音読は基礎英語力を向上させよう
黙読では無く音読することに意味があると覚えて下さい。声を出すことに重要な意味があります。物事を覚えようとするときに五感を使った方が効率が良くなり、音読をするということは、「見る→発声する→聞く」の一連の動作が必要になり、視覚だけでは無く、音読することで聴覚も一緒に刺激さけれます。
また、発音を意識しながら覚えることで一緒にスピーキング力や英会話力も一緒に鍛えることができます。そもそも音読の目的は以下4点の基礎能力・基礎知識を底上げするためのトレーニングにもなるのです。
- 英単語
- 英文
- 発音
- アクセント
そのため、音読を行う際は、正確に英語を発音しながら、英語の語順をそのままで理解できるように意識を集中するといいでしょう。正しい発音で繰り返すことで自然と意識しなくても発音と内容が理解できるようになります。
リピーティングで脳をさらに活性化
リピーティングとは、学校の授業でもよく活用されているトレーニング法です。リピーティングと聞くと「???」となる生徒も多いでかもしれないですね。リピートアフターミーと言えば、馴染みが深い方が多いと思います。
リピーティングは、一人でできるトレーニング法で英語の音源を聞いて、聞いた音源を再現し確認するトレーニング法です。ただ、音源を聞き流すだけの時よりも、復唱しなければならないという意識が働くので、より集中して音源を聞き取ろうとします。高い集中力で英語を聴くので英語を聴きとる能力が鍛えられるトレーニング効果を持ちます。
ただ、英語の発音や語順、スピード、さらには英語の意味や内容にも意識しなければ効果は半減します。できる限り聞いた英語をそのまま再現できるように意識して取り組んで下さい。できるようになるまで何度も繰り返すことで大きな効果が期待できます。
オーバーラッピングでビートを刻もう!
オーバーラッピングとは、英文を見ながら音源を聞いて、リズムやスピード感を体験するトレーニング法です。実は、日本語も日本語独特のリズムやスピードがあり、皆さんはそれを活用しているのです。同様に、英語にも日本語と同じようにリズムやスピードがあり、そのリズムやスピード感を体験しながら音源と一緒に声を出すと、脳だけでなく体もそのリズムを覚えていきます。
オーバーラッピングは、上記で述べた「音読・リピーティング」のトレーニング法に比べると少し上級者向けになるのではないかと思います。ただ、リスニング能力の向上だけ無く、英語の総合的な能力の向上にもつながるトレーニング法なので諦めずに何度も繰り返しチャレンジしましょう。それでも、なかなか英語が聞き取れないのであれば、一度立ち止まって、聞き取れない理由を検証したほうがいいでしょう。このように、自分に合った勉強法を見つけることも英語の勉強では大切なのです。
シャドーイングは英語力を発展させる
シャドーイングはここ数年で、急速に注目されるようになった英語のトレーニング法で、一定程度の英語力を身につけた方が行うと、すごく効果的で総仕上げ的なトレーニング方法です。その方法は、英語の音源を聞いて、その音源から1~2語遅れてシャドーのように英語を発声しながら追いかけていくトレーニング法です。英語を発音するときには、なるべく音源と同じ内容になるように心がけましょう。
このトレーニングの難しいところは、基本的には英文は見ないで行うというところで、発音やイントネーションにアクセントの位置、英文の内容や意味も意識しながら行われます。いきなりで難しいなという方は、慣れないうちは英文を見ても構いませんが、だんだん見ないようにステップアップを心がけてください。
上記で紹介した「オーバーラッピング」ではリスニング能力の向上に向いているトレーニングですが、シャドーイングはスピーキングや会話能力に適したトレーニング法と言え、総仕上げのトレーニング法です。難易度は高いですが何度も繰り返しトレーニングを行い是非マスターして下さい。
- 元高校英語教師のYumi先生
- 語学の勉強が大好きな元高校英語教師のYumi先生による執筆です。英検やTOEICだけでなく、DELEスペイン語検定C1など様々な語学試験を取得されています。現在は育児と仕事を両立するために、地元の個別指導塾の英語の先生をやられています。
ピンポイント学習!!
漠然と分からないことを悩むのは時間と労力の無駄です。まずは自分が何が分かって、何が分からないのかはっきりさせましょう。自分の現状を辿りながら分かることと分からないことを二分させていきます。分からないことは他者にどんどん質問して教えを請いましょう。それと分割して周りの友達と一緒に勉強するのもいいと思います。残りは自分の得意なことを勉強して下さい。分からないことを友達や先生などに質問して理解する、それでも苦手な部分を周りの人と協力して覚える、残りは得意な部分や自分ひとりでも問題の無い部分になります。つまり得意な部分が残るわけです。好きなことや得意なことを選んでどんどん集中して勉強しましょう。苦手な事や嫌いな事を集中してするにはストレスも溜まります、それにモチベーションも上がりません。ですが、得意な事や好きな事であればストレスも少なくモチベーションも高くなりやすいです。勉強をいかに楽しみながら継続して行うのかが成績に大きくかかわってきます。好きな事や得意な勉強だけを勉強するのは無く、苦手な事や嫌いな勉強は周りの人に助けて貰いながら勉強するのが重要なのです。逆に友達に頼られた時にはどんどん力を貸してあげましょう。相互的に助け合うことでインプットとアウトプットを行えるので結果自分に帰ってきます。周りの人も巻き込んでみんなで成績を上げられるように頑張って下さい。
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