[be動詞の過去]英文法

be動詞の過去形とは?_

be動詞の現在形>では、主語によって am, are, is の3つの形になると説明をしてきましたが、 過去形では,「is, am → was」と「are → were」のようにの2つのパターンで使い分けます。be動詞の過去形は、「~だった」「~にあった」「~にいた」などの意味を表現することになります。

ここではbe動詞の過去形について説明します。be動詞の現在形を理解していないと読み進めても理解できない箇所が多くなってきますので、be動詞の現在形に不安が残る方は、まずは<be動詞の現在形の復習>から始めましょう。
以降はbe動詞の現在形を理解できるという前提で説明していきます。be動詞の過去形には以下2種類があります。

am, is_の過去形

現在形:am, is ⇒ 過去形:was

are_の過去形

現在形:are ⇒ 過去形:were

be動詞の過去形はこの was, were しかありません。まずは、be動詞の過去形の英文をチェックしてみましょう。

was の例文

I was a teacher.
私は教師でした。

He was at home.
彼は家にいました。

were の例文

You were a Cook.
あなたは料理人でした。

They were soccer players.
彼らはサッカー選手でした。

be動詞の過去形の意味

「現在形と同じく意味は2つ!」

be動詞の過去形には、現在形と同様に大きく分けて2つの意味があります。

例文A:~でした / ~だった

状態を表現する場合の意味です。

You were a Cook.
あなたは料理人でした

They were soccer players.
彼らはサッカー選手でした

例文B:~にいました / ~にありました

場所や時間軸などの位置的な情報を表現する意味の場合です。

He was at home.
彼は家にいました

The soccer game was yesterday.
昨日、サッカーの試合がありました

be動詞の過去形の英作文

「be動詞の過去形を用いた英作文を練習しましょう」

ここではbe動詞を使った「肯定文」「否定文」「疑問文」そして「YesとNoの返答」についての英作文を学んでいきます。

肯定文:主語+述語(be動詞)〜.

現在形を過去形に変える練習をしましょう。基本的には“is, am ⇒ was”“are ⇒ were” で対応可能です。

was の肯定文

[現在形]
I am a teacher.
私は教師です。

[過去形]
I was a teacher.
私は教師でした。

[現在形]
He is at home.
彼は家にいます。

[過去形]
He was at home.
彼は家にいました。

were の肯定文

[現在形]
You are a Cook.
あなたは料理人です。

[過去形]
You were a Cook.
あなたは料理人でした。

[現在形]
They are soccer players.
彼らはサッカー選手です。

[過去形]
They were soccer players.
彼らはサッカー選手でした。

否定文:主語+述語(be動詞)+not ~.

否定形も現在形と同じ英作文の方法です。

否定文の過去形の語順_

is not, am not ⇒ was not (wasn’t)
are not ⇒ were not (weren’t)

このようにbe動詞の後ろに not を置くだけで英作文が可能です。wasn’t, weren’t はそれぞれ短縮形です。

was の否定文

[過去形 肯定文]
I was a teacher.
私は教師でした。

[過去形 否定文]
I was not a teacher.
私は教師ではありませんでした。

[過去形 肯定文]
He was at home.
彼は家にいました。

[過去形 否定文]
He wasn’t at home.
彼は家にいませんでした。

were の肯定文

[過去形 肯定文]
You were a Cook.
あなたは料理人でした。

[過去形 否定文]
You were not a Cook.
あなたは料理人ではありませんでした。

[過去形 肯定文]
They were soccer players.
彼らはサッカー選手でした。

[過去形 否定文]
They weren’t soccer players.
彼らはサッカー選手でした。

疑問文:述語(be動詞)+主語 ~?

be動詞の疑問文では、状態を表現する「〜でしたか?」と、位置的情報を表現する「〜いましたか?」の2つの意味があります。現在形同様、be動詞を文頭に配置するだけで疑問文が完成します。良く減点対象になりやすいのが「ピリオドを?に変え忘れる」ですので注意して下さい。 また、答え方にもルールがあります。では、疑問文とその答え方を学習しましょう。

[過去形 肯定文]
He was a teacher.
彼は教師でした。

[過去形 疑問文]
Was he a teacher?
彼は教師でしたか?

[過去形 肯定文]
You were a Cook.
あなたは料理人でした。

[過去形 疑問文]
Were you a Cook?
あなたは料理人でしたか?

答え方:Yes, 主語+be動詞.

次は答え方です。答え方には現在形で勉強した内容と同じルールがあります。疑問文とその答え方はセットで覚えてしまいましょう。肯定的な答えをしたいときは「Yes, 主語+be動詞.」で答えましょう。

[過去形 疑問文]
Was he a teacher?
彼は教師でしたか?

[Yesの返答]
Yes, he was.
はい、そうでした。

[過去形 疑問文]
Were you a Cook?
あなたは料理人でしたか?

[Yesの返答]
Yes, you were.
はい、そうでした。

答え方:No, 主語+be動詞+not.

否定的な答えをしたいときは、「No, 主語+be動詞+not.」と答えましょう。

[過去形 疑問文]
Was he a teacher?
彼は教師でしたか?

[Noの返答]
No, he was not.
いいえ、そうではありませんでした。

[過去形 疑問文]
Were you a Cook?
あなたは料理人でしたか?

[Noの返答]
No, I wasn’t.
いいえ、そうではありませんでした。

過去を表現する英単語

「この英単語が含まれている英文は過去形」

以下の英単語が含まれている英文は過去形の可能性が非常に高いです。時間を表す英単語ですのでこの機会に覚えて下さい。

・yesterday / 昨日
・last ~ / 前の~
・~ ago / ~前

be動詞の過去形の総復習として上記英単語を含んだ英文を勉強しましょう。

It was sunny yesterday.
昨日は晴れていました

I was not with my friends last Sunday.
先週の日曜日は友達と一緒にいました。

Were you in Tokyo three years ago?
あなたは3年前に東京にいましたか?

No, I wasn’t. I was in Australia.
いいえ、いませんでした。私は去年オーストラリアにいました。

シチュエーションごとにbe動詞の過去形を使おう

「be動詞の過去形で表現できるパターンを増やそう」

このページでは、be動詞の過去形の勉強をしてきました。 勉強した内容から実際に使える表現を紹介しますので、英文法を実際にどういうシチュエーションで役立てることができるかを実感して下さい。

どうだった?と聞かれた場合

be動詞の過去形を使った It was ○○.(○○だった)は何かの感想を述べる時に便利です。
例えば、試験の感想や映画の感想に対して「どうだった?」と聞きたい場合は、それぞれ次のように表現できます。
尚 it は「the exam, the movie」などに置き換えてもいいですし、共通認識で話している場合は it のままでもいいです。

How was it?
どうだった?

It was easy. (簡単だった)
It was difficult. (難しかった)
It was terrible. (ひどかった)
It was awesome. (すばらしかった)
It was good. (よかったよ)
It was interesting. (面白かったよ)
It was amazing (すごかったよ)
It was not bad. (悪くなかった)

interesting, interested は形容詞として使えます。
It is interesting. (それは面白い)など主語が「それ」など「面白いモノ」が主語の場合は「-ing(現在分詞:現在進行形と同じ形)」を使い、I am interested. (私は興味がある)など主語が「私」など「感情の持ち主」が主語の場合は「-ed(過去分詞:-edではなく不規則に形が変化するものもあります)」を使います。
過去分詞は他にもいくつか使い方があります。現段階では上記の通りカンタンにおさえておきましょう。

be動詞に関するよくある質問&解答

「be動詞」の単元で不明点があればこちらから

PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、be動詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。

中学1年と2年で習う英文法の違い!!

中学1年生では英語の基礎をしっかり学んでいきます。基礎がしっかり出来上がってきた中学2年生ではより複雑な英語を学ぶようになってきます。特に英文法が難しいと言われています。そこで中学2年生で習う英文法を紹介したいと思います。まずbe動詞の過去形です。中学1年生でbe動詞について学習したいと思います。be動詞の応用編になるのでbe動詞の基礎がしっかり理解出来ていないとここでいっきに英語が分からなくなってしまうので要注意です。しっかりbe動詞の学習をして理解出来るようにしましょう。次は過去進行形です。中学1年生の時には現在進行形を習ったと思いますが、こちらもその派生だと思って下さい。現在進行形では『~しています。』と言った意味で使いますが、過去進行形では『~していました。』と言う英文の際に使用します。be動詞の過去形と混ざって覚えてしまう方が少なくないので注意して覚えるようにしましょう。今までは過去の事についての英文法でしたが、未来形の英文法も中学2年生で登場します。中学2年生の英語では比較文も習うようになります。比較文では原級・比較級・最上級と三つの使い方を覚える必要があります。末尾にerやestとつけるだけで成立する英単語もあれば、moreやmostとつけないとダメな英単語も存在します。英単語によって何を付けるのかが決まっているのでここは間違えないようにしっかり勉強しましょう。そして中学2年生で習う英語で一番難しいとされるのが不定詞と動名詞です。特に不定詞は使い方や難しい用語に困惑してしまう方が多いので要注意です。中学2年生での英語では中学1年生で習ったことの派生やより複雑な英語についてどんどん授業が進みます。一度でも躓いてしまうとなかなか挽回しずらいのでしっかり予習・復習をして英語の授業に望みましょう。

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