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英語のスピーキングを伸ばすメリットは?
どうして英語のスピーキングスキルを学ばないといけないのかをご紹介します!
日本では英語を話せなくても学校や日常生活にほとんど支障がないと言えるのではないでしょうか。
しかし、英語のスピーキング力を目指すメリットはいくつかあります。
英語の資格試験で役立つ
TOEIC Listening & Reading Testでは、スピーキングはテストされません。
多くの企業が最も重視しているこのテストでスピーキングが評価されないのが、スピーキングの軽視に繋がっているとも考えられます。
しかし、英検やTOEFL・IELTS、TOEIC Speaking & Writing Testなど英語力の指標となる他の資格でも、スピーキング力が試される機会は多くあります。
こういった試験を受けるときに、あまりにスピーキングができなかったり英語で話すことにほとんど慣れていないとなれば英語力の証明とはなりません。
総合のスコアが下がったり、スピーキングで不合格となることもあり得るでしょう。
英語を使ったビジネスでは英会話は必須
英語を使った仕事をするメーカーや商社、外資系などをはじめとした企業では、英文でメールや電話を使えることが当たり前になっています。
英語で電話がかかってきた英語で応対し取り次ぐ必要があったり、英語がまず聞き取れない・会話ができないということでは話になりません。
TOEIC Listening & Reading Testで高得点を取って履歴書に書き英語を活かせる会社に就職したとしても、英語を話す力を身に着いていなければ英語ができると見られているのに中身がないということにもなりかねません。
英語を話せると海外出張でも役立ち、間違いなく社内での活躍の幅が広がるでしょう。
英語を流暢に話せるに越したことはありません。
まずは英語の基礎力をつけよう
スピーキングスキルを磨く前に英語の基礎力を身につけましょう!
英語にしばらく触れていない、となれば英語で言いたいことがあっても言葉に出てこないといったことが考えられます。
中学英語ができればある程度自分から英語で発信したりコミュニケーションを取ることはできますが、より会話を楽しんだり高度な内容を話すにはまずは英語の知識のインプットから必要です。
つまり、頭で理解できていないことをアウトプットで外に発信ができるわけはないということです。
英語の知識で少し自信を持ってから練習を始める方が、前向きに英会話の学習に取り組むことができます。
ネイティブの会話というとスラングをイメージし文法は必要ないと思われるかもしれませんが、まずは英語を頭で理解するためには文法は必要です。
単語や熟語表現などの語彙も、引き出しはたくさんあった方が良いです。
英会話を学ぶにあたり、学校で習うような英語の基本事項はおさらいだけでもしておくことをおすすめします。
英語のスピーキングが得意になる方法5選
ここで紹介する5つの勉強法は英語のスピーキングスキルに有効です!
では、具体的に英会話が得意になるにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは実践的に直接話す機会を増やしてアプローチをしていく方法があります。
大学の講座や授業を活用
大学で英語の授業を必須で取っていることも多いと思います。
ネイティブの先生が授業をしていたり、スピーキングの授業があることも珍しくありません。
そのときに意欲的に取り組んでみたり、積極的に周囲とコミュニケーションをまずは取ってみましょう。
地域の英語講座で英会話の練習機会を提供してくれる講座もあり、そういった機会を利用するのも手です。
英語を聞いてシャドーイング
自宅にいながら英会話を強化する方法もあります。
なかなか直接他の人と英語を話せる場所がないという場合は、自宅学習で努力を重ねて英会話が得意になる人もいます。
英語のニュースを音で聞く、テキストのCDでまず英語の音声に親しむようにしましょう。
テキストはつい、読む練習だけで終わらせていませんか。
音声をまず聞き、何回も口に出して小さい声でもシャドーイングをすると効果があります。
一人でお金がかからずに自宅でスピーキングの練習ができる方法です。
英会話教室に行く
英会話教室に行きネイティブの先生やプロの先生に教わるのは非常に効率の良い方法です。
最近英会話教室は、英会話の練習・英検やIELTSなどの資格試験対策・ビジネス英語の練習など目的別に、個別指導か集団授業か自分に合うスタイルで選べる場合が多くなっています。
週に1回程度となれば月に1万円以上の費用がかかるデメリットはありますが、直接英語を話す機会が提供され指導も受けられることでモチベーションが上がりやすくなります。
プロの先生で指導の質が保証され、自分でも気づかない発音や話し方の癖の矯正もできるでしょう。
勉強会に参加
最近は、英語を話すことを目的にした勉強会も開催されています。
英会話教室などとは違い、丁寧に指導してもらうといったことではなく、とにかく英語を外で話す機会が欲しい、色んな人と交流したい、と思えばおすすめの方法です。
最近ではネットで探すと安価で参加できるもの、1回ワンコインの英会話カフェ、外国人との交流会など様々な種類の勉強会が頻繁に開催され、雰囲気や目的に合ったものを探すことができます。
なんといっても同じ志の人に多く出会える可能性があり、情報を得たり人脈を構築できる点が魅力です。
外国人の友達を作る
外国人の知り合いを作ると、ネイティブから学べることは多いはずです。
学校での留学生との交流を図る、最近ではネット経由のやり取りや交流会などのイベント、また地域の外国人へのボランティア活動に参加するといった手もあります。
楽しみながら無理なく英語を身に着けることができるのではないでしょうか。
ネットを活用した英語のスピーキング練習法3選
近年ではネットを活用した英語の勉強ツールが発達している!
直接英語を話す機会を増やす意外にも、便利なツールでネットなどを活用していくことも有効です。
便利なだけではなく、学習の成果が上がりやすくなっている優秀なサービスも存在しています。
オンライン英会話
オンライン英会話は、パソコンやスマートフォンで1回30分というような決まった時間で講師と英会話をします。
「ネイティブキャンプ」や「DMM英会話」のようなサービスであれば、英会話教室よりも格安の費用で1回数十円といった費用計算で外国人講師と授業を行うことができます。
サービスによっては、格安の費用で毎日24時間好きな時間でレッスンを予約、さらに講師や授業内容も選べるといった内容も充実しています。
内容は試験対策のものから講師とのフリートーク、ニュース記事などの音読、基本のテキストに沿った英会話のレッスンなど都度自由に選択ができます。
日程や料金プランの柔軟性もあり、さらに毎日英語を話せば英会話に抵抗がなくなるといった点で非常におすすめです。
英会話アプリを活用する
最近は英会話に特化した英語学習アプリも増えてきました。
アプリの中で英会話レッスンを受ける、発音練習、シャドーイングといった機能がついているアプリも見られます。
アプリを使った学習は、アプリの中で何回も音声を聞くことができる、自分のペースで学習を進められるといったメリットがあります。
中にはAIを搭載して自動的に会話が進んでいくものもあります。
有料プランもありますが、最大でも月に数千円ほどで割安で英語学習を進めることができるでしょう。
具体的には、「スタディサプリEnglish」英会話、「AI英会話スピークバディ」「busuu」「Cake」などを挙げることができます。
スタディサプリEnglish
スタディサプリENGLISHでは、1動画あたり最短1分から様々な尺度の動画が用意されており、レッスンは3分程度でできてしまう手軽に英会話を学べる英語アプリです。対応しているレベルは中学生~TOEIC800点以上の基礎からバイリンガルレベルまであります。英語学習において「リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング」をバランスよく学べるのが、ユーザーから高評価を得ています。
AI英会話スピークバディ
AI英会話スピークバディは、時間や場所も選ばずに、予約などの手間も不要で手軽に英語を勉強できるアプリです。はじめは、AIによる英語スキルの診断テストで自分のレベルをAIに登録した後、自分のレベルにあったカリキュラムがAIによってマイページに登録されます。そのあとは、カリキュラムに沿って主人公になった自分とAIとの実戦形式の対話で英語を学習していきます。
busuu
busuuでは、英単語や英文法が体系的にまとめられており、ステージごとの学習機会を多く提供してくれます。そのため、ステップアップしているという可視化された英語学習を体験できます。内容としては、発音練習やライティングへの質疑応答、レベル毎の修了テストなどがあり、途中でやめてしまわないようなプッシュ通知も優れています。
Cake
Cakeは、短編動画でネイティブがしているような自然な英会話を学べます。発音の評価やスピーキング力向上のための、クイズによるイディオムや英単語の習得、目標確認や進捗確認などの機能も備わっております。
海外ドラマや映画を見る
近年話題の「Netflix」や「Hulu」の動画配信で手軽に海外ドラマや映画を楽しめるようになりました。
海外ドラマや映画を使った勉強は、自宅でストーリーを楽しみながらネイティブの英語を学べる、まさに一石二鳥の方法です。
さらに、ネイティブの英語を話すスピードに慣れる、海外文化を知ることができる、アメリカ英語に限らずイギリス英語やオーストラリア英語の作品で学習もできる、といったメリットがあります。
まとめ
英語を使いこなすためにはスピーキングスキルを身に着けることが必須!
様々なツールも駆使して、自分に合ったスピーキングの学習方法は多数あるということが分かったと思います。
どの方法もメリットや合う合わないもあるので、目的で使い分けたり試すことをおすすめします。
今の時代、英語のスピーキングができていて損はありません。
むしろ、英語のスピーキング力を発揮する機会は今後ますます広まっていくと言って良いでしょう。
- Shizu-treat 先生による執筆
- 現在貿易業務に携わりつつ、英語関連の執筆業務を行っている「Shizu-treat 先生」です。アジアや欧米の国々向けの産業用機器や原材料の輸出をメインに取り扱っている会社で英語を使用した実務を行っています。英語の資格としては、TOEIC 870点・英検準1級・貿易実務検定を取得し、留学経験はないものの、独学で300点代からスコアアップされた経験を活かした仕事をしています。また、現在も英語の勉強は趣味と豪語されており、TOEIC900点以上と英検1級取得を目標に、英会話のレベルアップにも励んでいます。
英語学習のモチベーションを保とう!!
英語学習のモチベーションを一人で保つのは少しハードルが高いです。 レッスンを受けていない場合、身近な人にも英語に興味を持ってもらい、練習相手になってもらったり、覚えたことを教えてあげるなど、人とのつながりを感じることでモチベーション向上が期待できます。
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