think に対するネイティブのイメージ
「I think を基準(確信度100として)に考察していきましょう」
I think は「私は思う」という意味でよく覚えられていますが、厳密にいうと I think には「よく考えて思う」というニュアンスが含まれており、例えば、
I’m thinking about it.
私はそれについて考えています。
※よく考えているイメージ
I think the article is telling the truth.
この記事は私に真実を伝えていると思います。
※よく考えて確かだと思って話をしている
のように使えます。
さらに think は客観的、主観的どちらのニュアンスでも使えるのが特徴です。
では、think 以外を用いた自分の意見をいう時の英語表現を見ていきましょう。
確信度 70 : suppose
「若干低い確信度で意見を伝える時に」
suppose と言えば「推測する」「仮定する」という意味で覚えている方が多いと思いますが、「思う」という意味でも使えます。
ただし、「推測する」「仮定する」という意味からも分かる通り think よりも確信度が低いニュアンスを相手に与えます。
例えば、think の確信度を100という基準にした時に、suppose は70ぐらいになります。
Yuki didn’t answer his phone, so I suppose he’s busy.
ユキが電話に出なかったので、忙しいのだろうと思う。
I suppose all the tickets will be sold by now.
もうチケットは全部売れてしまうんでしょうね。
確信度 50 : guess
「どっちとも受け取れる fifty-fifty」
guess は「推測する」という意味で覚えている方が多いでしょうが、think と似たように使えます。
確信度は suppose よりももっと低くなり、当てずっぽうのレベルで「50:50」ぐらいのイメージになります。
I guessed she was your sister.
彼女はあなたの姉妹なんだろうなと思いました。
I guess most people know about their breakup by now.
もう、ほとんどの人が二人の破局を知ってるんだろうな。
確信度 120 : believe
「主観的表現で確信度はすごく高い」
believe は「信じる」という意味で覚えている方が多いでしょうが、think と似たように使えます。
「信じる」という基本の意味から分かる通り、主観が入っておりその確信度は think よりも高く120に近いイメージを持ってください。
ですので、例えば、
I think it is important to learn English.
英語を勉強することは大切だと思う。
これは単に自分の主観を述べた英文ですので、
I believe it is important to learn English.
英語を勉強することは大切だと思う。
のように各進度における若干のニュアンスは変わりますが、置き換えができます。
一方で、以下のように予算に裏付けされた客観的な文の場合に believe を使うと違和感がでてしまいますので、think を用います。
I think we should book the cheapest flight possible considering our budget.
予算を考えるとできるだけ安い便を予約したほうがいいと思う。
- TOEIC980点&英検1級の山先生による執筆
- 英語講師歴20年の山先生による執筆記事です。米国の大学院を卒業し、保有資格は「英検1級、TOEICスコア980、TOEFLスコア100」と英語に関して深い知識と活用事例をお持ちです。また、将棋好きが高じてアマチュア4段になったばかりのなんにでも本気で取り組む方です。
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