授業の正しい受け方と英語力をUPさせる方法とは?
正しい方法で学校の授業を有意義な時間に!
なんでもそうですが、正しい方法で効率的に訓練をすればそれだけその人の能力は上昇します。英語に関しても同様の事が言えて、さらには英語の重要性が増しています。「僕は会社の評価がすごく高い」「英語が苦手だけど有名大学に合格した」「英語がなくても敵テストの総合点は高い方だ」なんて安心している方は特に要注意!
どれだけ仕事で高い評価を得ていようが、どれだけ定期テストで総合点が高かろうが、グローバルな視点から見ると、その人の評価は低いのです。
それぐらい英語の重要度は高く、日本企業においても今後英語能力の低い方は、ますます高評価を得ることが難しくなっていきます。
そうならないためにも、是非英語の能力を磨いて「英語が話せる!」というレベルまで学習して下さい。
初級編
まず、授業の前に何の準備もせず、初めて見る英文を前に、先生の説明を聞いたとします。教科書やノートに先生が説明したことを記入するだけでいっぱいいっぱいになっていませんか?
先生が説明しなかった問題や解説に、理解出来ていないことが、いくつか残っているかもしれません。このような授業の受け方をしても、45分なり50分なり時間は無情にも過ぎ去ってしまいます。授業の前に一度英文に目を通し、知らない単語を調べたうえで、準備を整えてから授業にのぞんだとします。
英文のだいたいの意味は既につかめています。
後は、理解出来なかった部分を先生の説明を聞いて補えば、その英文には、分からない単語も表現も文法も存在しないという状態になります。先生が説明しなかった部分で分からなかったことや理解出来なかったことがあれば、質問して理解を深めることも可能です。これこそが一般的な授業の受け方ではないでしょうか?
つまり、授業は予習(準備)が正しいのかを確認する場といえるのです。
予習→授業→復習、これが学校授業での黄金サイクル。
予習(準備)をすることにより学校授業で学習する内容が掴めるので、授業中の重要なポイントを的確に把握できます。学校授業の基本ともいえる予習の習慣は、必ず身につけておきましょう。
中級編
英語授業では、予習への取り組みを重視しましょう。実際、予習していることを前提に英語授業が進められることも多いです。授業の前に英文をノートに写し、知らない単語を調べ、訳を書いて、授業に臨んだとします。
授業では、自分の和訳と違う部分を中心に先生の説明を聞いて、ノートに修正箇所を書き込んでいきます。予習(準備)をして授業を受けたときと、その英文に対する理解は変わりません。
しかし、ノートに英文と和訳を書いて授業に臨んだ時と違って、後で見返した時に、自分がどの部分で理解できていなかったのかが、わかりにくいですね。
結局、テスト前は教科書とノートを行ったりきたり、一通り勉強を見直すことになります。
一度「自分の言葉で和訳してみる」、そして「修正箇所をノートに加える」、この作業をしているので、テスト前は教科書を使わず、ノートの修正部分を中心に勉強するだけでいいので非常に効率的に英語学習が可能です。
学校の先生がよく「予習・復習が大事だよ」と言いますが、予習にかけた時間がそのまま成績に直結するのです。予習(準備)をきちんとして授業に望んでいれば、テスト勉強にかかる時間も負担も軽減できるようになります。
ですがもし、まったく予習をせずに授業に臨めば、授業内容を理解するどころか、疑問点を残したまま授業が終わってしまうことになりかねません。毎日の授業を理解するためにも、テスト前に少しでも負担を軽減させるためにも、予習にきちんと取り組んでから授業に臨みましょう。
上級編
ある程度学習が進むと、英語力をよりアップさせるために難しい問題集や参考書にたくさん手を出したくなる。
しかし、学校授業を中心に学習を進める方がが、問題集や参考書に手を出すよりも効率よく英語力を高められるんです。
学校の先生も授業が進むにつれて重要なポイントに絞って授業を進めるから、しっかり予習(準備)を整えて授業に参加して下さい。その際に、予習ノートを作るのがおすすめです。先生の説明を聞きながら、予習ノートを整理し、修正箇所を書き足して下さい。
テスト前に、予習ノートの「この部分」だけをみれば良いように印をつけたり、囲みをつけたりします。知らない単語や熟語は単語カード集(リングがついているもの)に書き写し、先生が授業で説明した関連語もカードに書き足しておきましょう。
カードに書いた単語や熟語を何度も何度もノートに書き続けましょう。
授業中も自分にとって必要な説明のときは、先生の説明に集中しますが、予習の段階ですでに理解できている説明のときはノートに書き続けます。単語や熟語をどんどん覚えることで、より英語力を高めることが可能です。
ですが、どんなに単語や熟語を覚えるために必死だとしても、授業の前には必ず内容を押さえるために予習は忘れずに取り組んで下さい。先生の授業も聞き漏らさないように注意しよう。
そうすることで、テスト前の勉強にかかる負担や時間を軽減できるのに、テストでの成績をUPさせることができます。
なんでこんなに英語を重要視するの?
「英語が無くても…」なんてものは言い訳でしかないことを知ろう!
日本で日々過ごしていると英語を使う機会が少なく、勉強する必要性に疑問を感じる人もいるかもしれません。電子辞書や自動翻訳機など便利なアプリやツールもあり、無料の翻訳アプリの精度も年々上がっています。
一見、英語スキルを習得して無くても問題ない世の中に変わっているように思えるでしょう。しかし、実際は英語を勉強する必要性は下がるどころか、年々大きく上昇しています。企業の販路拡大や事業発展のために、海外進出を目指す日本企業は少なくありません。企業が国際社会で生き残るためには、国内だけでなく海外の需要を取り込むことも重要です。グローバル化は企業の大小に関わらず、今後さらに進むことになるでしょう。英語圏に海外進出する場合はもちろん、非英語圏の地域においても英語でのコミュニケーションやビジネスは有効です。
また、少子高齢化が進む日本においても、外国人労働者の雇用が年々増加することが予想されます。企業の取引先や従業員との円滑なコミュニケーションを図るためのツールとして、英語の必要性は今後ますます高まっていくでしょう。
新型コロナ以降、リモートワークの一般化も、英語の勉強が求められる背景にあります。企業に出社が必要ないリモートワークの増加で、居住地を問わず英語圏の企業でも働きやすくなりました。プログラミングを始めとするIT関連の作業は、特にリモートワークに適しているため、全世界的にリモート化が推進されています。
作業のリモート化に応じて、フリーランスや関連企業にも今後どんどんとチャンスが生まれます。日本に拠点を構えたまま、海外のさまざまな案件を受けることが可能となるからです。英語圏の案件を受注する為には、まず英語を使えるようになる必要性が生まれます。
リモートワークの一般化によってもたらされるビジネスチャンスを掴むためにも、英語学習の需要は今後、確実に大きくなっているといえるでしょう。
まとめ:英語の上手な授業の受け方
英語を勉強して豊かな人生に近づきましょう
小学生の頃や中学生の頃であれば、授業前の予習が不完全でも、テスト前に勉強のやり直しである程度の点数を取ることは可能です。
ですが、高校生や大学生になるにつれて授業の内容もより難しくなります。予習の大切さが身に染みてから始めるよりも、小学生や中学生のうちから、予習を済ませてから授業に参加する習慣を身に付けておきましょう。
予習してから授業に臨むことの大切や授業の際に確認するという学習スタイルは、将来の自分のためなる日が必ず訪れますよ。
- 大手英会話教室主任講師 Erika先生
- 英検準1級を取得し、大手英会話教室で8年お仕事をされているErika先生による記事です。大手英会話教室を退職後はフリーのライターとしてセブ島にて海外の魅力や情報配信や留学のお手伝いなどをされている英語が大好きな先生です。
ネガティブな体験は記憶に残りがちだが…_
人間の脳はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向け、重視する傾向があります。 英会話でも失敗体験ばかり思い出してしまう人が多いです。 対策として、「上手くいった英会話のエピソードを日記などに書く」「それを習慣化する」があげられます。
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