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「喧嘩」の英語表現
英語を使って喧嘩ができればいっちょ前!
皆さん、英語での「喧嘩」の表現をご存じでしょうか。すぐに思いつきそうなのは「fight」だと思いますが、ほかにも様々な表現の仕方があるんです。それでは「喧嘩」を意味する表現を紹介します。
fight:家族との喧嘩
カタカナで「ファイト」と使われるので、最も馴染みがあると思います。「fight」は軽い口喧嘩の意味もありますが、かなりヒートアップした激しい喧嘩も表します。
argument:口喧嘩・議論の英語表現
「argument」は「口論、言い争い」を表す名詞になります。「argue」は「主張する、議論する」という動詞になるので覚えやすいかと思います。
quarrel:口喧嘩・言い争いの英語表現
「quarrel」は「口論」「口喧嘩」を意味する英語表現です。名詞としては「口喧嘩」指しますが、「口喧嘩する」と動詞としても使うことができます。例としてはこんな感じになります。
I’m not good at quarrel.
私は口喧嘩が苦手だ。
喧嘩が始まるときに使える英語のフレーズ
喧嘩と言っても正しいケンカをしましょう。
きちんと相手にクレームがあるという旨を伝えて、議論することが正しいケンカの方法です。
話の切り出し方
I wanna talk to you about something?
ちょっと言いたいことがあるんだけどいい?
Can I tell you something?
ちょっと言いたいことがあるんだけどいい?
何か言いたいことがある場合は我慢せずに伝えたいですよね。大切なのは最初からヒートアップするのではなく、相手が今話せるかどうか確かめるようにしましょう。
I have been thinking lately, ~.
最近考えていたんだけど~
Do you realize ~?
~なことわかってる?
相手を気にかけるとき
相手の調子や顔色に違和感を覚えるのであれば、勇気を出して聞いてみましょう。何かあなたに対して不満があるのかもしれません。
What’s wrong with you?
何か問題が?/ 何かあった?
What is the problem / matter?
なにかあった?/ 何か問題ある?
Are you OK?
大丈夫?
喧嘩中のフレーズ
いざ喧嘩になってしまった時の英語フレーズをご紹介!
喧嘩中には、むきになったり、過度なことを言ってしまったり、話したく無くなったりといろいろな感情がでてきますね。そんな時に伝えたいフレーズをご紹介します。
怒りを伝えるフレーズ
喧嘩するとなれば、まずはこちらが怒っているということを伝えなければなりません。
That pisses me off!
むかつく!
こちらはアメリカでは日常的に使われるスラングになるのですが、映画やドラマで聞いたことありませんか?「piss off」で「非常にムカつく / イライラさせる」などといった非常に怒っていることを表す場合によく用いられる日常表現になります。
I’ve had enough! / That’s enough! / Enough!
いい加減にして!もう沢山!
「That’s enough!」で、「もうたくさんだ!」または「もう十分だ!」という意味になり、こちらの腹立たしい気持ちを伝えるフレーズになります。
Leave me alone!
放っておいて!
直訳しますと「私を一人にして」ですが、より使いやすい表現に直すならば「私に一人で考えさせる時間を下さい」や「放っておいて」という意味が適当になります。
Don’t make me angry.
私を怒らせないで
「Don’t make me angry.」で「私を怒らせないで」、そのままの意味ですね。
That doesn’t make sense.
意味が分からない。
「make sense」は「筋が通っている」、「論理的だ」になるので、喧嘩の際には「筋が通っていない」「意味が分からない」という意味になります。
自分の気持ちを伝えるフレーズ
I wish you would ~.
~してくれたらいいのに。
「I wish~」は喧嘩の時によく使われる文法表現です。「~だったらいいのに」という意味になるので、「実際は~をしてくれていない」ということになります。
I fell like ~.
~のように感じる。
自分の正直な気持ちを伝えるときに便利なフレーズです。
開き直り、反論する際に使えるフレーズ
What do you want me to do?
私に一体何をしてほしいの?
What should I do then?
じゃあ、どうしたらいいの?
自分が何をすればいいのか相手に聞いてみましょう。
I see what you are saying but ~.
おっしゃることはわかりますが~
「あなたの言っていることはわかる」と相手の意見にまず理解を示してから、butの後に自分の意見を続けましょう。
That’s a good point, but ~.
それは的を射ていると思うよ、でも~
I see what you mean, but ~.
あなたの言っていることはわかるよ、でも~
繰り返し言っても変わらない時
I told you so.
だから言ったでしょ。
I’ve been telling you since before.
前から言ってるよ。
「have+過去分詞」の現在完了形を使うことにより、何度も言い続けてきたことが伝わると思います。
I already told you 5 times.
5回くらい言ってるよ。
あなたには関係ない
None of your business.
あなたには関係ないでしょ。
Mind your own business.
あなたには関係ないでしょ。
It’s not your business.
あなたには関係ないでしょ。
「none of your business」は、「あなたには関係ない事だ、余計なお世話だ」と捨て台詞のように言う表現です。ここでいう「business」ですが、「事、事柄、問題」という意味合いでも使われます。伝えるときの口調によって雰囲気が大きく変わるフレーズですので、使うときは注意が必要です。
少し落ち着きたいとき
Calm down.
落ち着こう。
「calm down」で「落ち着きましょう」という意味になり、こちらもよく使われる表現です。
「relax」も同じようなニュアンスになるので、一緒に覚えておきましょう。
Can we talk about this another time?
また違うときに話しましょう。
ヒートアップしているときに無理に話そうとするよりも、少し落ち着いてから話してもいいかもしれません。
仲直りする時に使える英語のフレーズ
喧嘩をした後はしっかり関係修復を!
ケンカの後はよっぽどのことが無い限り仲直りをしたいものですね。そんな時に使える英語のフレーズをご紹介します。
仲直りを持ちかけるフレーズ
いくら自分の主張があったとしても言いたいことを伝えるだけでは、余計に状況を悪化させてしまう可能性がありますよね。まずはこちらから仲直りの機会を持ちかけて、相手も話す気があるか状況をうかがってみましょう。
Can we talk?
話せる?
Can we calm down and talk about it?
落ち着いて話しませんか?
Can Iでなく、Can weとスタートすることで、これが”2人の問題”ということを強調することができますね。相手としっかりと向き合って、ヒートアップせず冷静に話し合いましょう。
仲直りに使えるフレーズ
Sorry, I said too much.
ごめん、言い過ぎた。
Sorry that was my fault.
私が悪かったよ
仲直りしたいのではあれば、まずは素直に謝りましょう。
I’m sorry but I didn’t mean to hurt your feelings.
ごめん、でもあなたを傷つけるつもりはなかった。
Let’s shake on it !
仲直りの証で握手しましょう!
「Let’s shake on it.」は「商談成立ですね。/これで手を打ちましょう。」の意味でも使われますが、仲直りの握手の際にも使えるフレーズです。
Let’s start with a clean slate.
白紙に戻してやり直しましょう。
少し慣用句的な表現になりますが、「Clean slate」は「白紙」という意味になります。
Can you forgive me?
許してくれる?
「Sorry」よりも許してほしい気持ちが強い表現になります。完全に自分に非があったのであれば認めて「forgive me」を使いましょう。
まとめ
終り良ければすべてよし!お互いに気持ちのいい結果におわる喧嘩をしましょう!
今回、ネイティブが喧嘩をするときに使う英語フレーズを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。できるだけ喧嘩は避けたいものの、人とコミュニケーションをとる以上、時には互いにぶつからなければならない場面もあると思います。ただ喧嘩をするだけではなく、最後には仲直りして、日ごろの感謝や愛情を相手に伝えるまでがワンセットです。この記事を通して、自分の気持ちの表現の幅を広げることができるといいですね!
- アメリカ在住 QQQ先生による執筆
- 米国大学に4年間留学し、現在は研究職に就いているQQQ先生の執筆記事です。大学では航空工学専攻して理系全般のことをすべて英語で学んだ経験から、学術英語などに造詣の深い方です。趣味は筋トレで「大学時代に筋トレを始めて5年以上継続中。週に5日は最低行きます。」という筋トレ好きでもあります。
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