will と be going to の違いをネイティブが解説!

will と be going to の違いをネイティブが解説!

will と be going to のニュアンスからまずは覚えましょう_

will と be going to はどちらも未来を表す言葉ですが、使い分けをしっかり説明できる方は意外に少ない印象です。ネイティブはこれらをしっかり使い分けており、ここのではこれらのついてしっかり解説していきます。

will は「感情」が込められているニュアンスになり、be going to は「客観的」なニュアンスになります。

予想する時の will と be going to の違い

「will は意思が入り、be going to は客観的」

まず will は自分の意見とか過去体験したことをベースに予想し、プラス自分の期待とか感情のニュアンスが加わるイメージです。
つまり「こうなって欲しいだろうという主観を交えつつ、~になるだろう」と言ってるのが will です。
be going to は「客観的」なので事実とか何かしらの根拠があった上での予想になります。
つまり、感情など込められておらずただ単に「~になるだろう」というニュアンスになります。

例えば彼女が遊園地に行きたいと言ってるのに、彼氏は行きたくないよというシーンを想像して下さい。

Come on! It’ll be fun.
いこうよ!楽しくなるよ!

この彼女は以前遊園地に行って楽しかったというのもあるし、二人で行くことによってさらに楽しくなるだろうという主観から will を使っています。
ここで、 be going to を使うと客観的に楽しくなるよというニュアンスになるので、例えば彼氏の好きなダンスグループがパフォーマンスに来たり、彼氏が好きなアトラクションが新しくOPENしていたりと、何かの根拠がある場合ですと be going to を使う事ができます。

Come on! It’s gonna fun.
いこうよ!楽しくなるよ!
(gonna = going to)

その他には、トマト嫌いの友達に以下のように言えます。

Just eat it! You’ll like it.
食べなよ。好きになるよ

この場合は自分がトマトを好きだから相手にも好きになって欲しいという気持ちが入っていたり、こんなにおいしいトマトなのに一度食べたら好きになるだろうみたいな感情が入っています。

Just eat it! You’re gonna like it.
食べなよ。好きになるよ

この場合ですと、例えば糖度15もあるフルーツみたいなトマトでいろんなトマト嫌いの子たちをトマト好きに変えてきたトマトだから好きになるよみたいな場合に使えます。

予定の will と be going to の違い

「will は今決めたばかりで、be going to は元々予定されていた」

この時の will と be going to の違いを最初に解説します。
will は「その場で予定を決める時に使う」で、be going to は「元々決まっていた予定に対して使う」です。
もともとのネイティブイメージである will(感情) と be going to(客観的)にも通じる話です。
つまり、予定を今決めたと言いたい場合には will を使い、来週旅行に行くことになっていると言いたい場合には be going to を使います。
例えば、とあるパーティーをしていて「Aちゃんパーティーおいでよ、Aちゃんの好きな男子いるからさ」って伝えた時のAちゃんのフレーズです。

I’ll be there in 5 minutes.
5分でそこ行くよ

これは今その瞬間に決めたので will を用いています。
その他にも例えばクラス委員を決める時に急に隣の人が言いました。

He’ll do it.
彼がします。

言われた人は「なんで?急にそんなこと言うの?」って思うでしょう。
次に、be going to を使った例です。

I’m going to propose to her tomorrow.
明日彼女にプロポーズします。

この英文からはもともと決心していたということが分かります。

強い意思を表す時「will」

「will でしか強い意思は表すことができない」

強い「意思」つまり感情を表しますので、この場合は will でしか表現できず、I will ~ と言う時に強い意思を持って表現することができます。
例えば、ずっと好きだった人に告白をすると決心し、そのことを友達に伝える時に以下のように言えます。

I’ll tell him.
私彼に言うよ

この英文には強い意思が含まれており、仮に be going to に置き換えてしまうと、単なる予定のように聞こえます。

I’m gonna to tell him.
私彼に言う予定です

その他には例えば格闘ゲームをしている時に以下のように言えます。

I will crush you in TEKKEN.
鉄拳でぶっとばす

この英文はゲームやる気満々で友達をぶっ飛ばすみたいなニュアンスになります。
また、be going to にするとこちらも「予定」のようなニュアンスになり、以下のようになります。

I am going to crush you in TEKKEN.
鉄拳であなたをぶっ飛ばす予定です

このように果たし状のような変なニュアンスになります。

翻訳&コラムニストの肉球先生による執筆
海外のコラムやニュースを翻訳するコラムニストの肉球先生による執筆記事です。現在はフリーでイギリス人のご主人とお仕事をされており、海外の情報を翻訳してニュースサイトで出すお仕事をされています。その記事はYahooニュースに出た実績もお持ちとの事でした。
翻訳&コラムニストの肉球先生

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