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メリット①現地の文化や生活習慣を学べる事
「習うより慣れろ!」
ホームステイではホストファミリーの生活が軸であって、そこに私たちが入っていく形なので朝起きる時間とか食事マナーとか買い物に行ったり、選択したりとかそういうものは全部合わせることになります。
もちろん自分の洗濯とか自分でやりますし、朝食の準備とかも個別でやる時とかもあるのですが、日本にはない文化だったりその過程のリズムっていうのを本当に体感できます。
また、ホストファミリーと一緒に週末に外出したりとか、一緒に料理作ったりとか、イベントがあったりとか単なる旅行とか学校の授業とかでは体験できないすごく価値のある内容です。
例えばアメリカ人の多くはキリスト教徒ですので、食事の前にみんなでアーメンと言ってお祈りをしたりとか、より敬虔なキリスト教徒のホストファミリーだと週末に教会に連れて行ってもくれるでしょう。
ただ、自分が信じている宗教があれば、個別にできないという事を伝えてご一緒しないということもできますし、単なる文化交流と言う意味合いで参加しても問題ありません。
さらに、皿洗いは順番に回ってきたり、雪の降る地域だと一緒に雪かきをしたり、その地域性なども体験できますし、一人の子供として扱ってくれ、文化とか習慣以前に第2の家族のように思えるホストファミリーと出会える可能性もあります。
メリット②実践的な日常英会話が身に付く
「アウトプットの最大のチャンス」
ホームステイ先ではほとんど自分一人の時間がないので、朝から晩まで英語漬けになります。
留学先の学校だと手を上げにくかったり、友達と話している内容で分からない事だったりホームステイ先の方々にいろいろ教えて貰うことができます。
尚、最初にどんな厳しい指摘でもしてほしいとか、絶対に英語を話せるようになって帰りたいという意思を伝えておくと尚良いでしょう。
家事とかもちろん手伝いはするのですが、あくまでも当番制など学校の宿題や勉強する時間や友達と遊ぶ時間みたいなのもとれますので、いろんなことに積極性を出して取り組んでみて下さい。
メリット③安心感がある
「頼れる部分は頼り恩返しも忘れずに」
ホストファミリーは親代わりですので、例えば寮生活を送っている留学生の話とホストファミリーのところで留学した学生の話を聞くと圧倒的にホストファミリーと一緒にいた学生の方が安心感は高かったと言います。
寮だとルームメイトとか一緒に住むような友達はいるのですが、最終的には1人ですし家事や買い物、契約周りなども基本は全部自分でするので案外非効率だったりします。
特に中学生や高校生で留学する場合は、留学生の親御さんとしてもホストファミリーがいる方が安心できると思います。
また、どうしても出てくる分からない事や英語力不足によって説明できないことなどもホストファミリーがいれば相談できますし、ゆっくり話を聞いてくれて時間をかけて解決しようとしてくれます。
特に病気とか怪我とかトラブルとかそういうのはやっぱり大人がいると全然対応が違ってきます。
後はお金の心配も減ります。
基本的に光熱費とか食費とか全部まとめてお支払いしているので、食事の際にいちいち請求されたりとかも無いですし、必要なものとかは普通に買ってくれます。
クリスマスプレゼントを貰ったりすることもありますし、おやつも買ってくれたりしますし、もちろん自分のお小遣いで映画を見に行ったりできます。
寮ですと、自分のベッドとか冷蔵庫とか電子レンジなど全部自分で買って用意する初期費用の心配をしなければなりません。
デメリット①ホストファミリーと相性が合わない
「どうしても無理な場合は早い段階からエージェントに相談を」
そもそも言語とか生活習慣が違う人たちが一緒に住みますので、不快だなって思う事とか理解できない言動って言うのは普通にあります。
ここではそういうことではなくて、いわゆるハズレみたいな感じで、ホストファミリーの中では留学生に部屋を貸すことで収益を得るビジネスとして捉えている人とか、生活する時間やリズムが全然違い話す時間がほとんどない、そもそも家にほとんど帰って来ないとか食事は別など挙げればキリがないです。
本当にあった話しですが、ホストファミリーが家に全然いないので冷蔵庫は常に空っぽで、車の運転もできないので常に空腹。やることと言えばずっと一人でテレビをみるだけみたいな留学生もいました。
もちろんエージェントに電話をするとすぐにホストファミリーを変えてくれますが、時間が限られている留学生活を少しでも無駄にすると言うのはもったいない事です。
実は子供がホストファミリーにいるかどうかは結構重要で、例えば同年代のホストシスターやホストブラザーなどがいれば一緒にいろんなイベントにも参加できますし、本当の兄弟のように接することができます。
中には小さい赤ちゃんがいるホストファミリーだと、赤ちゃんをホストファミリーと一緒にあやしたりコミュニケーションがすっごく増えます。
また犬猫アレルギーがあるのに、行ったら猫を飼ってたというのもたまにありますが、この場合はエージェントのミスなのですぐに対処してもらえます。
ただ、どうしても無理と言う場合以外は、自分から心を開いて日本の料理をふるまったり、折り紙とか持って行って一緒にやったら喜ばれるでしょう。
このように自分からアクションを起こすことで初めて相手もどう接していいのかに気づいて行ってくれますので、お互いがアクションを起こすというのが重要です。
デメリット②プライベートの時間や空間が少ない
「一人になりたい時にはハッキリ言ってその後報告を」
基本的には留学生一人につき一部屋が与えられるのですがホストシスターやホストブラザーとルームシェアだったりもあり得ます。
プライベートの概念が日本とは異なっており、基本的に何もしてないのならリビングにいて欲しかったりとか、積極的にいろんなところに連れて行ってくれたりとかする場合があるので自分の時間を大切にしたい方はきついかもしれません。
また、ファミリーによってはそれぞれ門限などルールがあったり、ルールの幅も厳しかったり緩かったりします。
逆にこういう状況だからこそ英語が早く上達するというのもありますので、どうしても一人になりたい場合はちゃんとそれを伝えましょう。
そして、落ち着いた後にファミリーにさっきはこうこうこうだったって伝えれば相手も納得してくれますし、無駄な心配をさせずに済みます。
まとめ
「やっぱり習うより慣れよう」
どうしてもだめなホストファミリーというのいます。最初は基本的に選べないのでどうしようもないのですが、単に人としてそりが合わなかったり意見が違うなって場合は少し話をしていろいろ工夫をしてみて下さい。
とにかくコミュニケーションをして自分を知ってもらったり相手を知らないと何もかわりません。それでも無理だ!って時はエージェントに相談してみましょう。
- 大手英会話教室主任講師 Erika先生
- 英検準1級を取得し、大手英会話教室で8年お仕事をされているErika先生による記事です。大手英会話教室を退職後はフリーのライターとしてセブ島にて海外の魅力や情報配信や留学のお手伝いなどをされている英語が大好きな先生です。
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