As well as をネイティブが教えるとどうなる?

英語上級者に近づく重要ワード「However」

As well as の3つの用法をマスターしましょう!_

As well as は必ず学校で習いますが納得して使いこなせている方は少ない印象のイディオムです。実際に、ネイティブもかなりの頻度で誤用してしまうイディオムで、意味としては通じますが文法的に誤りのある表現をする方が多い印象です。ですので、ネイティブでさえ間違えるイディオムですのでかなり難しい用語だと考えて下さい。このページでは実際に As well as をネイティブがどう使うのかを3つの意味に分けて紹介していきます。

A as well as B : BだけでなくAも

「追加情報を加える」

この用法でのポイントは、Bの部分が周知の事実や聞き手や読み手がBはこういうものだと知っているうえでAがある場合に使われます。

A as well as B : BだけでなくAも

I like kiwi as well as grapes.
私はブドウだけでなくキウイも好きだ

この英文ですと、私がブドウを好きだというのが良く知られていて、追加情報としてキウイも好きという表現で、好きなブドウを基準にしているのでキウイを好きだということがより強調されています。

He is good at drawing as well as singing.
彼は歌だけでなく絵も上手だ

この英文では、歌が上手と言うのはよく知られたことで、加えて絵も上手という表現になり、歌を基準に絵が上手だということを強調しています。
また、補足として「A as well as B ≒ not only B but also A」という関係にもなりますので、置き換え表現は覚えておいてください。

He is not only good at singing but also at drawing.
歌う事だけでなく絵も上手です

A(S+V) as well as B(S+V) : Bと同様にA

「口語ではあまり使われず文書で見る表現」

この用法のポイントはAとBが「S+V」になるところです。ただし、ちょっと硬い印象のある表現ですので口語と言うよりも文書で見かける表現になります。

A(S+V) as well as B(S+V) : Bと同様にA

I have been to Tokyo as well as Jiro has.
ジロウが東京に行った事があるのと同様に、私も東京に行った事がある。

Jiro eats Takuyaki everyday as well as the local Osaka People do.
大阪の人が食べるのと同様に、ジロウは毎日たこ焼きを食べる

では、口語で同じようにどうやって言えばいいのかと言うとすごく簡単で too を使います。

I went there, too.
私もそこ行ったよ。

要は、話していく中で事前情報が必ずありますので、それに対して口語で as well as と言うとくどくなってしまいますので、単純に too で十分に伝わるのです。

A(S+V) as well as B(S+V) : AがBと同じくらいのレベル

「前後の文脈から正しく意味を読み取る必要がある」

この用法も先ほどの用法と同じくポイントはAとBが「S+V」になるところです。
そのため、形が先ほどの用法と全く同じですので、意味をよく間違えられやすく、聞き分けるためには前後の文脈から読み取るしかありません。
とは言っても、そこまで大きな誤訳にはつながらないので、少しづつ慣れていってください。

A(S+V) as well as B(S+V) : AがBと同じくらいのレベル

Jiro can dance as well as I can.
ジロウは私と同じくらい上手に踊れる

I cook as well as Jiro does.
私はジロウと同じくらい料理が上手です

また、この用法でよく間違えやすいのがBと同じくらい上手ということは、日本語だけをみるとなんかすごいんだなって思われがちですが、あくまでもBにくるのが基準なだけで、ジロウが料理が下手な場合でも比べれますし、料理が上手な場合でも比べることはできます。
つまり、あくまでもBと同じレベルという意味合いになることを覚えておきましょう。
そのため、Bに来るのが低いレベルの何かだったら、その人は貶されていると感じることもありますし、高いレベルの何かですと、褒められていると感じます。

Shizu-treat 先生による執筆
現在貿易業務に携わりつつ、英語関連の執筆業務を行っている「Shizu-treat 先生」です。アジアや欧米の国々向けの産業用機器や原材料の輸出をメインに取り扱っている会社で英語を使用した実務を行っています。英語の資格としては、TOEIC 870点・英検準1級・貿易実務検定を取得し、留学経験はないものの、独学で300点代からスコアアップされた経験を活かした仕事をしています。また、現在も英語の勉強は趣味と豪語されており、TOEIC900点以上と英検1級取得を目標に、英会話のレベルアップにも励んでいます。
英語の先生

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