副詞とよく比較に挙がる形容詞を比べて見ましょう。
違いはシンプルで、形容詞は名詞を修飾する語句です。修飾するというのは修飾する語句をより詳しく説明するようなより細かな描写を与えると考えて下さい。
例えば Flower(花)という名詞に、修飾を与えて beautiful を加えると、beautiful flower(美しい花)のようになります。
副詞は逆に名詞以外の語句を修飾します。例えば以下英文ですと slowly は eat という「食べる」という意味の動詞を修飾しています。
Jiro is a comedian.
ジロウは芸人です。
その他の副詞の代表例を挙げると Really(本当に)So(とても)などがあり、仮に名詞を修飾すると Really flower(本当に花)のようにちんぷんかんぷんになってしまいます。一方で形容詞を修飾する例としては So good(とても言い)ですと、意味の伝わる語句になります。
このように形容詞がカバーできない名詞以外を修飾するのが副詞となります。
Be動詞 + 副詞「be off」
「出発する / 休み」
Be動詞と組み合わせた時の基本的な意味は2つあり「出発する」と「休み」になります。
off には「離れる」というイメージがあり、仕事から離れるという意味で「オフです」や、ここからは離れているから「出発する」みたいな感じになります。
I’m off today.
私は休みです
その他に友達と一緒にいる時の帰るぐらいの時間になったら以下のような使われ方をします。
OK! I’m off.
じゃぁ行くね。
また、仕事に行くときには以下のように表現できます。
I’m off to work.
仕事に行くね。
ここで疑問になるのが I’m going to work. も同じ意味になるのですが、どんな違いがあるのかという事です。
その違いはカジュアル度の違いで off はかなりカジュアルな響きになりますので、ビジネスシーンなどではあまり使われません。
そのため、基本的には友達同士の会話など日常会話で使うといいでしょう。
Be動詞 + 副詞「be out」
「外出中 / 出る・現れる」
out のイメージは「外」で、ここから派生して「外出中」や「出る・現れる」という意味で使われます。
She’s out.
彼女が外出中です。
The moon is out tonight.
月が今夜出ているよ
尚、go out も「外出」という意味で使われますが、go out は「外出する」という行為を表し、be out は「外出している」という状態を表します。
I’m out at 10.
10時に外にいます。
I’m going out at 10.
10時に外出します
また out の反対語である in を使うと「参加する」という意味になります。
例えば「一緒に鬼ごっこする?」って誘われたときに以下のように言えます。
I’m in!
やる~
Be動詞 + 副詞「be up」
「起きてる / 時間が尽きてる」
up のイメージは「上へ」で、ここから派生して「起きてる」や「時間が尽きてる」という意味で使われます。
I’m up.
起きてるよ
Get up も「起きる」と言う意味ですが Get up は「起き上がる」という行為を表し、be up は「起きている」という状態を表し、物理的に体を起こしている時以外にもソファーで寝ころびながら何かをしているような時でも使えます。
また awake も「起きている」という意味で使えますが、こちらは「意識がはっきりしている」というニュアンスでの「起きている」になり、be up は単純に「寝ていない」というニュアンスになり、ウトウトしている状況でも使えます。
Time is up!
タイムアップです。
この場合は時間が上がりきって完了みたいなニュアンスで捉えるとわかりやすいでしょう。
- TOEICスコア960 hello先生による執筆
- 現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
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