Popular と Famous
「人気」と「有名」
Popular と Famous は両方とも似たような意味で「人気」や「有名」というイメージの英単語ですが、具体的にどういう違いがあるのかを紹介します。
ネイティブは Popular と Famous は全然違う意味の単語だと認識しています。
Popular は「人気」という訳になり、有名と言えば有名だし多くの人に知られている上に「好かれている」というニュアンスがあります。
Famous の場合は単純に「有名」というだけで、単純に多くの人に知られているというニュアンスになります。
そのため「Famous + ポジティブな感情 ≒ Popular」と覚えておくといいでしょう。
I want to be popular.
人気になりたい
この英文は皆に好かれたい見ないなニュアンスになります。
Jiro is a famous comedian.
ジロウは有名な芸人だ
この場合は単純に有名という意味になり、人気とまではしっかり表現していませんが、Famous 自体がポジティブに捉えられることが多いです。
逆に悪名高いのようにネガティブに有名と表現したい場合は Notorious という英単語を用います。
Notorious は Famous の悪い版だと考えて下さい。
Jiro is notorious for his bad jokes.
ジロウは面白くないジョークで有名だ
Night と Evening
「夜」と「夕方」
Night は「夜」で、Evening は「夕方」です。
具体的に解説すると Night は日が出てない間なので日の入りから日の出までを指します。
Evening は、日の入りから寝るまでの間で、起きている間の暗い間を指します。
ただ厳密にこのように分かれているわけではなくその人の感覚や、英語のフレーズごとのニュアンスの違いがある場合もあります。
What are you doing Friday evening?
金曜の夜は何してるの?
この場合は人によって変わりますが、厳密に寝るまでというよりも、夜の活動時間というニュアンスになります。
一方で Friday night はもう少し長い時間を考えている可能性がありますが、この場合はネイティブは Night の方をよく使っている印象です。
Collect と Gather
「集める」
Collect と Gather は両方とも「集める」という意味ですが、ネイティブはかなり違うと認識してします。
Collect は集めたらきれいにそろえて整えておくイメージですので、計画的に集めて整えておくようなニュアンスになり、日本語のコレクションのイメージと合致します。
Gather の場合は集めるだけ集めて終わりみたいなイメージで、ぶわ~っと集めてとりあえず一か所に置いときますみたいな感じです。
ですので、Gather のほうが突発感はあります。
I collect paintings of dogs.
犬の絵を集めています
適当に集めているのではなく、犬の絵を秩序立てて集めて整理して保管したり飾ったりしているという意味になります。
Gather around.
集まれ~
この英文はスポーツチームのコーチが使いがちです。
Jiro gathers fallen leaves.
ジロウは落ち葉をかき集めた
この英文は単純に「集めた」とするよりも「かき集めた」と言うほうが適切です。
Jiro collects fallen leaves.
ジロウは落ち葉を集めている
この英文は習慣として綺麗な落ち葉を選んで集めてコレクションしているようなニュアンスになります。
Everybody と Everyone
「みんな」と「皆さん」
Everybody と Everyone は両方とも「みんな」という意味ですが、違いは明確で Everyone の方が Everybody よりも少し固いニュアンスになります。
そのため、より正しいニュアンスで英語訳するとすれば Everybody(みんな)Everyone(皆様/皆さん)のようになります。
Good morning everyone.
皆さんおはようございます。
Everybody is here.
みんなここにいるよ。
- 幼児~小学生を対象とする英語塾教師Kufufu先生による執筆
- 某超大手金融機関に5年務め、英語教育に転身された英語塾教師Kufufu先生による執筆です。英語の発音や和製英語、英語のオノマトペについて深い知識があり、卒業論文では「日本人の英語発音」について8000語ほどの英語で論文を執筆されました。
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