“Some”と“Any”の違い
「単語帳に書かれている意味」
こうやって覚えれば確実です!
存在ってなに?って思われる方がいるかもしれないので具体的にそれぞれを見ていきましょう。
Some
存在を前提にしているニュアンス
Any
存在を前提にしていないどれでもというニュアンス
Do you have some money?
お金いくらか持ってる?(持ってる前提で聞いている)
Do you have any money?
お金いくらか持ってる?(持っかどうかわからない前提で聞いている)
この場合どういう風に違うのかというと、まず some から説明していきます。
some は存在を前提としているイメージなので、「お金を持ってる?」と言われた方はもう既にお金を持っていると想像された上で聞かれています。
any の場合は、存在を前提としていないので、本当にお金を持っているか持っていないか分からない前提で聞かれています。
Do you have some questions?
質問はありますか?
これは、相手に質問があることを分かっている前提で聞いています。
Do you have any questions?
何か質問はありますか?
こちらは、質問があるか分からないですが、なんか質問ある?と聞いているニュアンスになります。
また、お店に行って何かを注文する時にもその違いはよく分かります。
なんとなく Some と Any を使っている人もより明確な違いが分かるはずです。
例えば、お寿司屋さんに対して、
Do you have some tuna?
マグロはありますか?
と、お寿司屋さん(存在を前提)ですので、この場合は“Some”となります。同じくお寿司屋さんに対して、
Do you have some chocolate? ⇒ ✕
チョコレートありますか?
と、あるはずがない(存在を前提にしていないのに)のに「チョコレートありますか?」と質問をする場合は“Any”となります。
とっても簡単ですね。「存在を前提にしている場合は“Some”」で「 存在を前提にしていない場合は “Any”」と覚えましょう。
Do you have some wine?
何かワインありますか?
このお店にワインがあるという前提で聞いています。
Do you have any wine?
ワインってあるの?
置いてあるか全く分からないけど、飲んでみたいから聞いているようなニュアンスです。
お店側の立場からも違いを見て見ましょう。
Would you like some water?
お水いかがですか?
お店の人の立場ですと基本的に自分のお店に何があるのか知っているはずですので、some を使うのが望ましいです。
肯定文と否定文で使う時
「単語帳に書かれている意味」
よく教科書には some は肯定文で使え、any は否定文で使えって書いてありますが、何でそうなるのかを説明します。
結論から言うと、some は肯定文でも否定文でも使え、any も否定文でも肯定文でも使えます。
ただ、相性が良くないというのが正しい認識です。
I know some people at the party.
このパーティーには何人か知っている人がいます。
この英文では知っている人がいるので、もちろん存在を前提としているので正しいですね。ただ、これが any になってしまうと前提と合わなくなってしまいます。
I don’t know any people at the party.
このパーティーでは誰も知らない
こちらの英文では誰も知らないので、前提のない any と相性がいいのです。同様に some になってしまうと前提と合わなくなってしまいます。
some を否定文で使う時
こういった言い方をすれば some を否定文でも使えるというのを紹介します。
I don’t like some kinds of wine.
私はある種類のワインが好きじゃない
この英文ではある種のワインという前提があるので some が使えます。ですので、否定文であろうとも some のイメージと合う場合は some を使うのが正しいのです。
- る~ちゃんはUSAGI先生による執筆
- 現在23歳で完全在宅ワークで英語のライティング・翻訳のお仕事をされている方です。経歴は、2015~2017年に、某外国語2年制専門学校の通訳翻訳コースに通い、約10か月の試験勉強でTOEIC450から900まで達成されています。またイギリスへの留学し、某大手ホテルチェーンで約2年ほど勤めて、一転してオーストラリアへのワーホリに行くが結局コロナで即帰国を余儀なくされた海外大好きっ子です。
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