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助動詞 may「〜かもしれない / 〜してよい」
「may は、助動詞の中でも can, must と同様に頻出単元です」
助動詞の may は、「〜かもしれない」「〜してもよい」の意味になります。それでは「 may 」について詳しく解説をしていきます。
助動詞 may を使ったの基礎例文
このページでは以下のような助動詞の may を使った基礎例文が理解できるようになります。
肯定文:
It may rain.(雨が降るかもしれません)
否定文:
You may not sleep during the class.(授業中寝てはいけません)
※強い禁止
疑問文:
May I eat this cake?(私は、このケーキを食べていいですか?)
ここで気が付いてほしいのが、「may not」って「must not」と何が違うの?ということです。
助動詞 may の英作文
「May の英作文は定期試験で得点ポイント!」
助動詞の may 「〜かもしれない」「〜してもよい 」を使った英作文を練習していきます。
肯定文:主語+may+述語(動詞の原形)~.
まずは may(〜してもよい)の意味の英文を紹介します。
但し may のこの表現は、目上の人から目下の人に対する言い方になるので、使用する場合は気を付けて使用してください。
例文①:
あなたはもう外出してもいいですよ
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ あなたは / もう / 外出 / してもいいですよ
⇒ You / now / go out / may .
⇒ これを「主語+may+述語(動詞の原形)~.」通りに並べます。
⇒ You may go out now. (完成)
では次に、「may(〜かもしれない)」の例文を紹介します。
例文②:
明日、晴れるかもしれません。
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ 明日 / 晴れる / かもしれません
⇒ tomorrow / sunny / It may be .
⇒ これを「主語+may+述語(動詞の原形)~.」通りに並べます。
⇒ It may be sunny tomorrow. (完成)
否定文:主語+may not+述語(動詞の原形)~.
may 否定文は、can, must と同様に may の直後に not を配置するだけです。
may not の短縮形は一応存在しており、mayn’t と表現しますが、現在ではほとんど使わなくなっており、英語圏に住んでいてもめったにお目にかかりません。
では、例文を練習してみましょう。
例文①:
あなたは中国語で話してはいけません。
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ あなたは / 中国語で / 話しては / いけません
⇒ You / Chinese / speak / may not .
⇒ これを「主語+may not+述語(動詞の原形)~.」通りに並べます。
⇒ You may not speak in Chinese. (完成)
ここで、あれ?must(~してはいけない)という用法があったけど何が違うの?と思われる方もいると思います。
答えは、must のほうがより強い禁止ということです。
では次に、may(〜かもしれない )の意味で否定文を練習しましょう。
例文②:
明日 晴れないかもしれません。
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ 明日 / 晴れ / ないかもしれません。
⇒ tomorrow / sunny / It may not be .
⇒ これを「主語+may not+述語(動詞の原形)~.」通りに並べます。
⇒ It may not be sunny tomorrow. (完成)
疑問文:May+I+述語(動詞の原形)~?
この May I 〜?(〜してもいいですか?)は非常によく使いますので必ず覚えるようにしてください。
例文①:
May I use this computer? / このコンピューターを使っていいですか。
⇒ 次は答え方です。
⇒「はい」の場合「 O.K. / Sure. / Of course. 」etc
⇒「いいえ」の場合「 I’m sorry you can’t. 」etc
ここで要注意なのが「 may 」を使って答える場合で、もし「 may 」を使った返事をすると、偉そうな答え方になってしまうということです。
⇒ Yes, you may. / はい、してもよい
⇒ No, you may not. / いや、してはいけない
このような偉そうなニュアンスになってしまい、場合によっては人間関係に影響を与えかねない状況を作り出してしまいます。できるなら、may を使った返答は避けて、思いついた表現で答えて下さい。
助動詞 might「~かもしれない」
「might を may の過去形と覚えるのはナンセンス!」
次は might(~かもしれない)です。might は may の過去形としても使えますが、ほぼ目にすることはありません。might の多くは「推量の might → may に比べて自信がない時 → ~かもしれない」という風に使われるのが一般的です。
例えば、may は自信度が60%なのに対して、might は自信度が30%程度ぐらいの時です。この数値はあくまでも参考程度にして下さい。人によって若干上下します。
助動詞 might を使ったの基礎例文
このページでは以下のような助動詞の might を使った基礎例文が理解できるようになります。might を may の過去形として覚えている方が多いですが、そのように覚えるのは本来ミステイクです。
肯定文:
The store might close at 6 today.(今日、お店は6時で閉まるかも)
否定文:
I might not go to Tokyo next Sunday.(来週の日曜日東京に行かないかも)
疑問文:
Might I join you?(ご一緒してもよろしいですか?)
助動詞 might の英作文
「might の英作文は他の助動詞と同じ語順で行う!」
might を使って英文を作成するには、これまで通り助動詞の英作文を踏襲するだけで問題ありません。
肯定文:主語+might+述語(動詞の原形)~.
まずは might(~かもしれない)の意味の英文を紹介します。語の順番は may の時と同様です。
It might rain tomorrow.
明日雨が降るかもしれません。
否定文「主語+might not +述語(動詞の原形)+〜.」
次に might not(〜しないかも)の意味の英文を紹介します。語順は may の時と同様です。
He might not answer the phone.
彼は電話に出ないかもしれません。
疑問文:Might+主語+述語(動詞の原形)~?
ここでアレ?って思う方はよく勉強している方です。というのも、「May I ~?」はよく見たり聞いたりするけど、「Might I ~?(~してもいいですか?)」なんて聞いたことも見たこともないよって方が多いはずです。
それもそのはずで、何かを丁重に頼むには「may」を用いて、丁寧な提案をするようなシチュエーションでのみ「may」「might」の両方が使えます。
つまり、might を疑問文で使えるシチュエーションは限られているということです。
Might I join you?
ご一緒してもよろしいですか?
might が may の過去形になる場合
学校では might は may の過去形として習う方が多いです。但し、そのように使えるのは「間接話法」の時だけです。
間接話法は、聞いた言葉を報告する時に使う話法のことで、 一般的には過去について話すときに使われます。具体的には、
He told me that she might ~.(彼女が~だったかもしれないと、彼は私に言った)
He said that he might ~.(彼が~だったかもしれないと、彼は言った)
のような場合です。つまり、伝達動詞 say, tell, ask を使ったり、that を使ってあることを報告する場合に使います。この場合には、時制の一致が必要になり may の過去形として might が使われることになるのです。尚、現段階ではまだこの事は勉強していないので理解できなくても問題ありません。<時制の一致>を勉強する時に、こういう事だったのかと思い出してください。
助動詞に関するよくある質問&解答
「助動詞」の単元で不明点があればこちらから
PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、助動詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。
中学生英語と英作文の際の注意!!
英作文問題で減点をされている方は多いでしょう。苦手意識をもっている方は少ないでしょうが、逆に高得点が取れている方が少ないと感じます。そこで英作文についての注意点についてお話したいと思います。英作文の問題を解くときに気を付けてほしいのが、『書きたいことを書く』のでは無く、『書けることを書く』ことが重要だという事です。英作文問題ではほとんどが決められた点数から減点方式で得点が変化します。どんなに高等テクニックを用いようが基本的な英単語と英文の組み合わせて答えようがミスが無い場合は同じ得点になります。そこで注目してほしいのが難しい言い回しやトリッキーな仕掛けをした場合はその分だけミスが増えるリスクがあると言うことです。リスクを冒してまで難しいことに挑戦する必要は一切ありません。そもそも英作文にはいくつかのパターンがあります。決まった書き出しや段落の組み立て方などです。基本をしっかり身に付ければ誰でも英作文は作ることが出来るのです。ただし、英作文も練習は必須です。ですが、英作文に慣れていない間はどこが間違えっていたのか自分自身でなかなか気づけません。なので、学校の先生に添削をお願いして下さい。第三者に添削をしてもらい間違えに気づいてこそ次の対策が立てられるからです。