Other と Another の大まかな違い
「Other には複数 Anotherには単数」
Other と Another は「他の」や「別に」という意味で使われますが、大きな違いは Other は他の物が複数の時に使い、その「他の」が1個しかない時には Another を使います。
また別のルールもありますので、その点は以下で紹介していきます。
Other の解説
「Other の基本と The other を知る」
他の物が複数ありますので「Other + 名詞(複数形)」になります。
I don’t like red. Do you have other colors?
赤は好きじゃないね。他の色ありませんか?
上の英文は服を買いに行って店員さんが赤色の服を出してきてくれた時のフレーズです。
Any other questions?
他に質問ありませんか?
この英文は他に質問がいくつあるか分からないから other が使われています。
また、もし既に会話をしていて Other の後ろの名詞の対象がなんなのか共通認識がある場合は Ones に変えてもOKです。
例えば先ほどの服屋の話の続きで赤を試着してダメ、その後で青も試着してもちょっと違うなという時に以下のように言えます。
Do you have other ones?
他の色ありませんか?
さらに質問が一個出て回答した後にもっと質問があるか確認する場合には以下のように言えます。
Any other ones?
他に質問ありませんか?
Other の別の使い方
この用法では The other という形をとり「他の全て」という意味になります。
I think the other guys are cuter.
私は他の男の子の方がかっこいいと思うな。
上記英文では、女の子2人がある男の子のグループの話をしていて、Aちゃんが次郎君ってあの中で一番かっこいいねって言った後にBちゃんが自分の意見をいうシーンを想像して下さい。
一方で、同じような状況で男の子が二人しかいない場合は、次のように guys are が guy is のように単数形になります。
I think the other guy is cuter.
私は他の男の子の方がかっこいいと思うな。
また The をとると他の複数という意味になり、さらにこのグループに特定しておらず、とにかくジロウ以外の複数の男性がかっこいいというニュアンスになります。
I think other guys are cuter.
私は他の男の子の方がかっこいいと思うな。
また、最初の Other で説明した Ones と同様に名詞が何を指しているのか分かっている状況ですと Ones にすることができます。
例えば、餃子専門店に2人で食べに行ってお皿には5つの餃子が残っている状況でトイレに行って戻ったらお皿が空だったとしましょう。
Where did the other ones go?
他の全部どこ行った?
Another についての解説
「Another の基本をマスターしよう」
Another も「他の」という意味なのですが、1個だけの場合に使われます。
そのため、「Another + 名詞(単数)」になります。
さらに Another の場合には日本語訳を変えることが出来ます。これだけだと何のことか分からないかと思いますので以下フレーズをご覧ください。
Thanks for the chocolate! Can I have another one?
チョコありがとう。もう一個貰っていい?
Jiro needs another pair of shoes. Those ones are dirty.
ジロウには他の靴が必要です。これは汚いね。
That’s another story.
それは別の話だ
このように Another は「もう一個」「他の」「別の」のように様々な意訳があります。共通点は「他の1個」と覚えておきましょう。
- 現役国立大学生のsky先生による執筆
- 国公立大学の理学部生物科学科に在学中のSky先生による執筆記事です。現在は英語の家庭教師をしつつ、ライターとして海外文化の情報を配信されており、保有資格はTOEIC スコア 930点取得、 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages) 英検準1級と現役大学生の中でも特に英語の造形に優れています。
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