Still のネイティブイメージ
「3つの使い方を覚えましょう」
Still は「まだ何かをやっている」という同じ状況が続いている時の「まだ」です。
例えばずっと宿題をしている子供に対して「まだ宿題やってるの?」という時の「まだ」が Still です。これは肯定文の例で、否定文にも使えて、「まだAさんはいない」のような場合に使えます。
とにかく、「同じ状況が続いている」時の「まだ」と覚えましょう。
ちなみに Still を置く位置は動詞か形容詞の前になります。
You’re still here.
まだいるの? / まだここにいてくれたの?
言い方によって「早く帰れ」みたいなニュアンスになったり、「帰ってほしくなくてうれしい」みたいなニュアンスで使えます。
You’re still wearing this shirt?
まだこのシャツ着てるの?
否定文では以下のように使われます。例えば、「彼はどこにいるの?」って聞かれているようなシチュエーションです。
He’s still not here.
彼はまだここにいないよ → どこにいるんだろうね?
I still can’t eat tomatoes.
まだトマト食べれない(小さい時からずっとトマトを食べれない)
疑問文ですと以下のようになります。
Why are you still here?
なんであなたまだここにいるの?
Yet のネイティブイメージ
「日常会話ですごく使いやすい言葉」
Yet は「まだ何もやってない」時の「まだ」で、最大のポイントは「まだ何もしていない状況」を表すので肯定文で使えないという点です。
ですので、Yet を使えるのは否定文や疑問文になります。
さらに、Still を否定文で使った時と Yet って結局「まだしていない状況」なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、まさにその通りです。
そのため、Still を否定文で使った時と Yet というのは置き換えができ、ニュアンスも全く同じです。
ちなみに Yet を置く位置は文末というのが一般的です。
He’s still not here.
(= He’s not here yet. )
彼はまだここにいないよ
その他 yet の例としては以下のようになります。
宿題をまだしていない状況を表しています。
I haven’t done my homework yet.
(= I still haven’t done my homework.)
私はまだ宿題をやっていない
ちなみに Yet を置く位置は文末というのが一般的です。
We haven’t started packing yet.
(= We still haven’t started packing. )
私はまだ荷造りを始めていない
次に疑問文で Yet を使う場合についても紹介します。
以下の英文を直訳すると「まだ電話してない状況が続いているの?」となりますが、日本語訳としてしっくりくる「もう」を使って訳します。
Has she called you yet?
彼女はもうあなたに電話した?
ネイティブは still と yet を一緒に使う事もある
「文法的には間違っており個人的な話し方の癖」
最後に紹介するのが still と yet を一緒に使う人がいるという不思議についてです。
文法的には間違った使い方なのですが、なぜか人によってですが、ぽろっと両方つけてしまうネイティブがいます。
これは話し方の癖ですので、あまり気にせず意味を理解するようにしておけば問題ありません。
He’s still not here yet.
彼はまだここにいないよ
- アメリカ在住 QQQ先生による執筆
- 米国大学に4年間留学し、現在は研究職に就いているQQQ先生の執筆記事です。大学では航空工学専攻して理系全般のことをすべて英語で学んだ経験から、学術英語などに造詣の深い方です。趣味は筋トレで「大学時代に筋トレを始めて5年以上継続中。週に5日は最低行きます。」という筋トレ好きでもあります。
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