文化を受け入れることが出来るようになります。英語で会話をすることで外国人とかかわることに抵抗感を感じづらくなります。中学校での英語の授業は原則全て英語で行われています。小学校の段階で英語に慣れ親しみを持つことで中学校に行ってからもスムーズに連携を取ることが出来るのです。ただし、英語を自発的に初めたいと言う児童は少ないでしょう。学校での授業であれ、親からの薦めであれ強制的に英語を習う事で英語嫌いになる可能性があります。学校の授業にしても英語教育のスペシャリストが教えている訳ではありません。他の教科も兼任している教師の方が忙しい時間の中英語を教える訳なので、英語が楽しいと感じるよりも英語を嫌いになる可能性の方が高いのです。また、英語教育を行う事で母国語が疎かになると言う指摘もあるそうですが、母国語に対して与える影響はほとんどありませんので安心してください。授業で英語教育を行うと言っても1週間に40分の授業を1~2回ほどしか行いません。この程度の授業時間であれば母国語に対して与える影響はほとんど皆無だと言われています。
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