Contents
中学英語の要素別勉強方法を押さえる
英単語/文法/長文読解/リスニングの順で学ぼう
高校受験英語の学習は英単語、文法、長文読解、リスニングという要素に分けられると思います。
それぞれの効率の良い勉強方法を押さえることが、点数、成績アップに繋がります。一番最初に押さえておきましょう。
英単語
英単語は英語の基礎となっています。長文を読むにしても、リスニングの問題を解くにしてもある程度の単語力がないと理解力やスピードも上がりません。英単語はまずは声に出して覚えることをおすすめします。その際は発音記号を見て正しい発音方法も理解しておきましょう。
また単語は、少ない数を時間をかけて丁寧に覚えるよりも数十個まとめて回転率を上げたほうが記憶に定着しやすいです。その代わり単語帳を何周もすることが重要です。
もし、例文ものっている単語帳であれば例文も声にだして読んで単語の使われ方のイメージを覚えておきましょう。イメージを具体的に脳で思い浮かべるとより効果的で思い出しやすくなります。
英文法
文法ではこれと決めた本を一冊完璧にしましょう。最低でも10周くらいすることが必要です。
ある程度定着してきたら、過去問などの練習問題を解くことに時間をかけましょう。単語と同じで例文を声にだしながら覚えることも有効です。
今回は受験勉強なのであえてスピーキングについては触れていませんが、文法ができることは後々スピーキングを勉強する際にも役立ちます。なぜなら文法は言語を話す際の基礎だからです。私達は日本語を話す時にわざわざ文法を意識しながら話したりすることはないですよね。それは無意識に日本語の文法が頭の中に入っているからです。そのためスラスラ話すことができています。英語も同じように文法が頭にしっかり入ってることでスムーズに文章が出てくることに役立ちます。基本の会話では中学レベルの文法がかなり重要になってくるのでここでぜひマスターしておきましょう!
長文読解
長文はスラッシュリーディングをやってみましょう。スラッシュリーディングとは、英文を言葉のかたまりごとにスラッシュで区切りながら読む方法です。長文を読んでいる際によくあるのが、接続詞や指示語がどの部分を指しているのか正しく分からないということです。スラッシュで長い文章を品詞ごとに短く区切ることで、より正しく読みやすくなります。
品詞とは、不定詞・動名詞・関係代名詞・接続詞・前置詞・副詞のことです。1問長文を解いたらぜひ答え合わせの際にスラッシュリーディングを行ってみましょう。正しく英文が読めるようになることで段々と長文読解のスピードも上がってきます。
またもし音声CDなどがついている場合はシャドーイングを一緒にやることも効果的です。
シャドーイングは音声を聞きながら後について真似て読むことを言います。こちらはリスニング力を上げることにも役立ちます。
リスニング
リスニングでは問題を解くことも重要ですが、普段聞く英語の量を増やすことが重要です。ぜひスキマ時間を活用しましょう。電車の移動中や、お風呂の中などもおすすめです。もし家等の場合は聞きながらシャドーイングするのも良いですね。
最近の教科書などは音声CDが売っていることが多いのでそちらを繰り返しスキマ時間に聞くことから始めてみてください。
リスニングは受験では対策にそんなに時間をかけない人も多いかと思います。なるべく過去問などで傾向を掴んでおき、問題に少しでも慣れておくようにしましょう。
以上が英語の要素別の勉強方法でした。筆者も受験の際は上記の勉強方法を意識していました。次に英語の勉強方法はわかったが、どうやって集中していいかわからない!という人のために以下のおすすめ勉強方法を紹介します。
高校受験生におススメの勉強法
オンとオフの切り替えを上手にしよう
声に出して覚える
英語だけに限ったことではないですが、声に出して覚えるということはとても重要です。普段多くの場合は目で情報を追いながら、場合によっては書きながら覚える人が多いかもしれません。そこに更に声をだして覚えるということを追加するだけで、脳への刺激が増えるためより記憶が定着しやすくなります。外ではなかなか難しいかもしれませんが、是非家で勉強する際に試してみてくださいね。
人に教えながら理解する
一度インプットした意識があったら意識的に友達に話したり、説明することでアウトプットしてみましょう。覚えたことは実際に人に説明することでアウトプットされます。暗記に時間をかけるよりアウトプットに時間をかけていくことが重要です。
実際説明してみるとあやふやに覚えたりしていてわからない部分はうまく説明ができません。
自分で覚えている気になっているところに気がつけるというメリットもあります。
アウトプットを繰り返す事で初めて知識が定着していきますのでおすすめです。
友達と勉強する
1人だとつい勉強のやる気が落ちてきてしまうということもあるかもしれません。人間は本来はサボりたいと思うのが普通です。自分の意志でなんとか頑張ろうとおもうことも大事ですが、どうにもならないときは人間の習性を利用したほうが効率的かもしれません。
1人だとついサボり心がおきてしまいますが、友達とかならずやると約束した場合はどうでしょうか?友達と約束したことであれば守らないといけないという心理が働くため、ある程度の強制力が働きます。
例えば友達と時間を決めてLINEなどをつないで音声をオフにしたまま勉強しましょう。
まず最初に勉強する範囲をお互いに伝えます。その後時間を決めてつないだまま勉強します。時間になったら15分程度でお互いで問題を出し合うか、もしくは今日勉強した部分について説明してみましょう。こちらの勉強方法は集中する・インプットする・アウトプットすることが1セットになっているので有効な方法です。筆者も現状でもこの方法をよく使って勉強しています。
あえて途中で切り上げる
一定時間勉強に集中した後は、すこし休憩を挟むと思いますがその際に休憩後に取り組もうと思っている範囲に少しだけ手を付けてから切り上げましょう。キリの良い所でやめたほうがスッキリしていいと思っている方もいるかもしれませんが、こちらも人間の心理を利用しています。キリの良い所でやめると案外終わった安心感で休憩でだらだらしてしまうということもあります。
そこであえて途中でやめると、人間の心理で早く続きを終わらせたいという気持ちが湧いてきます。これを利用して勉強に集中力を保つことができます。
以上ここまでコレだけは押さえたい 高校受験英語の勉強法【BEST5】をご紹介しました。
まとめ
以下ポイントをしっかり押さえて志望校合格を目指してください。
この記事のまとめは以下となります。
・高校受験英語では受験英語を構成する要素の勉強方法のポイントを押さえる。
・受験勉強に集中するための環境を整えて、無理なく勉強に集中できるための工夫をする。
具体的には
① 英語の要素別勉強方法を押さえる
② 声に出して覚える
③ 人に教えながら理解する
④ 友達と勉強する
⑤ あえて途中で切り上げる
ぜひ参考にしてみてくださいね。
- TOEIC800点 Sakura先生による執筆
- 4カ国へ短期留学した経験(アメリカ、ドイツ、中国、韓国)があり、社会人になってからTOEICスコアを1ヶ月で(745点→805点)60点上げ、現在英会話教室で講師として活動している先生。海外文化や英会話に関する題材などの執筆も行われています。
効果的な英単語の暗記法は?_
英単語の記憶力を上げるためには、英単語を覚える時に綴りを確認したり、発音を聞く以外にも「五感」を使い、単語の意味と関連している「絵を見る」「ジェスチャーを見る」「ジェスチャーを自分で行う」などがものすごく効果的です。
この記事へのコメントはありません。