この表現はなぜ日本でよく知られているのか分からないのですが、ネイティブはほぼ使いません。
日本人は「普通」や「まぁまぁ」と答えるのが好きなせいか分からないですが、おそらく世界でも最も一番使っている国が日本だと思います。
では、ネイティブが「普通」や「まぁまぁ」と言いたい時に度のフレーズを使うのかというと「OK」「Alright」「Good」です。
How was the dinner?
ディナーどうだった?
It was OK.
まぁまぁだったね
so-so はネイティブに「古い英語だな」という印象を与え、正確に日本語訳すると「まずまず」になり、私たち日本人も日常会話でご年配の方を除いて「まずまず」とはあまり聞かないですね。
ただ、意味は通じるしおかしくはないけども実は使わないような表現なのです。
My job
「私の仕事内容は」
My job is ~ は「私の職業は~です」という意味ですが、このような表現もネイティブはほとんどしません。
この表現は日本人としてはよく使いそうだし、使いやすそうではあるのですが、My job を使わない理由は2つあります。
1つ目は英文法的に間違っていて、2つ目は My job is ~ という表現に違和感を感じます。
まずは英文法的な誤りを紹介します。
My job is a teacher は「私の職業 = 先生」のように一見すると間違えじゃないように見えますが「職業 = 人」の関係になってしまい、「私の職業は教える人です」という変なニュアンスの英語表現になってしまっています。
そのためネイティブが My job をあえて使って職業を紹介すると以下のようになります。
My job is to teach 4th graders.
私の仕事は4年生を教えることです
ただし、上記英文のように My job には「自分の具体的な仕事内容」という意味合いがあるので、そもそも職業を伝えたい時にはミスマッチな表現となってしまうのです。
自分の職業を純粋に紹介したい時には以下のように言いましょう。
I’m a teacher.
私は先生です。
I teach English.
私は英語を教えています。
I’m a genetic researcher. My job is to modify DNA.
私は遺伝子研究員です。仕事はDNAを改良することです。
この英文ですと Job のネイティブの使い方が良くわかるはずです。
Good afternoon / Good evening
「こんにちは / こんばんわ」
Good afternoon / Good evening に関しては日常的には固すぎる印象があり、基本的にはネイティブはほとんど使いません。
そのため、普通に挨拶としてよく使うのは Hi, Hey, Hello です。
Good afternoon / Good evening を使うようなシチュエーションはみんなの前で話すようなスピーチや、館内放送などちょっと畏まって言いたい場合に使われます。
ただ、Good morning と Good night は日常的に使いますので混同しないように気を付けて下さい。
ここで紹介していることは、実は日本語でも同じで、例えば「おはよう」「おやすみ」は毎日誰にでも言いますが、「こんにちは」「こんばんわ」は友達とか家族には基本使いませんね。
Do not / Going to
「日常会話では省略形が使われる」
Do not / Going to を使うと嘘つくな!って怒られそうですが、Do not は省略して Don’t と言い、Going to は省略して Gonna と言うのが日常会話では一般的です。
Gonna と聞くと、Going to の省略形でしょ?って知っている方が多いですが、実は日常会話の90%以上は Gonna で使われますし、Don’t に関してはもっと頻度は高いです。
もちろん Do not / Going to を使うのは間違えではないのですが、毎回このように言ってると固いなとかぎこちないなって思われがちです。
そもそも、Do not / Going to を使う場合は、この表現を強調したい時に使われ
I do not like tomatoes.
私はトマトが本気で嫌い
この場合は not を強く読みます。
ただ、小論やオフィシャルな文章を作る時には必ず Do not / Going to を使いますので、この場合には省略してはいけないということも一緒に覚えておきましょう。
- 幼児~小学生を対象とする英語塾教師Kufufu先生による執筆
- 某超大手金融機関に5年務め、英語教育に転身された英語塾教師Kufufu先生による執筆です。英語の発音や和製英語、英語のオノマトペについて深い知識があり、卒業論文では「日本人の英語発音」について8000語ほどの英語で論文を執筆されました。
英語もですけど日本語も勉強しましょう。
こんにちわ ではなく こんにちは
です。