So bad : 余りにもひどくて~
「主語 + so bad that ~(主語がすごく悪くて~が起きる)」
「あまりにもひどくて~」は直訳の方の用法で、厳密には「主語 + so bad that ~(主語がすごく悪くて~が起きる)」となり、So that 構文になります。
Jiro’s attitude was so bad that Ai god mad.
ジロウの態度が悪すぎてアイちゃんが怒った
この英文は主語である Jiro’s attitude(ジロウの態度)が so bad で That 以降が起こったという意味になります。
尚、ここでの That は省略しても問題ありません。
また、So that 構文でなくても使えて、その場合は次のようになります。
My attitude was so bad.
私の態度はすごく悪かった
実際にネイティブはこのように表現する時は最初に紹介した「主語 + so bad that ~(主語)がすごく悪くて~が起きる」の形で使うほうが一般的です。
Jiro’s jokes are so bad that all of the flowers in the room die.
ジロウのジョークがひどすぎて部屋中のお花が枯れた
また、ここでの bad は日本語の「悪い」と同じようにネガティブな事を言いたい時には広く使えます。
The food was so bad.
そのご飯めちゃまずかった
The movie was so bad.
その映画はすっごくダメだった
Jiro was so bad when he was young.
ジロウは若い時すごく悪い子だった
So bad : ~したくてたまらない
「もうこれがしたくて仕方がないと表現したい時に使う」
この用法は我慢できないみたいなニュアンスで「もうこれがしたくて仕方がない」という時に使います。
なぜこのような意味になるかと言うと、この場合はスラング的な使い方で、本来はは So badly なのです。
badly(とても・どうしても)は副詞なのですが、スラング的にカジュアルに bad という形容詞にしているのです。
I want to dye me hair pink so bad.
自分の髪をピンクに染めたくてたまらない
このように want と一緒に用いられるのが最大の特徴で、日本語の「~したくてたまらない」ということから「want ~ so bad」という形になります。
尚、so bad は文末で用いられます。
この用法はとてもカジュアルなニュアンスになりますので、ビジネスシーンなどでは正しく badly を用いて下さい。
Jiro wants to go home and play video games so bad.
ジロウは家に帰ってゲームしたくてたまらない
ここまでは「行動をしたくてたまらない」という表現を解説してきましたが、「Want 名詞」で「名詞が欲しくてたまらない」というようにも使えます。
I want him so bad.
私は彼が欲しくてたまらないの
次に同じようなニュアンスの So much と比較してみます。
I wanna play tennis so much.
テニスめちゃくちゃしたい
I wanna play tennis so bad.
テニスしたくてたまらない
このしたくてたまらない具合は So bad の方が高くなります。
イメージとしては bad はネガティブな印象がありますので、やらないとあいつストレスでマジでやばくなりそうぐらいなニュアンスだと覚えておくといいでしょう。
- TOEICスコア960 hello先生による執筆
- 現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
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