この Lemon は名詞の役割をして、意味は「不良品・欠陥品・壊れている」になります。
特に車に対して特に使われることが多く、機械関係にも使えます。
This car is a lemon.
この車欠陥品だ
My phone is a lemon.
私の電話は不良品だ
同様に broken という英単語がありますが、この使い分けは、Lemon はスラングなので深刻な状況じゃないときや面白く言いたい時に使います。
そのため、例えば欠陥品をつかまされてブチギレてお店に乗り込むようなときには以下のように直接的に言う場合が一般的です。
It’s broken already!
すでに壊れてるじゃん!
Open book
「隠し事をしない人、素直な人」
Open book は名詞の役割をして、意味は「隠し事をしない人、素直な人」のような腹の底をさらけ出してくれる人のことを言います。
ここでの book は自分の人生とか考えことなどの自分の取扱説明書の事を指し、常に OPEN している状況を表しています。
Jiro is an open book.
次郎は隠し事をしない人だ
My life is an open book.
私の人生は隠し事をしてきてない人生だよ
また、「あの人は私に隠し事をしていない」ようなときにも使えて、その表現は次のようになります。
Jiro is an open book to me.
ジロウは私に隠し事をしてない
Beef
「不満・文句」
これは名詞として「不満・文句」という意味で使われ、complaint と似ています。
また、ラップバトルで貶しあう戦いがあるのですが、これのことを Beef と言います。
I have a beef with the service at this hotel.
私はこのホテルのサービスに不満だ
また、この Beef は人に対しても使えて「Have a beef with 人(人に不満がある、人と不仲)」と表現できます。
Jiro has beef with Taro because they both like the same girl.
ジロウと仲が悪い。なんでかっていうと二人とも同じ女の子が好きだから。
この意味で Beef を使う時に注意点があり、名詞として使われているので a, an は本来必要なのですが、日常会話ではこの a, an が入っていない時もあります。 また、この表現はスラングですので会社の上司などにはあまり使わないようにしましょう。 例えばある同僚と馬が合わない時などは、以下のようにオブラートに包むように言うといいでしょう。
We don’t get along.
私たちあんま仲良くできてないんですよ。
Get out
「マジ!ウソでしょ!」
Get out と言えば「出ていけ」という意味を思い浮かべるでしょうが、ここで紹介したいのは別の使い方です。 これは驚いた時とか信じられない時とかのリアクションまたは感情を表す時に「マジ!ウソでしょ!」という意味で使われます。
また、まったく同じ意味と使い方で Get outta here! という直訳すると「ここから出ていけ」を「マジ!ウソでしょ!」として使う方もいますし、No way! を使う人もいます。
Get out!
ウソでしょ!
Get outta here!
マジ!ウソでしょ!
No way!
まじで!
All thumbs
「不器用な」
All thumbs は「不器用な」という形容詞になります。
何となくイメージしやすいと思いますが、小指も人差し指も親指のようにしか使えないというところから不器用という意味につながっています。
clumsy と全く同じだと思っている方がいますが、All thumbs は技術的に不器用という意味になります。
一方で、clumsy のイメージは「おっちょこちょい」となり、よく机の角で足をぶつけたり、何もないところで転んだり、物忘れが激しいなどを連想させます。
I’m all thumbs.
私は不器用です。
I can’t. I’m all thumbs.
出来ないよ。不器用だもん。
- 某貿易事務 Ran先生による執筆
- 大阪のワインや食品を専門に扱っている某貿易会社で翻訳や海外の方とのメールでやり取りを行われている香港出身のRan先生。主にビジネス英語をメインに学んでこられて現役で海外とやり取りをされています。事務を行う前はワインなどの輸入で頻繁に海外に出られており、コミュニケーション能力も非常に高い温和な先生です。
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