Q&A
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「自動詞」「他動詞」の勉強はしっかりした方がいいよと言われて、この範囲を勉強し始めています。「自動詞」「他動詞」の両方になれる動詞はありますか?
また、この範囲の勉強のコツを教えてもえらますか? -
自動詞にも他動詞にもなれる動詞は、英語では非常に数多く存在します。
※ ちなみに日本語にも自動詞と他動詞両方の形で使える動詞がありますが、英語ほど多くはありません。
まずは一例を紹介します。The coconut dropped from the coconut tree.
ココナッツがココナッツの木から落ちた。The monkey dropped the coconut from the coconut tree.
サルはココナッツの木からココナッツを落としたdrop と同じ意味の fall は自動詞の形しかとれませんので、このような点は紛らわしいですが、一つづつおぼえるしかありません。
The coconut fell from the coconut tree.
ココナッツがココナッツの木から落ちたご質問の勉強のコツとしては、次の事を覚えておくと自動詞と他動詞の見分けに対して抵抗感が減ると思います。
英語では「他動詞」が圧倒的によく使われ、その割合は90%ぐらいになると思っていても差し支えないです。つまり、まずは他動詞と考えて、そうでなかった場合に自動詞を一つづつ確認していくといいでしょう。
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自動詞と他動詞で間違えやすい単語を教えて下さい。
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まず意外としられてない他動詞、自動詞両方とれる動詞を紹介します。
他動詞 英単語 自動詞 動かす move 動く 〜に耐える hold 〜が耐える 止める stop 止まる 次にあまり知られていない、他動詞、自動詞で意味が変わる動詞を紹介します。
他動詞 英単語 自動詞 経営する run 走る 先導する lead 結果につながる (-to) 我慢する stand 立つ 最後によく間違える方が多い、他動詞の形しかとらない動詞を紹介します。
I attend
toa party.
私はパーティーに参加する。(to は必要ない)I resemble
withhim.
私は彼に似ている。(with は必要ない)Don’t mention
aboutit.
それは言わないで。(about は必要ない)Let’s discuss
aboutit.
議論しよう。(about は必要ない)
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こういう問題はどんな風に判断して解けばいいのかが分からなくて困ってます。教えて頂けますか?
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自動詞と他動詞、動詞の変化形の問題ですね。
答えを書くとものすごく長くなってしまうので、どう「判断」するかを書いておきます。
自動詞と他動詞の見極めができたら解ける問題です。
自動詞:自分だけで意味が成り立つ動詞
I stand.
(私は立ちます。)
他動詞:必ず目的語を必要とする動詞
I sent a document.
(私は書類を送りました。)
【大前提として覚えてほしいこと】
1.英語では動詞(V)は『他動詞』が圧倒的によく使われる
※実際の英語では80%以上が他動詞
※自動詞・他動詞・前置詞などを学ぶ単元ではあえて自動詞を多く出している場合もあるのでここだけ注意
これを大前提に、以下を意識して勉強すると理解がはやくなります。
2.他動詞の目的語(O)になるものを知っておく
2-1.名詞
I love orange juice so much.
(オレンジジュースめっちゃ好き。)
※orange juiceが目的語
ここから下はまだ習ってないでしょうが、一応書いておきます。習うまでは見なくてもいいです。
2-2.不定詞の名詞的用法
I want to be a doctor.
(医者になりたい。)
※to be a doctorが目的語
2-3.動名詞
I like walking in the rain.
(私は雨の中を歩くことが好きだ。)
※walking in the rain が目的語
2-4.that節
I know that her name is Yuki.
(彼女の名前がユキだと知っている。)
※that以下が目的語
2-5.間接疑問文
I don’t know what Yuki is like.
(ユキがどんな人物か知りません。)
※what以下が目的語
3.要注意事項
副詞によっては他動詞か自動詞か分かりにくくなる場合があります。まだ勉強している範囲外なのでここでは省きます。
英語に慣れだすまでは結局は暗記しかないしょうが、「実際の英語では80%以上が他動詞」というのを覚えておいて、他動詞じゃない使い方をする動詞、つまり「自動詞」だけを覚えていく方が早いですね