Though「譲歩」の用法
「口語ではあまり使われない!」
Though の用法一つ目は譲歩で、日本語に訳すと「~だけども」という意味になります。
文の形は2パターンあり「Though A, B」「B. Though A」となり、両方とも同じ意味になります。
Though I don’t like him anymore, I have a boyfriend.
(= I have a boyfriend. Though I don’t like him anymore.)
もう好きじゃないんだけど、彼氏は居ます
この A と B の文の関係性がどうなっているのか例文を使って紹介します。Bの文を強調したいがためにそれと反対の内容をAとして言っておりあます。
ちなみにこの使い方は But と同じで、この意味の場合にはネイティブは But の方をよく使います。
ただ、口語では But を最初に持ってくる場合もありますが、英語本来の文法的解釈では But は先頭に置くことができませんので、この点は覚えておいてください。
以下で他の2つの用法も紹介しますが、こちらはネイティブもよく使います。
Though「追加情報」の用法
「~だけどね」
2つ目は追加情報を言いたいときに Tough を用います。
これは日本語訳だと「~だけどね」で、要は何か言いたいことがあったとして、その後に情報の追加として使います。
I think he’s creepy. Just a little bit though.
彼きもいと思う。あ、ちょっとだけね
このような感じでキモイと言っちゃったけど、慌ててこれ言ったらヤバいと思って少し抑えるイメージです。
I like your hoodie. I don’t think it looks good on you though.
このパーカーいいじゃん。まああなたには似合ってないけど
このように何も考えずにただ普通に事実を口に出してしまうような時にも Though を使います。そして、この Though の用法の中ですごくよく使うフレーズがあり、それは Thanks though です。
この意味は「けどありがとね」となり、何かを断りたいけど No だと少し失礼になるかなと思った時にニュアンスを和らげるために使います。
Do you wanna use my mascara?
私のマスカラ使う?
Oh I’m good, thanks though.
いいね。だけどありがと大丈夫
このように追加情報を言いたいときに文の最後に Though を付け足すことで、追加で情報を言うことができるのでぜひ使ってみて下さい。
Though「強調」の用法
「ニュアンスで理解しよう」
3つ目は疑問文の強調です。
言葉の通り疑問文に対して意味を強めるために使う言葉ですので、日本語に置き換えるのは難しいです。ただし、あえて置き換えるとすると Really などに近いと考えて下さい。
Is that your new girlfriend She’s so pretty. Is she nice thought? She looks mean.
あ、これ新しい彼女?めっちゃ美人だね。でも本当に優しいの?ちょっと意地悪そうだけど
この文では、Though がある部分の「本当に優しいの?」を強く言っていると考えて下さい。
Kansai accent is the best.
関西弁は一番だ
Is it though?
本当にそうかな?(皮肉)
Is it though? は、アメリカでは皮肉として使われたり、純粋に「え!そうなの!?」という意味で使われます。
- 現役国立大学生のsky先生による執筆
- 国公立大学の理学部生物科学科に在学中のSky先生による執筆記事です。現在は英語の家庭教師をしつつ、ライターとして海外文化の情報を配信されており、保有資格はTOEIC スコア 930点取得、 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages) 英検準1級と現役大学生の中でも特に英語の造形に優れています。
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