With のネイティブイメージ
「~と一緒に という意味から発展させていく」
With と言えば「~と一緒に」という意味で使われ、以下のような使い方は多くの方が知っているでしょう。
I’m gonna go to a restaurant with my friend.
友達と一緒にレストランに行く
ただ、このページではこの用法ではなく、これさえ知っておけばこんなに楽に話せるようになるんだという用法を2つ紹介します。
With「~を持って」
「所有している / 所持している / 身につけている」
この用法は「~と一緒に」というイメージそのままに、「所有している」や「所持している」、さらには「身につけている」という意味でも使えます。
I see Jiro with a weird hat.
変な帽子をかぶってるジロウが見える
The girl with cute glasses is Yuki.
可愛い眼鏡をした女の子はユキです
Jiro loves girls with long hair.
ジロウはロングヘアの女の子が好きです
The guy with long legs is Jiro.
長い脚の男性はジロウです。
ただ、服の場合は in を使う事が一般的ですので分けて覚えておいてください。
There is a boy in blue.
青い服を着た少年がいる
このように、帽子、眼鏡、髪、カバン、ネイル、イアリング、身体的特徴など様々なものを対象に With が使えます。
次は別のパターンを紹介します。
Jiro came home with his baby.
ジロウは赤ちゃんを連れて帰ってきた。
ここで注意点があり、例えば「花を持っていく」に with を使いがちな人がいますが、その場合は bring を使います。
I’m bringing a bouquet to your place.
あなたの家に花束を持って行くね。
仮に with を使って表現すると、次のように意味は通じると思いますが、ちょっと変なニュアンスになってしまいます。
I’m gonna go to your place with a bouquet.
私はあなたの家に花束と一緒にいきます。
With「~のせいで」
「~のせいで…をした / ~のせいで…が起こった」
この用法では With の後ろには「原因・理由」が置かれます。
訳としては「~のせいで…をした/…が起こった」というようになります。
Jiro ate too much last night with stress.
ジロウはストレスのせいで昨晩暴食しすぎた
この場合、原因・理由にストレスを置いています。
He was shaking with fear.
彼は恐怖のせいで震えていた
この場合、原因・理由に恐怖を置いています。
I’m busy with work.
仕事のせいで忙しい
この場合、原因・理由に仕事を置いています。
I’m impressed with Jiro’s achievements.
私はジロウの功績に感心している
この場合、原因・理由に功績を置いています。
このように原因・理由に置ける単語は「感情・状態」や「出来事・事象」などのパターンが多いです。
そのため熟語を暗記するときに I’m disappointed with(~にがっかりした)や I’m impressed with(~に感動してる)に With が使われていますが、この用法に該当しています。
- 翻訳&コラムニストの肉球先生による執筆
- 海外のコラムやニュースを翻訳するコラムニストの肉球先生による執筆記事です。現在はフリーでイギリス人のご主人とお仕事をされており、海外の情報を翻訳してニュースサイトで出すお仕事をされています。その記事はYahooニュースに出た実績もお持ちとの事でした。
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