接続詞とは文と文をつなぎ合わせてわかりやすい流れを作る要素です。接続詞には、等位接続詞と従位接続詞の2種類があります。
等位接続詞は、同じ強さの物を並べてつなぐイメージで、従位接続詞は文に主従関係があるイメージで、片方にある大事な内容を片方で補助するイメージとなります。
接続詞の種類_
等位接続詞:同列の文章をつなぐ
∟ and, so, but, or など
従位接続詞:優劣のある文章をつなぐ
∟ when, if, that, so that など
等位接続詞
等位接続詞は、2つの文を同じ強さでつないで並べる接続詞のことです。
等位接続詞の具体例には、and, so, but, or などがあります。それぞれの等位接続詞について、詳しく見ていきましょう。
and
and は、AそしてBという意味を表します。ただA+Bということではなく、AからBへと進む流れを作り出すイメージです。実際に下記の例文を見てみましょう。
この例文では、My brother played the guitar(兄がギターを弾いた)と I sang(私が歌った)が and によって連結されています。
My sister played the guitar, and I sang.
姉がギターを弾き、私が歌った。
so
等位接続詞の so は、「だから」という意味を表します。
接続詞 so は記号で言えば「右向きの矢印(→)」で、「原因→結果」を表します。
She didn’t use Sun cream, so she got burned.
彼女は日焼け止めを使わなかったので、日に焼けた。
接続詞 so の前後に注目すると、She didn’t use suncream(彼女は日焼け止めを使わなかった)、「だから」I got burned(彼女は日に焼けてしまった)という「原因→結果」の流れがみえますね。
but
接続詞の but は「しかし」という意味をもちます。but より前の文と相反する内容を述べて、逆行の流れを作ります。例文をみて確認してみましょう。
I like my new girlfriend, but her room is dirty.
今度の新しくできたガールフレンドは好きだけど、彼女の部屋が汚い。
接続詞 but の前後で I like my new girlfriend(今度新しくできたガールフレンドが好き)という内容と、her room is dirty(彼女の部屋が汚い)という相反する内容が書かれていることがわかります。
or
or は「あるいは」という意味の選択の接続詞です。いくつか例文をみてみましょう。
Which color do you want, black or white?
どっちの色がいいかな? 黒それとも白?
※ black(黒)あるいは whte(白)のどちらがいいかという選択を求めています。
Hurry up, or we’ll miss the bus.
急ごう、そうしなければバスに乗り遅れるよ。
※ 命令文+or の形で、こちらも電車に乗るか乗らないかという選択を示しています。
従属接続詞
従属接続詞は、メインとなる文に情報を補足する役割をもつ接続詞です。
等位接続詞とは異なり、従属接続詞でつなぐ内容の重要度は同等ではありません。従属接続詞は文字通り、「メインとサブ」のような上下関係が成り立つ2つの要素をつなぎます。
つなげる2つの要素のうち、重要度が高いほうを「主節」、重要度が低いほうを「従属節」といいます。主な従位接続詞は以下の通りです。
◆ when
◆ if
◆ that
◆ so that
それでは、それぞれの従位接続詞について詳しくみていきましょう。
接続詞 when
when は「~するとき」という意味をもつ接続詞です。
接続詞 when のポイント_
主語・動詞がある完全な文が続き、「when+主語+動詞(~のとき)」を表す
次の例文をみてみましょう。
以下英文において、I lived in Tokyo(私は東京に住んでいた)というメインの文に対して、それが「いつのことか」というサブの情報を接続詞 when を使って補足しています。
I lived in Tokyo when I was a child.
私は子どものころ東京に住んでいた
接続詞 if
if は、次の例文のように「もし~なら」という条件を表す接続詞です。接続詞 if は、以下のルールで使われます。
接続詞 if のポイント_
・主語・動詞がある完全な文が続く
・if節の中身は未来のことであっても、現在形を使う
・結びにはwill、canなどの助動詞を使うことが多い
I will swim if it is sunny tomorrow.
私は明日晴れたら、泳ぎます。
接続詞 that
that は「~ということ」という意味をもつ接続詞です。直前の動詞の内容を説明したり、情報を補足したりする役割があります。接続詞の that の後ろには「主語+動詞」の完全文が続き、目的語、主語、補語などの色々なパターンで使われます。
接続詞 that のポイント_
・主語・動詞がある完全な文が続く
・目的語、主語、補語などの色々な役割を持つことができる
I know that the test is difficult.
私はそのテストが難しいことを知っています。
so that 構文
so that も2つの文の要素をつなげる接続詞の1つです。 so that 構文には、以下の4つのパターンがあり、主に使われる用法は「目的(~するために)」と「程度(…するほど~)」です。
so that 構文 のポイント_
① 目的 「~するために」
② 程度 「…するほど~」
③ 結果 「…なので~」
④ 状態 「~するように」
[目的]
I will call my friend so that he can wake up.
兄が起きれるように、私は兄に電話をかけます。
[程度]
My sister is so cute that I could die.
私の妹は死ぬほど可愛いです。
[結果]
She was so nervous that her hands were shaking.
彼女は、すごく緊張していたので手が震えていました。
[状態]
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この記事は誤解を与えるように書かれている。
接続詞に関するよくある質問&解答
「接続詞の単元で不明点があればこちらから」
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