英単語はこう勉強する!英語に強くなる効果的な4技能勉強法

英語に強くなる効果的な4技能勉強法

英語の4技能が注目されている!!

最近、ビジネスの場面や学校教育でも「英語の4技能」が大切と言われています。英語の4技能とはリーディング(読む)・ライティング(書く)・リスニング(聞く)・スピーキング(話す)のことです。英語の4技能が上達すれば、試験で良い点数を取ることはもちろん、留学先やビジネスの場面でも活躍することができるでしょう。

実は、この4技能を伸ばしていくために必要なのが「英単語力」なのです。
知っている英単語の数が多ければ多いほど、効率的に4技能の能力を伸ばしていくことができるでしょう。

英単語の暗記

なぜ英単語力が必要?

では、なぜ4技能上達のために英単語力が必要なのでしょうか?
その理由をいくつか挙げてみます。

リーディング
文法が分からなくても単語が分かれば、文章の意味を推測する事ができる。
ライティング
単語が分からないと、自分が伝えたいことをうまく書けない。
リスニング
単語が分からないと、相手が何を言っているのか分からない。そのために毎回説明をしてもらうことが必要となるため、スムーズにコミュニケーションをとることが難しい。
スピーキング
知っている単語が多ければ多いほど、自分の言いたい事が伝わりやすくなり、コミュニケーションがとりやすくなる。単語さえわかれば、単語を並べるだけで相手に意図が伝わることもある。

英単語の勉強法

コロケーションで英単語を覚えると早くて記憶が長続き!

4技能の上達のために英単語が重要だということが分かりました。では、どのように勉強すれば効果的に英単語を身につける事ができるのでしょうか。

英単語の勉強法

英語の単語帳やアプリを使って勉強する

英単語の勉強法で一番ポピュラーなのが英単語帳ですね。
英単語帳を使って単語を勉強する場合、1冊終わったら次の本に進むのではなく、同じ本を何度も繰り返し学習してください。なぜなら、1度勉強して覚えたと思っても、すぐに忘れてしまうからです。忘れた頃に復習し、また忘れ、また復習し・・・ということを繰り返すことによって、短期記憶から長期記憶に変わります。ですので、ぜひ繰り返し同じ本に取り組みましょう。
アプリを使うなら、人間の長期記憶のメカニズムを利用して作られたアプリ、Ankiがおすすめです。
このアプリの素晴らしいところは、問題を定期的に何度も出題してくれるところです。「忘れそうになった頃に復習する」を繰り返し、短期記憶を長期記憶に変えてくれるとても便利なアプリです。

イメージで英単語を覚える

単語帳で英単語の勉強をしている時、なかなか覚えられない単語がありませんか。そんな時は、イメージと一緒に覚えましょう。
例えば、「utensil」と言う単語が覚えづらかったとします。
Googleで「utensil」と検索してみましょう。そしてGoogle検索窓の下にある「images」をクリックしてみてください。すると、「utensil」に関する画像がずらっと出てきます。画像で見ると、単語の意味が理解しやすくなります。特に抽象的な単語を覚えるときに役立つ方法です。

コロケーションで英単語を勉強する

英語の単語帳で勉強した英単語を、実際のコミュニケーションで使える形にしてくれるのが「コロケーション」です。
例えば、「洗濯をする」と言いたいとき、正しいのは「do laundry」です。
「wash laundry」とはいいません。文法的に正しく見えるかもしれませんが、とても不自然に聞こえます。
このような自然で正しい言葉の組み合わせのことをコロケーション(collocation)といいます。よく使われる単語の組み合わせと言ってもいいかもしれません。
コロケーションを学ぶことで、「使える単語」を身につける事ができます。
このコロケーションを効果的に身につけるには、リーディングをする事が効果的です。文章の中で、このコロケーションという「かたまり」で覚えてみましょう。単独だと分かりにくい英単語も、コロケーションで勉強すれば効率的に覚えられるでしょう。

リーディングスキルを伸ばす

英文を読み上げる癖をつけよう

英語のリーディングスキルとは、何が書かれているか正しく読み取ることができるスキルのことです。

英文を多読してリーディングの勉強

英単語を勉強する

英語のリーディングスキルにおいて、たくさんの英単語を知っていることはとても大切です。英単語が分からないと、文章を読むこと自体が困難です。ですので、英単語を知っていれば知っているほどリーディングが楽になります。

多読する

英語のリーディングスキルをアップさせるためには、できるだけたくさんの英文に触れることが大切です。その際には、自分にとって少し簡単だと感じるものを選ぶと良いでしょう。また、楽しんで読むことが長く続ける秘訣なので、自分が興味がある分野のものを選んでくださいね。
多読によって英語のリーディングのスピードがアップする他、単語力もついてくるでしょう。また多読を行う上で、1度目はスラッシュリーディングを活用してじっくり読んだり、2回目はスムーズに読む事を意識したりと、ポイントを絞って多読を行うとより効果的です。

ライティングスキルを伸ばす

単語と文法を学習し、教科書にある英文を書き写すことから始めよう

 ライティングスキルを伸ばす

文法や単語の勉強をする

英語のライティングができるようになるためには、文法や単語などの基礎的な英語力が必要となります。英語のライティング力を伸ばすには、まず基本的な文法を身につけることと、できるだけたくさんの単語を覚える事が大切です。

お手本を真似て書く

文法や単語の勉強が終わったら、自分で文章を書いてみましょう。自分で文章を書くのが難しければ、お手本になる文章を見つけてください。そして、その文章を使って作文をしましょう。そのようにしてできた文章は、英語ネイティブに添削してもらうのがおすすめです。添削は、オンライン英会話講師にお願いするか、英文添削サービスを使うと良いでしょう。もし英語ネイティブの友人がいたら、お願いしてもいいかもしれません。

リスニングスキルを伸ばす

正しい英語の発音を継続して聞くことが最も重要!

英語のリスニングスキルとは、英語を聞いてそれを正しく理解することができる能力です。リスニング力が低いと、相手が何を言っているのかが分からないため、コミュニケーションが成り立ちません。ですから、スムーズなコミュニケーションをとるためには必須のスキルと言えます。

英語のリスニング練習

英語のコンテンツを視聴する

リスニングスキルを伸ばすためには、英語の音に慣れることが重要です。
英語を聞けば聞くほど慣れていきます。
慣れるためには、英語のラジオやポッドキャストや音楽を聞いたり、海外ドラマや映画、YouTubeビデオを英語で見たりしてください。最初は日本語字幕付きで見て、内容を理解しましょう。慣れたら英語音声だけにチャレンジしてみてくださいね。
ここでのコツは、自分が好きなコンテンツを選ぶことです。好きな俳優のインタビューなどでしたら、「その俳優が何と言っているか知りたい」と思って楽しく取り組めますよね。自分が興味を持てるコンテンツを使ってトレーニングすることによって、リスニングスキルがアップしていくでしょう。

英語の正しい発音を身につける

実は、リスニングとスピーキングのスキルは表裏一体です。スピーキングのスキルをアップさせれば、自ずとリスニング力が高まります。一石二鳥ですね。
また、「自分が発音できる音は聞き取ることができる」ので、正しい発音ができるようになれば、リスニング力が飛躍的にアップするのです。
信じられないかもしれませんが、ぜひこの方法を試してみてください。
正しい英語の発音を身につけた後は、リスニングが楽になっていることに気づくはずです。

スピーキングスキルを伸ばす

オンライン英会話も視野に入れつつまずはマネをするところから始めよう

英語のスピーキングスキルとは、英語を使って自分の意見を正しく相手に伝えることができる能力のことです。
普段の英語での会話だけでなく、プレゼンテーションやディベートで必要になります。相手にわかりやすく伝える力もスピーキング力の一部です。

スピーキング力UPの勉強法&コツ

正しい発音で話す

英語を正しい発音で話す事ができれば、自分の言いたいことが相手に伝わりやすくなります。
日本語のアクセントが強くても問題ないと言われることもありますが、やはり日本語のアクセントが強い場合、日本人の英語に慣れている英語ネイティブなら理解してくれますが、そうでない場合は残念ながらなかなか伝わりません。
ですので、正しい英語の発音のトレーニングをすることはとても大切です。
発音トレーニングはオンライン英会話でもできますし、エルサスピークなどのAI発音矯正アプリを使ってもできますので、ぜひ試してみてください。

会話の練習をする

英語のスピーキングは、話すことでしか上達しません。ぜひオンライン英会話などでスピーキングの練習をしましょう。話せば話すほど英語での会話に慣れる事ができます。

英語でひとり言をいう

オンライン英会話で英語を話す以外にも、英語でひとり言をいうトレーニングもおすすめです。
例えば、「すごくお腹がすいたな…」と思ったら、「I’m starving …」とつぶやいてみましょう。地味ですが効果的で、このトレーニングを毎日続けると、英語が自然に口から出てくるようになりますよ。

まとめ

今後の英語教育の基礎概念の4技能5領域を知ることはとても大切!

英語の4技能全てにおいて必要とされる「単語力」を伸ばすことで、4技能が飛躍的にアップするでしょう。
全ての技能の基礎となる単語力を磨いて、実践的な英語スキルを身につけましょう。

大某大学のダイバーシティチームで働く555先生
米国大卒で日本に帰国後、都内特許法律事務所の海外事務や外資系企業のサポートを行っていた555先生。現在は再度渡米し子育てを中心に、現地小学校などでボランティアをする傍ら、英語ブラッシュアップのため、カレッジで学び直し再度日本に帰国後。その後は、子供たちの英語維持と向上、英検1級取得伴走や、中学受験伴走などを行いつつ、某大学のダイバーシティーチームに所属されています。
大某大学のダイバーシティチームで働く555先生

英語のリスニング能力は一人からだけ習っていても限界がある!!

英語の聞き取りを鍛えるためには、様々な状況・環境・人の英語をインプットすることが大切です。理由は、「文の中の前後の言葉」「まわりの音や環境」「話す人の声や話し方」によって、英語の音が変化したり、音の印象が変わるからです。

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